空、、、好きですか
すっきり澄み渡った青い空。
灰色の雲が立ち込めた今にも雨が降りそうな空。
ぽっかり白い雲が、まるで絵のように浮かんでる空。
見るだけで暑くなりそうな入道雲。
秋を感じるイワシ雲。
バラバラバラバラバラ!傘に当る雨音をBGMに見上げる雨空。
一日として、一時として、同じ空ってないんですよね。
、、、その経験とは、
2001年~2002年、1年以上に渡る、急性骨髄性白血病の闘病の入院生活。
「白血病」は、体を外敵から守る白血球が、がん化する病。だから、異常に免疫力が下がるんですね。
その治療は、 抗がん剤で、造血機能が抑制されるまで叩いて、 一旦、白血球数が、正常なら3000~8000位ある所を 、100以下くらいまで下げちゃうんです。
移植の時は、白血球0状態までになるんですよ。
体を守る白血球が機能しない訳ですから、無抵抗状態になります。ですから「無菌室」と言う特別な病室に、長く入ります。
私の場合は、2001年9月~2002年1月の約4ヶ月半(抗がん剤治療中)と2002年7月~8月の約1ヵ月半(骨髄移植時)。
その間は、その無菌室から一歩も出られないのです。
「無菌室」。
たぶん、ドラマか映画のワンシーンで、「ガラス越しの面会」、、、ご覧になったことあるかもしれませんね。
私が入った無菌室は、 6畳くらいかな?もうちょっと広いかな?
ベッドがあって、頭の方の壁からは 常に、清浄なほぼ無菌状態の風が吹いてます。
ベッドと反対側には、洗面台、簡易シャワーがあって、 洋式便器が壁にくっついてて。
ベッドと反対側の壁は、上半分がガラス張り。 そのガラスの向こうが面会者用の通路。 その面会者用通路の向こうに、外気と接している窓がある訳です。
ちょっとわかりにくいですか イメージしていただけました
8階だったんです。無菌室。
面会用通路越しに窓から見えるのは、「空」。
ベッドに寝ていても、見えるのは、「空」。
病室は、無菌室は、常にパジャマ一枚で快適な温度に調整されてます。
”季節の移り変わり”を感じられるのは、 ”一日の時間の流れ”を感じられるのは、「空」だったんです。
なんて、素晴らしいんでしょう なんて、シアワセなんでしょう
空を見上げると、
顔がクイッと上を向いて、 自然と顔が ほころんで、 自然と深呼吸しちゃって、 風の音まで聞こえてきて、
とっても気持ちいい
「空」、、、大好きなんです
果てしなく広がる「空」を見上げられる幸せ、、、感じて
キャリアコンサルタント木村典子
◆白血病からの社会復帰【総目次・最新版】
◆「選ぶ」、「捨てる」、「納得する」
◆目の前のミッションを、どうしても楽しめない時
*************
最新の記事一覧へ
ハッピーに働いて、ハッピーに生きる。
キャリアカウンセラー木村典子
※講演・セミナー・キャリア相談・執筆・取材などのご依頼は、↑木村典子公式サイトから ご連絡ください。