今日羽田でのこと。
 
どちらかと言えば、旅慣れてるわたしは、さっさと飛行機を降り、
パスポートコントロールで、
お帰りなさいのスタンプをもらい、
ベルトコンベアを通り過ぎ、
トコトコ足早に歩いていた。
 
着陸便が他にないのか
税関のカウンターはガラすき状態。
 
そこへ、視界の右端に見慣れぬ動くものが
こちらへ向かってくるのが見えた…。
 
おじさん&ワンちゃんが
こちらへ突進してくるではないか。
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あっという間に私の足にまとわりつき、
クンクン、クンクン、
クンクン、クンクン…
 
やがてワンちゃんは私を素通りして
ベルトコンベアへ。
 
 
おおお~、これが麻薬探知犬!!!
 
 
さては、バンコクからのフライトだし、
身軽だし、
ちょいシンプル過ぎる服装だったから
疑われたか~w
 
 
と、今度は、
ワンちゃんとの遭遇を眺めていた
税関のおじさんから質問が。
 
 
『えっと、ここに(パスポートにあるインドのビザを指差し)行ったんですか?』
『そうです。』
『何しにですか?観光ですか?』
『え~と、瞑想のプラグラムで
施設に10日間篭ってました…。って
怪しいですね!!笑』
 
『(背中に背負ってるリュックと、
出国&帰国のスタンプを見て)
荷物はこれだけ?』
『はい!いつも身軽に旅してるんです。』
 
『中見せてもらっていいですか?』
『もちろんです!はい、どうぞ!』
 
『(覗き込み)少ないですね』
『行き先が南アジアだと、
洋服は帰りに殆ど寄付で置いてきてしまうので』
 
『なるほど!』
『ほんと、こうして見ると私は怪しげですねww』
『あ、いえいえ、もう大丈夫ですよ!ご協力ありがとうございます。どうぞ!』
 
 
こうして、晴れて、
空港を後にした私は、
我が家へと向かった。
 
そのたった24時間前、
私の目の前にあったのは、
ムンバイの夕暮れだった。