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僕は、30歳の時にIT業界に転職しました。
その前は、コンビニのFC(フランチャイズ)オーナーのもとで、3店舗のマネジメントに携わっていました。
ITコンサルタントとして独立している人間としては、かなり特殊な経歴だと思います。
IT業界に入った時は、実は営業の仕事がきっかけでした。
20代、みっちり店舗マネジメントを学んだ僕は、30代の独立を見据えて、一つ不安なことがありました。
「営業スキルを身につけた方が良いのではないか?!」
店舗マネジメントは、ある意味「守り」の仕事です。
勿論、積極的な営業活動も出来ますが、基本的にはお店に来て頂いたお客様が気持ち良くお買い物をして頂くための店舗づくりが仕事の中心です。
経営者になると、売上を伸ばすために積極的に営業活動に携わる必要があると、その当時も認識してました。
当時の社長からは、こう言われていたからです。
「売上は、全てを潤す。」
そうなんです。
確かに、経費の使い方を工夫したり、人件費を抑えたりして、コストカットによる利益確保も重要ですが、売上が上がらないことには、会社や店舗は発展しません。
そして、売上はお客様に喜ばれている指標でもあります。
だからこそ、経営者として独立するならば、「最悪、自分一人でも仕事を取ってこれる能力を身につけなければ!」というのが、30歳を迎える僕の頭の中にフツフツと湧いて来たのです。
前置きが長くなりましたが、これが僕が営業職に転職した経緯です。
どちらかと言うと、「ITありき」ではなく、「営業ありき」の転職でした。
これも、結構珍しいかも知れません。
「やりたいこと」よりも、「身につけたいこと」を選んだわけですから…
でも、才能があるかはともかく、ありがたいことに営業という仕事にそれなりの適性はあったようです。
日本のシリコンバレー、渋谷の某中小ソフトハウスに勤め始めた僕は、早速大きな障害にぶち当たります。
それは、技術知識です。
営業という仕事は、商品を売る仕事ですから、商品に対して少なくとも顧客よりは詳しくないといけません。
だから、まず始めにやらなければならないことは、最低限の技術知識を身につけることでした。
これは、今では当たり前に出来ることですが、当時はかなり大変だった記憶があります。
何せ、パソコンもロクに触らない仕事から、いきなりコンピューター業界ですからね…
勿論、それなりの知識を身につけるなんて、スグには出来っこありません。
でも、営業だから仕事は取ってこないといけない…
しかも、営業経験ゼロ!
…
最初の3ヶ月は、売上ゼロでした。
電話をかけても、訪問しても断り続けられ。。
ようやくアポが取れて、先輩社員と同行するも、うまく説明出来ず。。
「もう辞めたい!」
そんな時、社長が僕の上司(マネージャ、以下マネと略)に問いかけたそうです。
社長 「飯島くん、どう?」
マネ 「いやぁ、箸にも棒にもかからないですね~(`_´)ゞ
社長 「何ぃ?!そんなワケあるか!!もういい、どけ!!」
…
というやり取りがあったと、あとで社長から聞かされたので、ホントかどうかはわかりませんが?
まぁ、普通に考えて自分が採用した社員を「箸にも棒にもかからない」って言われたら、怒るよね、普通(笑)
ともかく、結果の出ない僕に業を煮やした社長は、直接僕をカバン持ちに指定し、自ら営業指導に乗り出したのです。
そのあと、どうなったのか?!
この続きは、次回にお話します(^_^)
本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!
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