子どもが無意識のうちに、
感情を抑圧しキレやすくなるなどの生き辛さを抱える、
そんな関わりを、交流分析では禁止令と言います。
今日は禁止令その2、↓昨日の記事からの続きです。
生き辛さの要因~禁止令その1~
■■禁止令■■
(4)楽しんではいけない
(子どもらしく楽しむな、遊ぶな)
・「良い子にしなさい」
・「おとなしくしなさい」
・常に「勉強しなさい」と駆り立てる
・兄弟の面倒や家事手伝いを要求する
<その影響>
・遊ぶこと、楽しむことに罪の意識を持つ
・たまに好きなもの、おいしいものを
と思ってもお金を自由に使えない
・登校拒否の子どもが朝から晩までゲームなどで遊ぶ
(何年か分の遊びを取り戻そうとしている)
・たえず自分を駆り立てて仕事をする
・悩みがあっても感情表現できない
・過度に野心的に上を目指す
(5)健康であってはいけない
・病気の時だけ、気遣ってくれる、可愛がられる
・親が言葉では健康第一と言いながら、暴飲暴食で
身体を大事にしない、病気ばかりしている
<その影響>
・健康管理に無頓着、医師から注意されたことを守れない
・病気になることで、愛情や注目を得ようとする
(6)成功してはいけない
・子どもがやろうとしていることを先回りしてやってしまう
・子どものしたことに必ずケチをつける
「何をやってもダメだね」「必ずヘマをするんだから」
「何度言ってもわからないんだから」
・子どもが努力したり独創的なアイデアを出しても
「おまえに何ができるんだ」などと無視をする
<その影響>
・対人関係が構築できず昇進できない
・充分な能力がありながらおかしなミスを繰り返し
すべてを棒に振ってしまう
(7)重要な人物になってはいけない
・「あなたにそんなことできるわけないでしょ」
・「子どものクセに生意気だ・口を挟むな」
・「子どもはあっちにいってなさい」
<その影響>
・自分を軽視し、目立たないように生きようとする
・自分の意見を言うことができない
・劣等感が強く、リーダーシップをとるのが苦手
(8)みんなの仲間入りをしてはいけない
・「あんな子と付き合うのはやめなさい」
・「あの子とは口をきかなくていい」
・上記のように、子どもの活動を制限する
<その影響>
・なかなか人の輪に入れない
・自分だけ取り残されたように感じる
・集団の中にいても帰属感・所属意識をもちにくい
(9)実行してはいけない
・「さわっちゃだめ!壊すから」
・何かやろうとするたびに注意
・子どもが自由に振る舞うことを禁止(怒る・無視)する
<その影響>
・子どもは「何もしない方がいい」と決断してしまう
・自分ひとりでは物事を決められない
・意思決定がなかなかできず、優柔不断
・なので指示待ちが心地いい
・冒険やチャレンジができない
(10)愛してはいけない(信用してはいけない)
・愛情表現が見られない家庭
・両親の諍いがたえない
・両親のどちらかが、常に相手のわる口を言う
・嫁姑問題が常に起こっている
<その影響>
・なかなか人を信用できない
・友人であっても、信頼関係が築けない
・お付き合いしても相手を信頼できない
(11)考えてはいけない
・「お母さん(お父さん)の言うことをききなさい」
・「おまえは○○だけ考えていろ」
・「子どもは親の言うことを聞いていればいい」
<その影響>
・自分には考える能力がないと感じる
・考えようとすると混乱したり不安になったり、
面倒になったりして放棄してしまう
・計画を立てたり、冷静に判断・行動することが難しい
(12)欲しがってはいけない
・「そんなもの、いりません」
・その子の欲求より、親兄弟の欲求を優先させる
・親が我慢の生活をしているので、子どもにもそうさせる
<その影響>
・自分の欲求は後回しにする
・どうしたいのか聞かれると、わからない、何でもいい、
あなたのいいように、というような返答
・欲しくないものを衝動的に買ってしまう
以上、12の禁止令でした。
自分の中に取り込んでいる
このような隠れたメッセージを知ることで、
望む未来を生きる妨げになっているものに
気づき、変更することができます。
何をどう変えればいいのかが具体的になるのですね。
それでは、今日はここまでにして、
次回は、拮抗禁止令についてお伝えします。
このシリーズの記事はこちら↓
生き辛さの要因~~禁止令その1
生き辛さの要因~~禁止令その3
生き辛い行動パターンを変えるために
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