$・・・この先生キノコるには。-白にゃ1いつ記事にしていいやら悩ましかった内容なのですが・・、
ひとまず現状を記しておきましょう。
白にゃ のあれこれ。

今年8月に近所で見かけたこの白猫、
 → 【猫日記】となりの白にゃん
あれから紆余曲折を経て・・・、
テリトリーはこちら側へ移動すると共に、
ベランダに姿を見せて、部屋の中へ上り込むほどになった。

(代わりに 黒ピー は姿を見なくなってしまったが・・)

これだけ懐こいと・・
すぐにでも家猫になれそうな気もするよね。
でも、そうはすんなりいかないのが悩ましいところ。
人の気持ちを知ってか知らずか・・・、猫はホントに気ままです。
ーーー

■ テリトリーが移動したぞ
$・・・この先生キノコるには。-白にゃ2
左) しばらく姿を見なかったが、早朝にベランダへ巡回しに来るようになった。
右) かつては 黒ピー のテリトリーだったのだ、念入りに臭い付けする。


最初に 白にゃ を見てからしばらくは、通りすがりのついでにカリカリをやる程度だった。
テリトリーは道向こうだったし、探してまで飯を持っていく関係ではなかった。
我が家付近には 黒ピー をはじめ既に他の猫がうろついていた訳だし。

ところがだ・・、ある早朝にひょっこりベランダに姿を見せ
それ以降は頻繁に巡回するようになった。
思い当たる原因の一つは、ちょうどいつも 白にゃ が居た辺りで何軒か工事がはじまった事。
重機が唸り、頻繁にダンプが走る環境では猫も落ち着けまい。
もちろん・・・、私というニンゲンがカリカリをくれるからでもあるのだが。

ああ・・、ちなみに一度だけ 元兄弟(?) と思わしき白猫と共にいるのを見かけたが、
その時以来まったく姿を見ていない。
どこかへ移動していったのか・・これもテリトリー移動の要因かも知れないな。
ーーー

■ 室内化の可能性は?
$・・・この先生キノコるには。-白にゃ3
左) 紐の先にまたたび粉がまぶしてあるのは内緒だ・・・。
右) 猫キック、猫クリンチ、スリッパがほどよいサンドバッグとして気に入ったようだ。


最初のうちは外で食べさせていたし、
奴も食ったらすぐに巡回へ出掛けていったものだが・・。
ある日、布団を干していたらするりと部屋の中へ上がり込んだ。
すわっ 室内飼いできるか?
このままテリトリーとして落ち着くか?
となれば TNR (註1) も段取りを考えねばなるまい。
などと脳内で未来設計が進み・・・、
一気に 家猫化 の可能性に舞い上がったものだ。

それからは上がり込んだら遊んでやって室内に慣らす方針に変更。
カリカリも室内でやるようにし、ほたるさん 亡き後しまいこんでいた猫セットを配置。
いつでも室内飼いにシフトできるよう準備を整えた。

$・・・この先生キノコるには。-白にゃ4
左) まだ蒸し暑い時分、上り込んでこの有様だよ・・・野良とは思えない。
右) それは・・・慣れというより、警戒心が無いと言った方がいいのではなかろうか。


室内で過ごす時間を増やしていけば、きっと室内飼いも夢ではなかろう。
そんな風に希望的観測をしながら相手をしていたのだけど・・。
まあしかし・・だからといって 白にゃ はそんな思惑などお構いなし。
数日間 姿をくらませたと思ったら、夜中にひょこりとのぞきに来たり、それはもう気ままな有様だ。

これが子猫なら多少強引でも室内飼いは難しくなかったろう。
あるいは歳をとり動きの少なくなった老猫でもコタツ化は難しくなかったろう。
っが、ある程度の外生活が長い、しかも、オスだとそう簡単にはいかない。

屋外で野良を相手にする時の 人なつこさ はイコール 室内飼い可 ではないのだ。
食い物のため、生きるための 知恵 と、同居ニンゲンへの 甘え はまた別なのだと思う。
外の世界を知り、外にテリトリーを確立していると、例え人に慣れていても室内化は難しいものである。

もちろん・・すんなり順応する猫もいるが
残念ながら今の 白にゃ はそうではない。
去勢すればいくらかは縄張り意識も収まり、家猫化の可能性も高まると思うものの、
もう少し様子を見極めてから判断したいと考えている。
来なくなっては本末転倒だからね。

これから冬になれば・・、あるいは室内で過ごす時間も増えるだろうし、
もしかしたら猫トイレも使ってくれるかも知れない。
気長にいこうではないか (=´ω`=)y─┛.。o○
ーーー

■ ニンゲンの心、猫知らず。
$・・・この先生キノコるには。-白にゃ6
左) やはり巡回の欲求は強い、外へ出せ発作が起きると手がつけられない。
右) ここに座わって鳴けば開く・・・そう学習したようだ。


実は既に何度か 室内閉じ込め実験 を様子を見ながら試みている。
最初は出口がなくなるとすぐにパニクっていたものだが、徐々に滞在時間が延びてきた。
それでもまだトイレは使わず、しばらくすると 外出せ発作 を起こす。

一度発作が起きるともう手がつけられない有様。
猫を飼ってる方ならピンとくるだろう、高いところへ登ろうと走り回るあれだ。
さらには網戸へ突進して戸を外してしまう事すらあった。
強引な室内化はまず無理とみていいだろう・・・ここは時間をかけるしかない。
成猫の巡回衝動はかくも強い ものなのだ。

とはいえ、ちょっと嬉しい事もあった。
先日の台風の夜、ずぶ濡れでやってきた 白にゃ は初めて 室内で夜を明かした のだ。
午前4時ごろにはまた出せーっと起こされたが、少しは前進したかな。
ーーー

■ 猫の「育ち」のようなもの
$・・・この先生キノコるには。-白にゃ5
左) ざりざりざり・・、猫舌の感触は久しぶりだ。
中) すっかり紐が気に入ったようだ、ひとり緊縛をして遊んでゆく。
右) こんな寝顔をされると問わずにいられない。お前・・ここで暮らさないかい?


室内で遊ぶようになってふと気づいたのが・・。
箱にあまり興味を持たない という傾向。
コタツにもあまり反応しないが、これはもっと寒くならないとダメか。
それから、座る場所、ゴロンする場所に頓着しないという傾向。

遊ぶ過程で箱に入る事はあっても、落ち着く目的で入ろうとはしないんだよね。
また、今まで飼ってきた猫達を思い返すに・・・座る場所ってけこうこだわってたはず。
こう・・毛布があるとか、何か敷いてあるとか、ちゃんと位置取りを考えていた。
ゴロンするにも日当たりとか風とか、もたれられる角とか、調整する姿が見られた。
うーん、言葉にするのは難しいが・・猫を飼った経験がある方は分かると思う。
室内飼いだと 場所取りするにも法則性 が出てくるんだよな。

だが 白にゃ はそういった事は意に介さないのだ。
自由気ままに座り込み、ゴロンして体を伸ばす。
野外で好き勝手に過ごしてきた猫は濡れることもいとわない。
「育ち」 っとでも言うのかな、この性向の差が室内化との大きな距離であるかも知れない。
無論、 白にゃ の性格もあるだろうけどね。
自由奔放で警戒心の無さってやつ・・。

$・・・この先生キノコるには。-白にゃ7
見よっ、この有様を・・・・これが野良のあるべき姿か?っと心配にさえなってくる。
ーーー

・・・ってな訳で、
最初は 室内化するぞー っと意気込んでいたものの・・。
期待と失望を繰り返しながら、それはニンゲンの勝手な理屈だなあと思い知らされる毎日です。
もっとちゃんと結論や方向性が出てから記事にしたいと思っていたのは
そういう経過があったからなんですね。

ニンゲンが猫様に 「・・・してやろう」 なんておこがましかったんだろう。
何がきっかけで現状が変わるやも知れず、今は気長に付き合ってやるのがいい。
したいようにさせようではないか、結果がどうあれ・・・ね。
そんなニンゲンの心すら 白にゃ は意に介さず、
腹が減ったらまたやって来るだろう。
   END


(註1) TNR とは?
$・・・この先生キノコるには。-なごやかTrap(トラップ)・野良猫を捕獲し。
Neuter(ニューター)・避妊、去勢などの不妊手術を施す。
Return(リターン)・元の生活環境に戻してやる。

これらの行動を以って不幸な子猫を防ぎ、繁殖をコントロールする事を言う。
処置の重複を避けるため、手術済みの猫は耳の先をカットし印をつける。
各自治体で様々な方法がとられている野良猫対策だが、
当地、名古屋では 「なごやかキャットサポーター活動」 として
事業展開され手術補助金などが受けられる仕組みだ。
 



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