神の名前―王国記〈7〉/文藝春秋
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太郎の成長、そして教子は朧のもう一人の子どもを生み、
精通のないはずの太郎と交った百合香は太郎の子どもを生む。

聖と性が入り乱れるなか起こるのは確かな奇跡。
「王国」は太郎とともにどんどん成長し、世に広まっていく。

どうなることがこの世界の終着点なのか、
というかどうなりたいのか。
解らないまま読み進めてるような気がします。

カッコつけて言うとゲッセマネの園に生まれたもう一人の神の国か。

思った通り赤羽さんが空気扱いもいいとこで哀しすぎる。
だけど朧もなんか存在感が希薄になってきたような…。

後半は一気に16歳に成長した太郎。
太郎は確かに尋常じゃない存在ですが、巻き込まれるのが嫌なので
実際いたら離れたくてしかたないだろうなあ…。

ほんと惰性で読んできてもやめることはできなかったシリーズですが、
既刊はのこり一冊。ここまできてたのか。
次で第一部完結だそうです。

さて、どういうしめくくりをつけるのか。

【王国記シリーズ 過去感想】
  王国記2 汀にて 
      3雲の影 
      4 青い翅の夜 
      5 午後の磔刑
       6 象の墓場




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