東海道本線全駅間歩き4(平塚-早川) その1・大磯のモダンな香り | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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今回の全駅間歩きは、またまた東海道本線です。

歩いたのは年末というには少し早い12月1日でしたが、

これが去年最後の全駅間歩きになるはずでした。

 

これから先の予定を考えると、

小田原までは去年のうちに歩いておきたいところでした。

そういう意味では、目標達成がかかった「小田原攻め」でした。

だからといって、小田原をゴールにしてしまうと次回以降の展開が少し心配だったので、

さらに1駅進んで早川駅をゴールにしました。

 

平塚-小田原といえば、箱根駅伝なら1区間に相当する区間。

東海道を歩いている限り、高低差もあまりありません。

そのまま東海道に沿って歩くだけではあっという間にゴールしそうなので、

ちょこちょこ東海道から離れて歩いてみたいと思います。

 

 

[そのほかの東海道本線シリーズはこちらから]

1回目: 東京-品川

2回目: 品川-東戸塚

3回目: 東戸塚-平塚

5回目: 早川-熱海

6回目: 熱海-沼津

7回目: 沼津-静岡

8回目: 静岡-浜松

9回目: 浜松-豊橋

10回目: 豊橋-名古屋(・武豊)

 

 

12月1日(土)  歩行区間:平塚-早川  天気:晴れ

平塚(7:00発)-大磯(7:57着・8:15発)-大磯城山公園(8:45頃)

 

 

今回は東京5時46分発の東海道線に乗りました。

まだ静岡行きだった高校時代からよくお世話になっている電車です。

その1本前は、数年前まで「乗り得電車」として名高かった5時20分発。

地元から乗ると46分発が精いっぱいだったので、

真っ暗闇の中、2駅先の東陽町まで自転車を走らせたことも何度かありました。

 

前回常磐線歩いた時の風邪はまだ引きずっていました。

咳が続くせいで喉がやられて、声が少し変わってしまいました。

そして、寝ている時も息苦しさで起こされ、寝不足も加わっていました。

今回も直前まで行くか行かないか迷ったのですが、

飲みの約束を入れていたのと、少し好転の兆しもあったので歩くことにしました。

咳き込むといっても、周囲に迷惑かけるほど咳き込んでたわけではないんですけどね。

 

 

東京から平塚までは約1時間かかります。

これから先に備えて車内で身体を休めようと思ったのですが、

自らの咳で起きてしまい、思ったほど寝ることができませんでした。

 

 

そんなこんなで平塚駅に到着しました。

東京口ではスカスカだった2番電車も、神奈川県に入ると混み始めて、

平塚あたりまで来ると、立ち客のほうが目立つほどでした。

 

 

 

前回は南口にゴールしましたが、今回は北口からスタートします。

こっち側はやっぱり立派ですね。

 

 

 

スタートしてまもなく、旧東海道に合流しました。

平塚は七夕祭りで有名な街で、この商店街も「湘南スターモール商店街」と名付けられています。

 

 

 

ちょうど東海道平塚宿と重なることから、

バス停のポールもこんな感じでした。

 

 

 

しばらく進むとアーケードを抜けましたが、

東海道平塚宿はここから先が本番だったようで、

宿場だった頃を伝える碑をあちこちで見かけました。

 

 

 

中心市街地と直結している場所ゆえ、比較的新しい建物が目立ちましたが、

古めかしい民家も残っていました。

 

 

 

国道1号に合流するとまもなく、大磯町に入りました。

東海道本線シリーズ初めての「町」です。

 

でも、ここはまだ平塚市街地。

なんだか変な気分です。

 

 

 

ちょっと南方向に寄り道しました。

すぐにJR貨物の相模貨物駅が見えてきました。

 

 

 

国道に戻ったところで花水川を渡りました。

ここが境界だったらわかるんだけど…。

 

奥に見える山は高麗山で、

山頂には神社があるそうです。

 

 

 

川を渡ると、国道1号は片側1車線に戻りました。

 

このあたりは旧東海道と国道1号が重なっています。

茅葺きの民家、しっかりした生け垣を持つ民家。

東海道を歩いているんだなと実感します。

 

 

 

いったん国道1号を外れて、旧東海道の小道に入りました。

 

道の両側に立つ木々が街道っぽさを醸し出していますが、

これらの木々は本当に昔からあったものなんだろうか。

 

 

 

まっすぐ進むと線路に突き当たりました。

昔は踏切があったのかもしれませんが、今はありません。

自転車と歩行者は地下道を通って反対側に抜けることができます。

 

 

 

線路の反対側は松並木でした。

こっちは昔からありそうな雰囲気。

 

…にしても、奥の松、ちょっと倒れすぎじゃありません?

あんだけ倒れていると、風が吹いたら倒れそうでちょっと怖い…。

 

 

 

いったん国道1号に合流しました。

大磯駅まであと少しです。

 

 

 

大磯駅へ向かう道に入りました。

 

奥の建物は貿易商の別荘として1911年に建てられたもので、

現在はレストラン「大磯迎賓館」として使用されています。

 

 

 

大磯駅に着きました。

丘が迫る立地条件ゆえか、駅前はちょっと窮屈です。

 

 

 

大磯駅に着くと、そのモダンな駅舎に目が行くはずです。

この駅舎は初代駅舎が関東大震災で倒壊したのを受けて、1925年に再建されたものだそうです。

駅の設備は新しくなっていますが、駅舎そのものはモダンな香りが漂っています。

改札口上のガス灯を模した照明もいい雰囲気出しています。

 

 

 

ホームは1面2線の島式です。

1日あたりの乗車人数は1万人を下回っており、

それゆえかホーム上屋も一部ありませんでした。

 

 

 

少し休憩して、次の駅へ向かいました。

先ほどの道は駅が終点ではなく、その先へと続いていました。

 

 

 

再び国道1号に合流しました。

大磯は明治時代以降のリゾート地として知られていますが、

旧東海道時代には宿場が設けられていました。

 

右の建物は古民家改装のレストランでしょうか。

 

 

 

旧東海道は反対車線だったようですね(苦笑)。

いやはや失敗失敗…。

 

 

 

さらに東海道を西へ進みました。

 

 

 

基本は住宅地ですが、

モダンな雰囲気の民家も点在していました。

 

 

 

切り通しを越えると、大磯城山公園に着きました。

丘の上から周囲が一望できるみたいなので、

ちょっと寄り道してみたいと思います。

 

 

 

階段登った先に待ち受ける景色とは…??

 

 

その2へ続く

 

 

平塚駅から大磯駅先までのGPSログです(1/50,000)。

地図からも大磯町域が平塚市街地に飛び出している様子が分かります。

昔の花水川の流路に従っていると思われるのですが…。