農に学ぶ。

すべての命をいつくしみ、
思いやりとやさしい気持ちを忘れずにいたい。


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澄み渡る青空の下、農に学ぶ。の収穫祭が行われた。
毎年150名を超す方々が参加する農に学ぶ。の収穫祭では、日常とは違った出会いがある。

今日はこんな出会いがあった。

今年から整備を始めて、すっかり見違えるようになったたんぽぽ農園に隣接する山。そこに設けた子供向けのワークショップから一人の女の子とお母さんが
会場の田んぼの方へと戻ってきた。
女の子の手には平らな正方形の板。
紅葉したもみじをデコレーションしていた。
自分の4歳の娘の少し前のころと面影が重なり声をかけてみた。
年を聞くと3歳になったばかり。
おじさんに見せてと聞くと、始めは怖がっていたけど、
上手に作ったね~と言うと恥ずかしそうに自分の作った作品を小さな手で手渡してくれた。

photo:01



お母さんにどちらからですか?と伺ってみたところ、
福島から疎開中だったようで、お父さんは仕事の関係で福島にいらっしゃる様子。
三連休で帰京されいるようで、明日はまた戻られるらしい。

福島。自分もあの震災後に生き方や考え方が変わった気がする。
この農に学ぶ。に出会ったのもあの震災の後。

これまで、あの震災の「おかげ」で原点回帰が必要だと思っていた。
だけど、その考え方は間違っていたのかもしれない。
少なくとも、これまで一緒に暮らしてた家族が離れ離れとなった。
あの震災での「お陰」で何かに気がついたというのは、何か大きな物事の犠牲の上に成り立っていることを
忘れているような気がした。

凛とした空気の中に、そのお母さんの何とも言えない温かい笑顔があった。
明日また単身で福島に戻るんです。
それを聞いて、そのお父さんにせめて娘さんらの写真を持って行って
もらいたいと思い、綺麗になったタンポポ農園の山をバックにそのお母さんと娘さんの写真をお撮りした。
それが同じくらいの娘を持つ私にできる精一杯のことだった。

帰宅してから改めてその女の子の作った作品を眺めていた。
なるほどと思った。
下の二枚のもみじがパパとママ。
そしてその上の小さなもみじがその女の子。

文・写真 / 杉田豊樹




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10月7日(日)、以前農に学ぶの木村代表がこのブログでお知らせしていた、世田谷区制80周年記念コンサート「太陽と土と水を この手に」へ子供たちを連れて出かけてみた。

このコンサートは、「上を向いて歩こう」などの名作を次々に世に出した中村八大の『太陽と土と水を』という隠れた名曲を市民らで構成される合唱団で歌い上げるもの。

本来ならば、この報告をしようと思っていたところであったが、演奏者として出演されていたあるグループ目を奪われた。その名も『ざ・五人囃子(ごにんばやし)』。そう、あの桃の節句でお馴染みのお雛様の五人囃子で、“太鼓”“大鼓”“小鼓”“笛”そして“うた”を現代風にアレンジしたパフォーマンスに特徴。

当日は「森のピアノ」というざ・五人囃子のメンバーが創作した物語が披露された。

~~ある森にタヌキのおじいさんがいて、雨になると太鼓を鳴らし、その音に合わせる形で他の動物たちも鳴き声を出す。それが里の人間たちにとってはどこか不気味で怖い存在で、里の人間たちを必要以上に森に近づけなかった。だが、ある時、そのタヌキのおじいさんも、自分は古臭くて、役目は終わったと太鼓を鳴らすのを止めてしまう。すると怖いものがなくなった人間が森を切り開き、建物を建ててしまう・・・というようなストーリー ~~

とにかくストーリーが素晴らしい!この話には日本人が古来から持っていた闇への恐怖心、動物(自然)への畏敬の念、そして(森の)神の存在。色んな要素が織り交ざっていた。

作品の披露が終わって、リーダーが一つ一つの楽器の特徴を丁寧に説明。会場の人も普段滅多に見ることのない日本古来の楽器に魅了されていたようだった。楽器以外にもリーダーが発するあの独特の声。すばらしかった!

最後にリーダーが発した「『間』を楽しんでほしい」という言葉には妙に引き込まれ、演奏を聴いて納得した。日本の社会には色んな形で「間」というものが存在している。こんなところでまたそのことに気がつけるとはいい出会いだった。

11月にはイタリアでの公演があるそうで、これから大いに日本人の心を、世界へ発信していってほしい。そして、日本の子供たちも、日本人ならば、この日本人の魂を芯から感じてほしい。

【ざ・五人囃子のホームページ】
http://www.goninbayashi.com/

事務局 杉田
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$農に学ぶ。

9月もあっという間に終わり、10月に入った初日、しばらく体調が悪く、田んぼとご無沙汰気味だった息子が蛙やカマキリを捕まえたいというので、一緒にたんぽぽ農園に出かけてみた。たんぽぽ農園に続く道の脇には、彼岸花がきれいに咲いていた。

その日、たんぽぽ農園ではメンバーの何人かがもち米の稲刈りをしていた。どんぐり農園と比べて広さが3倍もあるたんぽぽ農園での稲刈りは10月中は続きそうだ。

$農に学ぶ。

久し振りに田んぼに来た息子、普段はすぐ回りの畦で虫取りを始めるが、今日は田んぼの中にトノサマバッタや他の生き物がいることを伝えると、この日は進んで田んぼに入って、カマで稲刈りをした。まだ年長さんなので、もちろん稲刈りは初めての経験。事務局長の松田さんに手ほどきを受けながら、多少刈り残しはあったにせよ、上手に稲刈りのお手伝いが出来た。

$農に学ぶ。

畦か、田んぼの中へそっと置かれた刈った稲は、次に藁で結束する。藁は少し水に濡らした方が結び目がしっかりできるのでそうやるので、息子に脇の水路で藁を浸すように頼んだ。どうも息子には「浸す」という言葉がはじめはわからなかったようだが、全部じゃぶじゃぶ付けてと言うと意味がわかった
様子。私は幼稚園児だからとって、あまり言葉を子供用に直すようなことはしない。なぜなら、その必要はないから。子供は自然とその言葉の意味を動作や様子の中で学べる。浸し終わった息子が今度はどうして浸すのか?と質問してきたので、「う~ん、こしがでるから」。正確な表現ではなかったかもしれないが、なんとなくわかったようなわからないような顔をしながら、作業にまた戻っていった。

結束のやり方もまた松田さんが丁寧に教えて下さった。どうも要領がわかったらしく、いつもならいくつかやると飽きてしまって、また虫取りを始める息子だが、この日は「おもしろい、おもしろい」と言って、次々と結束の作業を手伝ってくれた。おそらく今まで日常生活では「結ぶ」ということができなかったにも関わらず、思わず田んぼで結ぶことを覚えたことが本人にとって自信となってのであろう。

$農に学ぶ。

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結束が終わると、今度は天日干しするため、馬まで持っていく。今日の息子はなんとなく勇ましい。松田さんが肩に乗せるのを見ると、自分の体重くらいあるだろうか、何束も担いで20メーターほどを歩いていく。後姿がなんともいい。木村さんも「子どもが稲を担ぐ姿はいいね~、いいね~」と何とも嬉しそう。「杉田さん、写真とっててあげてください」と木村さんが言うくらい、絵になっていた。

農に学ぶ。

農に学ぶ。

農に学ぶ。

馬につくと、大人の背の高さに合わせているので、子供にはちょっと高い。いつも木村さんの軽トラには「コンテナ」(黄色い農作業用の入れ物)があるので、それを拝借し台にした。稲を干すときは一株をおおよそ20:80の割合で分け、それを交互に詰めて掛けていく。それにより、沢山の稲をかけられ、また風などで飛ばされることも少なくなるからだ。松田さんにまたもや手ほどきを受けながら、どんどん作業をこなしていた。

$農に学ぶ。

この日一日頑張った息子にはご褒美が待っていた。蛙でも息子が好きなシュレーゲルアオガエルを捕まえられたのだ。そして息子はもっと捕まえたいと言った。「虫は取るよりも出会うもの」と木村さん。おっと出ました木村語録。なるほど、偶然田んぼで稲刈りをして出会った瞬間の感動は格別だ。今の時代は虫が取れなければ、買う時代。すっかりそういうわくわくした気分を味わえる機会が減っているのが残念でならない。「ゆうくん、木村さんの言ったこと聞いてた?」と息子に言うと、すでに他の遊びに夢中になっていた。「虫は取るより出会うもの」息子もいつかまたこの言葉をじっくり味わってほしいと思った。

それにしても、今日の息子はどこかたくましく見えた。もっともっと田んぼで色んなことに出会い、そして学んでほしいと思う。

(写真、文:杉田豊樹)
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どんぐり農園の奥には三本鍬や平鍬を使って子供たちと作った畑が一畝(うね)ある。先日、その子供農園に大根の種を播いた。周りのコオロギに食べられなければ、おたふく大根や青首大根の芽が出てくるはずだ。

実はその種。種は種でも自家採取されたもので、ルーツを辿ると木村さんのお知り合いで、埼玉にいるあるおばあさんから頂いたものらしい。種と言っても、最近は「F1」と呼ばれる「一代交配」が主流らしく、農家はその種を種苗業者から仕入れ、その種で形が均一に揃った野菜を作れるという。元来、農家は来年用の種を残してきたのだが、その手間も必要なく、農家にはすこぶる便利になった。もちろん、その種は一回限り。たとえ出来た野菜から種が出来たとしても、親の遺伝を受け継かないためよく育たないらしい。

その話しを聞いて、どこか寂しい思いがした。命あるもの、種を保存するためにありとあらゆる手段で生命のDNAを伝えてきた。それが現代の使い捨ての時代にあって、人間の生命の根源でもある食にはその面影すらなくなろうとしている。

日々の慌ただしさの中で暮らしていると、目先のことに囚われることが多い。そんな中で毎週末、寺家、三輪の里山に通うようなって、先祖代々伝わることを一世代も絶やさず『伝承』すること大切さとその難しさをこの頃よく感じている。

一度途絶えたものを取り戻すには、相当の年月がかかるだろう。もしかすると、もう二度と次の世代以降は見ることも、感じることもできないかもしれない。あの里山には、伝承すべきものが沢山あるような気がしてならない。

【畑を耕す子供たち】
$農に学ぶ。

【以前鞘から取った大根の種を植えている子どもたち】
$農に学ぶ。

【親の遺伝子を確実に伝承した大根の芽】
$農に学ぶ。

事務局 杉田


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先日、こういう出来事がありました。

最近のどんぐり農園では子どもたちが大人に交じって、のこぎりなどの道具を使って、竹などを自分で切って遊んでいます。はじめはおっかなびっくりで切っていた子どもたちもだんだんとコツを掴んで、あっという間に上手になっていきます。

それでも、やはりまだまだ小さい子供ですので怪我をします。先日も息子が使っていたのこぎりの刃が自分の手の甲に当たってしまい、少し怪我をしていました。私は擦り傷程度だったのでそのままで大丈夫と言ってその場を離れていたのですが、やはり傷が気になったのようで、近くにいた木村さんに話をしたようです。
すると木村さんは納屋に置いてあったガーゼで応急処置をして下さっていました。子供はまた安心して遊んびに戻りました。

翌週、その日は午後から打ち合わせがあったため、息子は連れていきませんでした。家を出ようとした時、息子が戸棚を開けて何かごそごそやっています。何か持ってきたなと思って見てみると、小さな手で大きな箱に入った絆創膏、消毒液、虫刺され用のムヒを持ってきました。息子から、「今日は僕はいけないけど、他のお友達が怪我したら使ってね」と。最近の子供たちは道具を使う機会が増えてきたので、万が一に備えて救急箱を持っていかねばと思っては忘れていたのに、すぐこうして行動に移せる息子に驚きを隠せませんでした。

その日は不運にも息子の大の仲良しのお友達が遊んでいてお顔に怪我をしてしまいました。大事には至らなかったのが本当に幸いでしたが、もしかすると何か感じていたのもしれません。帰宅後、おもちゃで遊んでいた息子にその日の出来事を伝え、息子にありがとうと伝えると、うんとだけ言って、また遊びに戻りました。

子どもは大人からやさしくしてもらえば、自分も相手にやさしくなれる。親がキャッチできないことでも、そばに他の大人がいれば聞いてあげられる。今の世の中で失われてきていることかもしれません。

事務局 杉田


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