王国記4 青い翅の夜/花村 萬月
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修道女見習いの教子と逃げるよう長崎を旅する朧。

彼は赤羽に任せて(ほぼ捨てて)来た息子・自分では「無」とつけた太郎のビジョンを見る。


彼こそが朧の夢見る王であると、朧は確信する。


ここにきて赤ちゃんから幼児へと成長していく太郎君が、不思議な力を身につける。

朧に心酔したジャン、朧に痛めつけられつつも離れられない宇川。

朧と共にありたい教子。


それぞれが変化し、関わり、絡まり、変わっていく。


赤羽さん1人が置いていかれているようだ…。


正直このシリーズ、私は理解しきれないところが多いです。

だけど不思議と…続編も手に取るんだろうな。


この血と精液と汚物にまみれた生成りたちの物語はどこに帰結することやら。



【王国記 過去感想】

      2 汀にて  

           3 雲の影