※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「シリーズ連載への想い」を先にお読みください
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前回（第８話） の続きです。
「発病前のキャリア～発病～闘病～そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。
（※シリーズ目次は、コチラへ ）
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今日は、まず最初に、キャリアコンサルタント木村典子として、前回に関連して大切なことをお伝えしますね。
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「夢だと思いたい」と逃避の気持ちから、現実として受け止め始めた私が、真っ先に気になったのはお金
のことでした。２００１年９月１１日、急性骨髄性白血病で緊急入院した時の私は、彼氏（現・夫）はいたものの、バツイチ一人暮らし失業中。
そんな私が、少しホッとしたのは、前回 お話ししたように、高額療養費のことを知ったからでした。
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「高額療養費」。
カンタンに言うと、保険診療の自己負担分が、収入に応じて上限があると言うもの。
例えば、入院中の私の場合、
入院の室料。
ほぼ毎日のような輸血。
感染予防のための大量の飲み薬、点滴、抗がん剤など膨大な薬代etc.
高額療養費の適用前の金額は、保険診療の３割負担分で、１００万～３００万円/月、かかっていました。
しかし、
保険診療分は、高額療養費の上限までしか負担しなくて済んだので、保 険外費用の入院食事代なども含めて、１０万円/月程度で収まっていま した。
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もし、前職を離職した後、社会保険の手続きをちゃんと済ませていなかったら、、、
一体どうなっていたでしょう
国民健康保険に未加入で、
保険証がないと、全額負担
とんでもないことになります
入院中は、他にも、
パジャマ代、除菌ティッシュ代、
そして、
全て衛生面で使い捨てじゃないといけなかったので、紙コップ代、割ばし代などなど、
とにかく次から次へとお金がかかりました。
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再就職のご相談に来られる方の中には、国民健康保険と国民年金に未加入の方もいらっしゃいます。
確かに、離職中に、国民健康保険料と国民年金保険料の支払は、負担が大きいと思います。
でも、、、
もしも、離職中に、私のように万が一のことがあったら、、、
私のような大病ではなかったとしても、明日の健康を保証された人はどこにもいないんです。
会社を退職して、前の会社から諸手続に必要な書類が届いたら、ちゃんと国民健康保険と国民年金の手続きは済ませておいてくださいね
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さて、、、お話を２００１年９月、入院３日目に戻しましょう。
入院翌日から、持続点滴（２４時間点滴）で投与しはじめた抗がん剤は、どんどん白血病細胞をやっつけ始めてくれました。
しかし、時折、「コンコン、コンコン」とカラ咳が出始めたのです。
看護師さんに、「なんか時々、コンコン咳が出るんです。」と伝えましたが、「何でしょうね～」とサラッと流されてしまっていました。
私も、たま～に、「コンコン」と咳が出る程度だったので、気にしていませんでした。
そして、入院４日目、抗がん剤投与３日目の夕方。
熱を測ると、３８度。
その後も、少し時間をおいて測る度に、３８度５分。３９度。３９度４分・・・と上がり続けました。
駆け付ける主治医。
私は、とにかく息苦しくてたまらない。
息をしているのに、、、、苦しい。
肺炎にかかっていたのです。
「お母さんに連絡します
」と主治医。
抗がん剤投与は、急きょ中止。
私は、訳も分からず、ただただ苦しくてたまりませんでした。
こちらへ つづく・・・
※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私 の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。
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