午後の磔刑―王国記〈5〉 (王国記 (5))/文藝春秋
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清濁入り混じる濃厚なドラマも5巻目。

徐々に変化が見えてきました。


朧の息子であり、王国の神となる(とイメージを受けた)太郎が覚醒しはじめ、

教子は太郎のそばを離れ、ジャンと共に動き始め…王国がひそかに成長する。

ジャン、教子さん、太郎、百合香、そして朧のよくわからない鬱屈と陶酔。


相変わらず何が起こっているのか、何を言いたいのかわかるようでわからない。

宗教の中枢の、人間の業だらけのドロドロした部分を手探りでかき混ぜる感覚。


今回は薄味でしたが、何か予感はある雰囲気です。

うーん、でもそろそろ惰性で読んでるような。


嫌いじゃないけど。




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