前回からの呼吸のお話の続き~♪
 
呼吸・観察、呼吸・観察、呼吸・観察
 
 
…を、朝4時半から夜9時までやっていると
こんなことが起きていく。
 
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体のどこかしらに、出てくるかゆさ、しびれ、
ちょっとした痛みや表現しにくい感覚などなどが
 
傍観者に徹し、観察することで、
消えていき、
再び そこここに生まれては、消えていくのを
リアルに捉えることができる。
 
 
肝心なのは、その感覚に捉われないこと。
なぜなら、
 
感覚が生まれると…
(例えばそれが匂いだとして)
 
→お!なにか匂いがある!(認識)
→なんの匂いだろう?
あ!おならだ! or 彼女の香水の匂いだ!(識別)
→いやだな! or うほ!いい匂いだ!(判断)
 
結果、
あ~嫌だ!嫌だ!! or もっと嗅ぎたい!もっと!!
と、判断の結果が増幅。
 
これが、カエルの歌のように、
自分の中でエコーを繰り返すことで
様々な嫌悪や執着、中毒へと繋がり、
 
その積み重ねにより
悩み、トラウマや、思考のクセが形成され、
しいては生きる姿勢へと波及していく。
 
 
この、最初はたったひとつの匂いという種別の
感覚に過ぎなかったものが、
 
個々の生き方を変えるまでに変容してしまうということを
 
 
呼吸・観察を繰り返すことで、自分が自分で理解する。
 
 
教材は、与えられたものでもなく、自分の呼吸。
観察者は自分。
その結果、得た理解も100%自分製。
 
 
その理解にたどり着くまでに
人間が持つ時間の尺度で
10日間のうちに着く人もいれば、
3ヶ月後、1年後に
真にその瞬間が訪れる人もいるだろう。
 
でも着く。
 
どんなにネットで情報を集めまくっても、
暗記能力が長けていても、
念仏を唱えても、
お守りを握りしめても、
パワースポットに行きまくっても、
 
自らの行動の背景にある思考が
変わらなければ、
所詮なにも変わらない。
 
 
"反応"せず、"傍観"することを
リアルに体験し、
 
"出所"後、
日々直面する現実の中で、
100回に1度でもそれを実践していくうちに、
思考、行動が、
なんて言うか細胞レベルで変わり、
やがてそれは自分の中に染み渡っていく。
 
 
だから、
自分の体験を通じて得たものだけを信じればよい。
それが自分にとって真理であり、
 
それ以外は、
自分の尊敬する師匠が言ってようが
フォロワーが多い著名人が言ってることだろうが、
誰もが読む古典に書かれてようが、
いかなることも
信じることはない。
 
 
そのためには、
自分で体験せよ。
 
手法は授けるが、
やるのは汝じゃ!
 
 
な!る!ほ!ど!!
 
 
へぇ!へぇ!へぇ!!
 
 
呼吸を観る者が、
真理の扉を開く。
 
 
ひたすら呼吸を観た10日間は、
それに徹底的に徹することができる
環境がすべて整えられた
驚異的な空間だった。
 
 
わたし的には、自分の実体験でそう感じなかったら
信じなくていいよ。全然構わないよ~ってのが、
いろんな宗教や多くの教えにある押しつけがなく、
気に入った~~♪
 
 
 
(注)微細な行為である、普通呼吸の観察は意外に難しい。
それをやりやすくするために、
意識エリアを、3日間かけて鼻→鼻の下に限定していった後、
体全体に広げていくが
ま、その話はここでは割愛した。
 
 
 

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