問題17(200字以内)
ワカタケル大王は、王権の拡大を果たした大王だったと考えられる。
この王権は中国とどのような関係を築き、そこにはどのような意図があったと考えられるか、また、この王権の支配領域はどこまで拡大したか、具体的に述べなさい。
問題18(200字以内)
室町時代には、内乱のなかで守護が急速に存在感を強めた。
その様相について、鎌倉時代前期に明確にされていた守護権限にふれながら、具体的に述べなさい。
■ヒント
問題17
ワカタケル大王の時代に関する問題。
ワカタケル大王が登場する5世紀は、今や古代史における出題の山場の1つになっている。
この傾向を前提にして、解説では、基本事項を確認すると同時に、教科書の範囲をややこえる説明も加えることにしたい。
問題18
中世を通じて変化をみせる守護のあり方は、いうまでもなく、入試頻出のテーマである。
守護権限の意味やそれにかかわる史料の読解、守護の成長過程、戦国大名との比較など、出題のバリエーションもきわめて多い。
どのような切り口で出題されても正確に対応できるようにしてほしい。
*解説解答は、以下で確認してください。