mimi、羊毛「作家」を辞める。

【mimi本人から】

とあるイベント終了後、
終了後のディスカッションをするため、
レジュメを作成するにあたり、
マインドマップを描いていました。

そこで
私は
アート＝生き方を見せる、と定義するなら、

私の羊毛作品は
「弱い」と感じました。

羊毛デグーはアートではない、
従って、
アートイベントに羊毛デグーは出しません。

羊毛「作家」の看板は下ろします。

羊毛でアートするなら、
岡本太郎さんが言ったように
「いやったらしい」ものを造ります。

羊毛デグーを
造ることを止めるのではありません。

羊毛デグーは、
「好きで造っている」、
趣味です。

そして目的もあります。

それは
デグーという生き物を知って欲しい、
という願いです。

そのために、造り続けます。

今後、
イベントや個展等で、
私は「作家」として登場するとき、
そこに羊毛デグーはないでしょう。

以上。

こんにちは。
編集長です。

mimiの決断は、
彼女自身のものなので、

ネズ通の実質的リーダーの言葉を
お借りしますと、

それだけ
真剣に物事と向き合っているのですから。
遊びとは一線を引いている証拠です。

そもそも
藝術とは他人よりも
自信に打ち勝つ事が大前提と
考えねばなりません。
その為、
自身で線を引けない人を
相手にする余裕などないのは当然です。

それ以前に
自身の道を歩むだけで精一杯という所が
本音なのではと痛感致します。

藝術は自分と向き合い、
乗り越えること、
自分との葛藤や闘いと換言できます。

羊毛デグーは造るとのことなので、
ファンの皆さんは
ご安心下さい。

ただ、
彼女は現在、
羊毛について、
どうすべきか、考えている最中です。

「作品」と呼ぶには弱い。
そうでしょう。
彼女の本業は画家ですから、
やはり
表現者としては、
絵画で勝負でしょう。

デグーを知って欲しいから、
羊毛を借りる、

彼女は一時期、
亡くなったペットそっくりなものを
造ってほしいなど、
リアル羊毛のオーダーをしていましたが、
一切、お断りすることにしました。

それも美術家の一側面の仕事ですが、
最優先事項は
自己表現です。

ですから、
リアルから離れました。

これは
今回の決断への布石となっている
出来事だったのかもしれませんね。

今後、
彼女は絵画を通して、
社会へメッセージを送るでしょう。

己は何者か？

ある画家の言葉です。

それを知りたいから
（絵を）描いている。

今後の彼女の発展を祈りつつ、
彼女の決断を肯定したいと思います。

ファンの皆様が
誤解されないよう、
彼女の活動目的の一つである、
デグーを知ってもらうために、
羊毛デグーを造ることは変わりません。

ただ、
アーティストとして、
それで勝負することは辞める、というお話です。

引き続き、
丁寧に仕上げされた
一点ものの羊毛デグーを、
是非手に取り、
生活を彩るものとして下さい。

※
編集部です。
mimiの羊毛「グッズ」は
販売を継続しますが、
「作家」という言葉は、
Webからも消すそうです。
しばらく、
その作業に時間はかかるでしょうけれど、
mimiらしい筋の通った決断だと思います。

これから、
仲間内でも何と呼ぶか？
「羊毛デグー・趣味人」？
うーん、難しい。

mimi案は
「ただ、羊毛でデグーを造るのが好きな人」
だそうです。
それにしてはqualityが異常に高いのは、
彼女の愛と精神が反映されているからでしょう。

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