前回分は



遠隔手術 01



遠隔手術 02



遠隔手術 03



遠隔手術 04



遠隔手術 05



遠隔手術 06



遠隔手術 07



で お読み下さい。







鎌田の 恋敵(?)山下への 自分勝手で 一方的な 復讐が 開始された。



鎌田は 装置を 密かに 自宅に 持ち帰った。 



夕食後 自分の妻が就寝した後 自室で 装置を 実際に 使用してみることにした。 



自分の頭に装置を きっちりと密着させて装着して 心で念じて 装置をスタートさせた。



殆どの操作は 思考つまり 鎌田が 考えるだけで その思った通りに 動作するはずだった。



相手の身体を 触診したり 観察したり 臭いを感じたり 視覚 触覚など 五感を 実際に その現場にいるのと同様に リアルバーチャルに 感じることが出来た。



同時に 装置に 頭の中で命じれば 診察 治療相手の 視覚 聴覚 触覚などの 五感をも 自分の五感として 感じることも 可能だった。



まず最初は 山下の 脳に働きかけて 山下を 温和な性格から 凶暴な性格に 変貌させてみることしした。



この装置の 正確な 性能 精度を 測り 同時に その使用法を 完全にマスターする目的もあった。



鎌田は 山下の 穏和で 真面目な性格が 凶暴で 雑で 倫理観の欠片もない性格になるように 装置を使って 念じてみることにした。



装置の操作は こんなことで良いのかと感じるほど 簡単すぎた。




( 以下 次回へ 続く )