ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~

状態の良い”飲み頃”ワインに出会えた時の幸福感は格別なものがあります。
ワインの本当の姿を知るにはテイスティングではなく時間を掛けて1本空けるべき・・・原則少人数で1本空けた場合のみレポートしてます(テイスティングではなくドリンキング)

造り手や畑やヴィンテージを超えた、素晴らしい状態のワインに出逢った時、今まで飲んだワインは何だったの・・・そう思えてしまいました。


ワインをもっと美味しく飲みたい。

インポーターや酒販店やレストランによりワインの状態が大きく異なる日本のワイン市場の中で、手元に届いたワインの状態と、その素性を明らかにして行きたい。


また、どうせ飲むなら一番美味しいタイミングで開けたい。

ワインの産地から遠く離れたこの日本で、全てのワインが最良の状態で飲み頃を迎えられるとは限らないし、”飲み頃”の判断についても個人差あると思いますが、今開けたらこんな状態だった・・・セラーに眠る残りのワインの飲み頃を探る上で、私自身参考にして行きたい。


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7月14日

日帰り出張のこの日、久し振りに新三田駅で下車。

大阪市内以外の出張先がここ新三田なのですが、これまでなかなか訪れる機会を作れなかったエスコヤマさんをようやく初訪問。

猛暑の中、驚いたことにまだ蝉の鳴き声が聞こえない三田のだだっ広い住宅街をテクテク歩いてお店まで。余談ですが、googleマップ便利になってますねぇ。現在地からエスコヤマさんまでの道筋を、ちゃんと神姫バスの時間と共に表示してくれる。バス会社の使い辛い路線や時刻や料金の検索なんてもはや不要な時代なんだ。IoTの恩恵を感じました。

 

さすがは人気店、平日の昼間だというのにひっきりなしにお客が入って来る。

 

 

箱が素敵

 

 

なかなか美しいフォルム

 

もっと厚く切っておくれ!

 

小山ロール、1本千三百円。賞味期限は1日。クリームは生クリームとカスタードの二重構造。中心部には栗も並べられていた。タイプ的にはアテスウェイに比類。非常にレベルの高い上質なロールケーキで、スポンジと生クリームの基本部分が美味いので文句のつけようがない。Midi Apres-midiのフロールなき今、準横綱級か?

 

一緒に買って帰った我が家のプリンと昔プリンも美味しかった。次回出張時も絶対に寄るべし!

 

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飲んだ日:2017/7/9
国・地域:長野県
Vintage:2016年
銘柄:JAPAN PERMIUM 高山村産シャルドネ(白)
造り手:サントリーワインインターナショナル(株) 塩尻ワイナリー
購入店:-

価格:-
購入日:2017/7/8
飲み頃度/幸せ度:今でも十分に/美味しい(★★★)

 

前日のワイナリー訪問の余韻もあり、帰りしなに頂いたこちらのシャルドネを早速開けたくなった。

1年前に飲んだ銘柄は、「高村山シャルドネ」と「産」の文字が入っていないしエチケットのデザインも異なる。どちらもJAPAN PREMIUMシリーズではありますが、サントリーさんのラインナップの「品種」シリーズにあたるのか「産地」シリーズに該当するのか、HP見ても良く判りません。

 

フレッシュでシャープな酸、ほろ苦さ、レモン、パインといった果実味が飲み心地の良さを引き出す。ほのかな樽香がコクを生んでもいる。上品で、日本ワインらしい奥ゆかしさを伴ったシャルドネ。

二日目、旨酸味が口の中に広がる。改めてこのワインが相当イイ感じであると実感。高山村のシャルドネは、2015年に続いてこの2016年も好印象なワインだった。

 

長野県北東部に位置する高山村は、標高が高く降水量も少ないといったワイン用の葡萄栽培に適した場所らしい。現在はシャルドネ種が約6割を占めている模様。日本ワインがその葡萄産地の特徴を発揮するようになれば、日本版原産地統制呼称制度も今よりは進展するかもなどと思ったりもしたが、そういえば長野はかつてワイン好きの知事がそんな制度の導入に取り組んだ県だった。

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(・・・続き)

塩尻ワイナリーと岩垂原の葡萄畑を見学させて頂いた後、松本市内に移動してヒカリヤさんにて会食。商家の米蔵だった歴史的建造物を改装した"ニシ"で、フレンチと塩尻ワインとのマリアージュを楽しませて頂きながら、引き続き山本さんと篠田所長から興味深いお話も伺えました。

 

 

セビーチェ

豚皮/パプリカ/鯛/エシャロット

 

スポンジ

バルサミコ/信州サーモン/なら漬け

 

緑の野菜

スナップエンドウ/烏賊/茴香/ボッタルガ

 

信州産シャルドネ 2016

一部ネットショップの葡萄産地情報に誤りありますが、長野県上高井郡高山村86%、千曲市産14%が正しい(なにしろワイナリーの所長からの情報ですので)。樽はほとんど使わずタンクにて醸造。青りんごな風合いと共にキレとフレッシュさが好印象な1本。やっぱり塩尻ワインには登美の丘よりも"攻めてる"感が漂っているような。「クラフト的」なるワイナリーの事情の表れなのかもしれない。ヒカリヤさんのお料理とすさまじくマリアージュ。

 

アスパラ

帆立/卵黄/トリュフ/雲丹

 

 

塩尻メルロ ロゼ 2015

ほの甘く、かといってくどくもなく、何とも言えない美味しさ。「メルロかぁ、、、ほぉ」と独り感心しながら、押しつけがましさの欠片も感じさせないサクラ色のワインを楽しんだ。

 

玉葱

淡路島の玉葱

 

パプリカ/ベルジュ/地野菜/ベーコン

 

 

塩尻マスカット・ベーリーA 2013

塩尻ワイナリーの第2ケラーの中には、フレンチオークの樽と共に年季の入ったミズナラ樽が並んでいた。岩垂原で味わったMBAにしろこちらのミズナラ樽熟成にしろ、この葡萄品種ではなかなかお目に掛れない上品さとエレガンスな風情が漂う。そしてそれはサントリーさんのワイン造りにとって最も重要なエッセンスである事をこの日教えて頂いた。

山本さんの畑にヒカリヤさんのお料理と、いずれも強力な援軍があったとはいえ、この日のMBAは本当に美味しかった。

 

岩垂原メルロ 2013

ココア、カカオ、ダークチェリー、下草・・・こちらのワインは陽が降り注ぐ葡萄畑よりもフレンチの客席の方が楽しめる。

 

仔羊

浅利/グリンピース

 

ガスパチョ

カルピス/苺/桃/林檎/フランボワーズ/ジャスミン

 

さくらんぼと無花果

 

ヒカリヤ ニシのナチュレフレンチ、ちょっとシビれました。非日常の食の空間にマクロビオティックを取り入れる意味についても、この一回の食事への満足度で肯定的にならざるを得ない。是非また田邊シェフのお料理目当てにお邪魔したいです。そしてそのお供には"地元の素材"でもある葡萄で造られたワインがやはり一番似合う。塩尻ワイナリーさん、責任重大ですね!

 

新生塩尻ワイン、期待しちゃいます

 

サントリーさんのワインの中で個人的には比較的"塩尻推し"だった理由が、今回なんとなく腹に落ちた。気候、土壌、生産者、設備、、、ワインを構成する様々な要素において、きっと私にはこちらの個性の方が性に合っているのだ。

自社畑でありサントリーさんのランドマークでもある登美の丘が「優等生」だとしたら、より「クラフト的」に塩尻らしさを追及して欲しいなと。そうあり続けることが重要な成功要因であると私は信じて疑わないのです。

 

今回も大変貴重な機会を与えて下さったサントリーさんに大感謝です。どうもありがとうございました。

 

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7月8日

サントリーさん主催の塩尻ワイナリー訪問ツアーに参加させて頂きました。登美の丘、岩の原と共にサントリーさんの日本ワイン三大拠点の一つですが、通常は工場見学や一般公開をしていないそうで貴重な見学会となりました。

 

新宿駅から8時ちょうどのあずさ2号ではなくスーパーあずさ5号に乗って、塩尻駅に到着したのが10時27分。

 

 

施設は駅から徒歩圏内

 

 

開設は1936年(昭和11年)で、この翌年にウイスキーの角瓶が発売されて人気を博す事となる。それまでサントリーの事業を支えてきた赤玉ポートワイン用のワイン生産拠点であった名残りが今も色濃く残っていた。

 

開設当時からの建物

 

こちらは第2ケラー

 

この日の長野は今年一番の暑さでしたが、庫内の温度はこの通り

 

第2ケラーの中

 

このラックはウィスキーの樽を貯蔵していた頃の名残り

 

"赤玉"の文字入りのケースが山積みされていたり

 

"寿屋"時代の名残りがあちこちに

 

こちらは新しい建物内の醸造設備

 

正直言って、天下のサントリーさんの醸造施設とは思えぬ規模感に樽の数。登美の丘ワイナリーがボルドーのシャトー風なら、こちらはあまり人気のないブルゴーニュの小規模ドメーヌのような。見学会を催さない理由も良く判る^^;

しかしながらその一方で、ここ塩尻は登美の丘に負けないワインを生み出しているのである。登美のようなフラッグシップを除けば、私は塩尻産のワインの方が好みでもある。小規模・少人数なだけに、そこに「クラフト的な」と仰るワイン造りの姿勢が存在するのであれば、個人的にこちらを推したくなる理由も判る気がした。

 

これから発売されるラインナップらしい

エチケットに描かれる建物は↑の第2ケラーがモデルだそうです

 

 

施設見学に続いて、岩垂原地区の契約農家さんの畑に移動。

 

 

岩垂原の交差点を過ぎると一気に果樹園地帯に突入。作物が育たない火山灰土壌に仕方なくそばや果樹を植えたらしい。道すがら、標高700mという土地が生む寒暖差、県道293号と294号に挟まれた奈良井川という一級河川といった、良い葡萄を育む幾つもの"好条件"の存在を目の当たりに。

 

この日お相手をして下さったのは、「寿屋赤玉出荷組合」(今もこの名前を名乗っているらしい(なんだかカッコいい♪))の組合長でもあり、2代にわたってサントリーさんに葡萄を提供している山本園の山本博保さん。1980年以降、サントリーさんと二人三脚でワインの品質向上に取り組んでこられた功労者で、この日は山本さんが所有する塩尻ワインの中でも最も上質な葡萄を輩出する葡萄園を見せて頂いた。

 

その名の通り、岩だらけの土壌が水はけの良さを生んでいるらしい。

 

山本さんの歯に衣着せぬお話が楽しい♪

 

向かって右側がMBA、左がメルロ(だったかな?)

山本さんの畑は周辺のそれと比べ際立って美しかった

 

最も古い1980年植樹のメルロの葡萄畑で貴重なお話を伺う

(これも動画で録っておけばよかった)

 

所謂外来高貴種のメルロを1980年に植えてから、10年位はモノにならなかったそうです。一房につき葉は15枚まで、摘心をしつつ均一な日当たりを考えて山本さん自ら一文字短梢仕立てを採用。10㌃あたりの収穫量は約千キロとの事。

 

そして山本さんの葡萄畑を前にしながら、以下のワインを頂いた。

 

岩垂原メルロ & 塩尻マスカット・ベーリーA 2013

 

猛暑の中でも清々しい風が通り抜ける中、目の前の葡萄畑で育まれた葡萄から生まれたワインを味わうシアワセ。特にMBAはこれまで味わった事のない美味しさがグラスから溢れかえった。きっと人生最高のMBA体験になろうかと。

 

 

サントリーさん、山本さん、どうもありがとうございました!

(続く・・・)

 

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7月7日

サントリーさん主催の、シャトー・ラグランジュのセミナーに参加させて頂きました。

 

会場は神楽坂の和らくさん

 

 

 

先ずはシャトー・ラグランジュに関するお話をセミナー形式で。色々と興味深いお話を聞けて勉強になりました。

 

 

1級シャトーは皆ジロンド川から一つ目の丘に位置しているのだが、ラグランジュは二つ目と三つ目のの丘。バッカスが与えし優位性が歴然と存在する中での挑戦。

 

右下、左の塔の火災の痕が生々しい当時の様子

 

区画によって随分と土壌が異なる様子がありあり

 

葡萄はより完熟した状態での収穫を目指す

 

品種構成の変化もより"あるべき姿"に近づきつつあるようだ

 

シャトー・ラグランジュの経営方針は1984~2003年が「再生」で、2004~2023が「創造」なのだそうです。現在は3級のトップ・シャトーとしての名声確立に取り組んでいる第2ステージの真っ只中。そしてそれを裏付ける、より完熟した葡萄収穫や品種構成比の変更を実践するための設備投資と、その成果を可視化されたデータで説明して下さった。

また昨今の温暖化は、今のところワイン造りにとっては良い影響の方が大きいとの事でした。リュット・レゾネも実践していて2005年に認証も取得しているとの事だが、HPにも記載された「テラ・ヴィラティス」なる認証機関は調べても良く判らなかった。「テラ・ヴィティス(Terra Vitis)」の誤りだろうか・・・?(テラ・ヴィティスのようです)

 

シャトーから椎名敬一副会長も参加。貴重なお話を伺えた

 

余談ですが、椎名さんから「ボルドーの一級シャトーの利益率はどのくらいだと思います?」との質問が。答えを聞いて参加者全員がビックリ仰天びっくり

 

本日頂いたワインは4種類。

 

Les Arums de Lagrange 2015

白桃、トロピカル、くぐもった火薬、でいてフレッシュ。優しく柔らかなタッチ。ほのかな苦味はヴィンテージの特徴との事で、この年は暑かったおかげで表皮も厚いらしい。白はラグランジュの僅か4%だそうですが、透明感とキリリを狙って完熟葡萄から造られたこちらの白はつゆだくの旨味と酸が効いた魅惑のワインでした。

ソーヴィニヨン・ブラン 60%、ソーヴィニヨン・グリ 20%、セミヨン 20%。

 

Le Haut-Medoc de Lagrange 2013

サン・ジュリアンに隣接するサン・ローラン村とキュサック村の畑(樹齢は約40年)を取得し、2012年からリリースしているワイン。なのでラグランジュの3rdワインというわけではないけれど、ワイン造りのスタンスは何も変えていない模様。2013年は非常に厳しい年だったとの事ですが、ちゃんとエレガンス。市場価格を見る限りかなりのコスパだ。

CS 70%、メルロ 30%。

 

Chateau Lagrange 2013

当然の事ですが、ギアが明らかに上がる。↑の収穫時期でも判る通り難しいヴィンテージだったらしいですが、酸の立ち方がオー・メドックより鮮明。

CS 75%、メルロ 21%、プティ・ヴェルド 4%。

 

Chateau Lagrange 2011

柔らかく酸がしっかり残りつつ美味しい。2013に比べ優位に立っているとも感じる。

CS 62%、メルロ 32%、プティ・ヴェルド 6%。

 

ラグランジュが向かっているワインの味わいの方向性は、少なくとも私個人にとっては非常に好ましくて、今1本も存在しない我が家のセラーにもその内ボルドーワインが横たわるやもしれないと、そんな気にもさせてくれた。それはスーパー3級ワインを目指すにしろ、より裾野を広げるワインに向かうにしろ、です。

改めて市場価格を確認してみると、ラグランジュも非常に身近な価格帯である事を再認識。今のエレガンスの追及の仕方があと5年ある第2ステージの中でどう帰結するのか、楽しみにしたいと思います。

 

石巻より 毛蟹の冷たい茶碗蒸し 甲殻のソース

美味しい~(^^♪

 

岡山より 鱧の葛打ち とうもろこしのすり流し添え 柚子 梅肉

 

高知より 鰹の藁焼き サラダ添え 赤玉葱のドレッシングで

 

石巻より 相並のポワレアイナメ 江戸味噌クリームソース

 

イベリコ豚のスモークソテー 醤油をきかせたシャリアピンソース

 

マンゴープリン 小玉西瓜 キウイ

 

シャトー・ラグランジュのワインは創作日本料理にも優しくマリアージュしていた。

椎名副会長、サントリーの皆さま、和らくさん、貴重な機会をありがとうございました♪

 

おまけ

椎名さんを質問攻めにするラブワインさん(無断掲載^^;)。さすがだなぁ~

 

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