東海道本線全駅間歩き2(品川-東戸塚) その1・高層ビル街を抜けると… | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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次の全駅間歩きは東海道本線です。

北海道行きに備えて確保した10連休でしたが、

延期日程を確保すべく、年休部分は急遽出勤することにしました。

(うちの職場は、3日ある夏休みは9月までに使うことになっています)

結果、5連休の後2日出勤して3日休むというややイビツなスケジュールになりました。

 

この週は2日出勤しただけですから、体力的には余裕がありました。

そのため、月曜火曜と歩いたばっかりなのに、もう一回歩いてもいいかなと思ってしまいました。

この段階ですでに北海道旅行の延期日程は決まっていましたが、

まだ普通に台風が来る時期ですから、そもそも100%行けるかも分かりません。

ならばネタ作りに歩いておくのもいいかと、歩くことにしました。

 

 

「東海道本線全駅間歩き」は今回が2回目ですが、

前回は東京から品川までの短距離だったうえに、

4年前に逆方向で歩いたことがある区間だったので、

実質的には今回が最初の全駅間歩きといえるかもしれません。

 

今回は品川駅から神奈川県の東戸塚駅を目指します。

ゴールが東戸塚というのはやや中途半端な感が否めませんが、

プランニングしてみると、日没時間の関係でここまで歩くのが精一杯でした。

横浜までは2年前に歩いた京浜急行のルートと接近していますが、

なるべくそのときとは違うルートを歩くようにしました。

 

本格的に始まる「東海道本線全駅間歩き」。

どうぞ最後までご覧ください。

 

 

[そのほかの東海道本線シリーズはこちらから]

1回目: 東京-品川

3回目: 東戸塚-平塚

4回目: 平塚-早川

5回目: 早川-熱海

6回目: 熱海-沼津

7回目: 沼津-静岡

8回目: 静岡-浜松

9回目: 浜松-豊橋

10回目: 豊橋-名古屋(・武豊)

 

 

9月16日(日)  歩行区間:品川-東戸塚  天気:曇り

品川(6:15発)-大井町(7:02着・7:15発)-大森(7:44着・7:55発)-

 

 

スタート駅・品川駅です。

東海道線郊外電車の次駅は川崎駅ですが、

郊外電車が通過する京浜東北線の各駅も東海道本線に所属しています。

全駅間歩きですから、横浜までは京浜東北線の各駅を巡る形で進みたいと思います。

 

 

 

早朝ゆえ、まだ利用者は少なめです。

 

品川駅もどこかしらが工事中の感が強い駅です。

泉岳寺方面の再開発とリニアが開通するまではそんな感じが続くのでしょうか。

 

 

 

今回も港南口からスタートします。

港南口は駅前から高層ビルが林立しています。

 

空はどんより曇り空。

雨が降り出さないか、少し心配です。

 

 

 

東海道本線全駅間歩き、2回目のはじまりです。

 

まずは品川インターシティとグランドコモンズのペデストリアンデッキを通り抜けました。

国鉄時代は、新幹線の車両基地や貨物ヤードがあった場所なんだとか。

 

 

 

グランドコモンズの居住棟ってどんなブルジョワが住むんだろうと思っていたら、

庶民的なアパートが見えてきて一安心…。

 

 

 

そのままペデストリアンデッキを下り、旧東海道の方向へ進みました。

ここまで来ると、所々に古い建物も残っていました。

 

 

 

このあたりの旧東海道は京浜急行の時に歩いているので、

敢えて東隣の八ツ山通りを歩きました。

 

 

 

山手通りから旧東海道に入ってみました。

このあたりは北品川宿の南端です。

 

品川宿は目黒川を挟んで北と南に分かれていたそうです。

「品川駅よりも南にあるのに北品川?」という答えはこれだったりします。

 

 

 

そしてこちらは南品川宿です。

 

 

 

京急線の高架をくぐって、ゼームズ坂にさしかかりました。

明治時代、ウィリアム・ジェームスという人が改修して造られた坂道なんだそうです。

 

今は登ってるかも分からないくらいなだらかな坂ですが、

改修前は結構な急坂だったそうです。

 

 

 

坂を登り終えると、大井町駅まであと少しです。

左側の細長い建物群が、昭和のカオスを今に伝えているようです。

 

 

 

駅前の商店街です。

大学時代、この通りにある鉄道模型店によく通いました。

めっきり行かなくなりましたが、まだ同じところで営業しているようです。

 

角にあったラーメン屋には、

こんな時間から長~い行列ができてましたよ。

 

 

 

大井町駅に着きました。

この駅が開業したころは行政域も(荏原郡)大井町でした。

 

まだようやく7時になるかならないかという時間。

行き交う人もそれほど多くありません。

 

 

 

JRのホームは京浜東北線のみの1面2線です。

 

大井町駅はヴィヴァルディ「四季」の発車メロディが使われていることでも知られています。

今でこそあちこちで「オリジナル(ご当地)メロディ」を聞くことができますが、

発車メロディが大井町駅で導入された当初は非常に珍しい存在でした。

これは当時の駅長がクラシック好きだったためと言われています。

 

後に高尾駅の発車メロディも「四季」に変わったのは、

その駅長が高尾駅に異動したため…というのは本当なんだろうか。

 

 

 

次の駅を目指します。

 

 

 

歩道橋渡って、池上通りに入りました。

 

 

 

住宅地をしばらく進んで、品川歴史館を通過しました。

 

 

 

その先には有名な「大森貝塚」があるのですが、

朝が早すぎてまだ開いていませんでした。

 

大田区側にも貝塚の史跡がありますが、

こちらも残念ながら開放時間前でした。

 

 

「貝塚」といえば聞こえは良いけど、結局のところはゴミ捨て場。

そんな所も時間が経てば史跡になるところが面白いですよね。

 

 

 

まもなく大田区に入りました。

 

大田区の大田が「大森」+「蒲田」であることを知らない人は

都民でも意外と多いんじゃないかと。

 

 

 

大森駅まであと少しです。

線路の西側はどちらか言えば裏側にあたるようです。

 

 

 

大森駅に着きました。

こちらは西口ですが、東口はアトレの駅ビルと一体化しています。

 

 

 

ホームはこちらも1面2線。

東側を郊外電車が通過しています。

 

 

 

東口から出て、次の駅へ向かいたいと思います。

 

 

 

アーケードの大森銀座商店街を突き抜けました。

まだ開いている店も少ないため、人通りもまばらでした。

 

 

 

登記所通りに入って、環七通りへと向かいました。

 

 

その2へ続く

 

 

品川駅から大森駅先までのGPSログ(1/54,000)です。

 

ルートとしては、総じて線路の東側を歩いた方が見所は多いのですが、

東側は京浜急行全駅間歩きで歩いているため、敢えて西寄りに歩きました。