かねてよりブログの方でもとりあげてきました、「那珂市の公園に小さい子ども向けの遊具がほしい」という声を、
要望書としてまとめ、提出してきました。
提出先は都市計画課、市民協働課、こども課の3つです。内容を以下に掲載します。


市内公園に幼児(未就学児)向け遊具の設置を求める要望書

 昨年117日にゆたか保育園(那珂市後台18541)にて、海野徹市長と那珂市在住の母親との交流を目的とした市長とふれあい座談会」を行いました。多数の母親および地域住民の参加があり、育児をする上で那珂市へ要望していきたいことを中心に活発な議論がなされました。

 そこで、特に要望が多かったのが公園に乳幼児の子どもでも遊べる遊具(あるいは幼児以上の年齢の子どもと一緒に遊べる複合遊具)の設置です。

 市内にある公園では宮の池公園が最も遊具が充実していますが、ジャングルジムや滑り台には高さがあり、低年齢の子どもが遊ぶのには安全面に不安があります(社団法人日本施設公園業協会では、6歳未満の幼児向け遊具の落下高さは2mと定めています)。

 一方、その他の公園は、車を利用しなくても済む身近な場所にあるにも関わらず、芝が張ってあるか、もしくは健康器具のみで、子ども向け遊具の設置がない場所が多く、せっかくの公園が各地域の子どもたちのために生かされていないのではないかという意見で一致しました。

 はじめて外の遊具に触れるような体の小さい子どもでも、無理なく遊べる遊具をぜひ既存の市内公園に設置していただき、那珂市の子どもたちの健全な発達の推進と親子並びにご近所の親同士のコミュニティづくりの場としての充実を図っていただきたく、このたび要望いたします。

那珂市の子どもを守るプロジェクト

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現在、既存の遊具の点検・改修等を優先的に行っている関係で、なかなか実現は難しいようでしたが・・・
小さい子どものいる私たち母親の声を、市に届けるということはそれだけでも価値のあることだと思い、提出しました。

春らしくなってまいりました。
現在、海浜公園では早咲きの水仙が咲き乱れ、
ネモフィラやチューリップも見頃となる時期がやってきます。
新年度ですし、遠足などで訪れる機会もありそうです。
昨年6月に除染を行ったという海浜公園の現在の数値を測ってみたい!

そんなわけでRadiを片手に測定会を行って参りました。
2013年3月19日。前日の強風と深夜の雨で、いいお天気の測定日和です。
基本的に手持ち(約1m)にて計測しております。

海浜公園の公園マップを片手にお読み頂けるとわかり易いと思います。
まずは南口から入場しました。


海浜公園南口の入場口前  0.098


プレジャーガーデン内 0.2弱を推移


大草原に向かってぴょんぴょん橋に差しかかった辺り 0.2超

橋を抜けて大草原横のアスファルト上 0.17

大草原側に入った芝の上 0.18 

ディスクゴルフコース横のトイレ前アスファルト 0.28




その付近、側溝の端(直置き)0.6前後



林間アスレチック広場 0.2弱で推移



アスレチックの滑り台下 0.5弱





木の遊具の上 0.25

バーベキュー広場を過ぎて海浜口方面へ

海浜口を入ったあたりのアスファルト上 0.25

みはらしの丘に向かって
両側に松林のあるアスファルト上 0.325

林を抜けると0.19、0.17


はまかぜ橋の手前 0.23


はまかぜ橋の上 0.13


みはらしの丘 休憩所付近 0.105



みはらしの丘 頂上 0.12
頂上アスファルト直置き0.18

みはらしの丘から記念の森に向かって丘を降りたところ 0.15


ひなの林 
横のアスファルト上0.3
入り口 0.66


看板下直置き 0.83

遊具上 0.36
遊具のあたり直置き 0.64
松の木の根元 0.6

記念の森から水のステージまでのアスファルト上 0.15~0.2で推移

水のステージの一番下 0.17

西口翼のゲートから入って階段を下りた辺り 0.166


たまごの森 松林の中 0.2~0.3で推移
   

芝生の上 0.2
芝生に直置き 0.21
一番大きいオレンジ色の遊具の上 0.15


たまご型の遊具の下 0.3



松の木の根元 0.33


そよかぜ橋 アスファルト上 0.17


ファミリーパークゴルフ横の傾斜に生える松の木の根元 0.46

南口を出たところにある団体バス乗降所 0.4

公園と駐車場の間にある植え込み直置き 1.35


歩道と駐車場の間(落ち葉の上)0.35

園内は松も多いので高いところは高いですね。
除染をしたと思われるエリアは思ったよりは低く、
あまり手の入っていない林や植え込みはそれなりに高い値が出ていました。
この数値・・・いかがでしょうか?


※今回の測定に用いた測定器は堀場製作所のRadi PA-1000です。
昨年11月に開催しました海野市長をお呼びしてのふれあい座談会で、
お母さん方の中から要望としてあがった
「街灯増設」「下水・側溝増設」「公園の遊具(低年齢向けのもの)増設」についての現状報告です。

まず街灯の増設に関しては、新たに建設する場所(地域)の方の同意が必要であるため、
自治会の会長さんに相談することが必須となります。

自治会に入っていない場合でも、まずはお住まいの地域の自治会の方を通さなければなりません。
具体的にどの場所に街灯がほしいか、またその必要性に同意していただければ、
会長さんの方から那珂市の担当課の方へ増設依頼をするという流れになります。

できるものなら「那珂市の子どもを守るプロジェクト」として、要望をまとめて市に訴えていく形を取りたかったのですが、
発起人の所属している自治会と、要望をあげてくださった方々の属する自治会が異なるため、
要望を代わりに伝えるということは難しいとのことでした。

次に下水については数年先まで建設工事の予定が組まれていました。
今年の4月より2年間で、バードライン沿いから349号、下菅谷のあたりまで。
その後、那珂高校や県立水戸農業高校、茨城女子短期大学などの学校周辺を5年間で工事していくとのことでした。
また現在のところ、その後に瓜連地区も工事予定というところまで決まっているそうです。

加えて側溝に関しましても、やはりまずは自治会への相談が妥当なのだそうです。
側溝を作るためには、水を流す先が確保されないければならないため、
やはりその地域の方々の賛同を得ることが先決とのことです。

過去の例では、通学路などに大きな水たまりができ、通れなくなるような場所があったため、
その地域の方々が自治会で問題を取り上げ、新しく側溝が設けられたこともあったようです。

最後に公園についてですが、こちらは担当の課の方へ「要望書」というかたちで要求を出せそうです。
(内容は座談会でも声多く挙がった「低年齢の子どもでも使えるような遊具を設置して欲しい」というものにするつもりです)
ある程度体裁が整いましたら、こちらのブログにてご報告します。
前回の記事にも載せましたとおり、那珂市の子どもを守るプロジェクトでは、那珂市議会にあてた
「原発事故子ども・被災者支援法における支援対象地域の指定に向けた政府への意見書提出を求める陳情」
提出していました。

今月14日に総務・生活委員会にて陳述を行い、審議され、全会一致で採択していただきました。
そして本日の本会議においても全会一致での採択となりましたのでご報告いたします。

また、意見書についてはこちらで用意し、提出した案から一部議会側で修正する形となりましたが、
「現在の空間線量で支援対象地域を決めるのではなく、原発事故当初の放射性物質の
拡散状況から判断してほしい」
という思いを政府へ訴えることが実現できることになりました。
今回、二度目の陳情でしたが、最終的に求めたいのは那珂市でも甲状腺検査など
内部被ばくの影響を調べるための健康調査を行ってほしいというところにあります。

したがって、来年またどこかの定例会で陳情をする予定でおりますが、
しばらくはその準備期間にあてたいと思います。

今回、委員会にて審議されるにあたり、陳情の代表者が陳述(陳情内容の説明や、思いを市議さんの前で
話すというもの)を行うのは那珂市議会では初めてのことでした。
ただ委員会を傍聴するだけよりも大変有意義でしたし、貴重な経験をさせていただくことができたと思っています。

最後に、今回の陳情に関して色々とご意見・ご指導をいただきました那珂市議会のみなさまに、
この場を借りて深くお礼を申し上げます。

 
市長さんとの座談会で出た要望書は現在とりまとめ中なのですが、
今日は12月の那珂市議会定例会に向けた陳情の提出しめきりということもあり、以下のような陳情書を提出してきました。

以前のブログ記事でも触れた、「原発事故子ども・被災者支援法」での支援対象地域に那珂市が認定されるよう、
那珂市から政府(国)にあてた意見書を提出して欲しいという内容のものです。

原発事故子ども・被災者支援法における支援対象地域の指定に向けた

政府への意見書提出を求める陳情

本年621日、「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律(原発事故子ども・被災者支援法)」が成立しました。対象となる地域やその具体的施策については、政府の計画により今後決定されることになっており、いまだ流動的な状態に思われます。

昨年3月に起きた福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県内から那珂市内への避難者数は10月現在で71名、その他の地域(茨城県内、あるいは東北3県以外)からの避難者数54名を合わせた総受け入れ人数は125名(茨城県災害対策本部福島支援班調べ)に上り、住居・就労などの基本的な生活基盤や健康・医療面での支援が今後も必要になってくる可能性が考えられます。

現在、那珂市では汚染状況重点調査地域の指定を受けていないため、原発事故の影響により何らかの対策が必要になった際、その予算はすべて那珂市の財源から充てなければなりません。

那珂市に住む住民、そして何より子どもたちの健全な未来のために、ぜひとも那珂市が支援対象地域の指定を受けられるよう、政府にあてた意見書を提出していただけますようお願いいたします。

平成241122
那珂市の子どもを守るプロジェクト

<補足資料>※議会へ提出したものの一部抜粋

原発被災者支援法とは

「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する法律」のことである。

背景と目的

被災者の健康面および生活上の不安に対し、特に子どもに配慮した支援が必要であるとして、超党派の議員らによって平成236月成立。

一定の基準以上の放射線量が計測される地域に居住もしくは避難を余儀なくされている者と、これらに準ずる者を「被災者」と定義し、そのうち特に子どもに配慮した生活支援等に関する施策を推進し、被災者の不安の解消と安定した生活の実現に寄与することを目的として作られた。

基本理念

・原子力災害の状況や、災害からの復興に関する正確な情報を提供しながら進めていく。

・支援対象地域に留まり居住、もしくは他の地域への非難や避難先から帰還するなどといった選択を
 自らの意思で行えるよう支援する。

・放射線による健康上の不安が早期に解消されるよう最大限努力する。

・被災者に対して差別が生ずることのないよう適切な配慮を講ずる。

・子ども(胎児を含む)が放射線による健康への影響を受けやすいことを踏まえ、特別な配慮をする。

・放射線の影響が長期にわたるおそれがあるため、支援が必要とされる間は継続的に実施する。

基本方針(政府により策定)

・被災者生活支援等施策の推進に関する基本的方向

・支援対象地域に関する事項

・被災者生活支援等施策に関する基本的事項

政府は以上のことに関し、被災地域の住民らの意見を反映させるために必要な措置を講ずる。

施策内容

・汚染状況の調査

・継続的な除染

・支援対象地域で生活する被災者への支援(就学・医療・学校給食における食の安全など)

・支援対象地域以外の地域で生活する被災者への支援(非難先での住居や就学・就労の確保など)

・支援対象地域以外の地域から帰還する被災者への支援(期間後の住居や就学・就労の確保など)

・避難指示区域から避難している被災者への支援

・情報提供の整備

・放射線による健康影響に関する調査と医療の提供

・被災者の意見を反映させた施策の実施

・低線量被ばくによる人体への影響等に関る研究及び技術開発

・医療および調査研究に係る人材の養成

・調査研究の効果的な推進を図るために国際的な連携協力を得る

・施策に対して国民への理解を深める


 支援対象地域の条件である「一定の基準」については、この法律では明確な数値や線量を記録した時期について定められていない。よって現在の空間線量だけに焦点を当てるのではなく、半減期が
8日と短く、現在の空間線量としては計測されていないヨウ素も含んだ放射線状況(図1)を考慮する必要がある。

 原発事故当初、那珂市内のモニタリングポストでは平常値の最高100倍強の線量を計測しており(門部のモニタリングポストでは通常時3040μグレイ/hであったのに対し、3155時、4883マイクログレイ/と計測され、健康への影響が懸念される)、現在まで原発事故前の数値には下がっていない。那珂市においても十分その支援対象地域とされ得る可能性を残しているといえる。

参考URL 
茨城県の放射線状況(那珂市)http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/file/20110311-0930nakagraph.pdf
昨年の原発事故当初の放射線 http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/file/20110311-24naka.pdf

              

今日は海野徹市長さんをお迎えして、ゆたか保育園にある支援センター
(すくすくーる)にて茶話会をひらきました。
たくさんのお母さんたちにお越しいただき、心より感謝しています!

ゆたか保育園の園長先生をはじめ、市議会議員の先生方
(古川洋一先生、遠藤実先生)、ナザレ幼稚園の先生、
川崎秘書広聴課長にもお越しいただき、
終始和やかに会を終えることができました。

はじめにお母さん方ひとりひとりから、自己紹介も兼ねて
那珂市への要望、子育てをしている中で気付いたこと、
震災に関連した不安などをお話いただきました。

市長さんはとても気さくな方で、メモを取りながら真剣にお話をきいてくださり、
私たちの質問や要望に、ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。

~~~今回話の中で出てきた要望・質問と、市長さんからのお答えを 
                      以下にまとめましたのでご覧ください。~~~

日頃どのようにして市民のニーズを把握しているか
無作為抽出による市民アンケートを実施している。今回のような座談会も
企画はしていたが、なかなか市民から声がかからなかった。

那珂市は公園が少ない。
公園があっても、未就園児向けの遊具がない(例:宮ノ池公園など)。


公園をつくるのには、定められた面積が必要になっている。新しく公園を
つくるとなると、用地を買収しなければならず、お金がかかってしまう。
出来れば今ある公園に足りない部分を見直すなどして、生かしていきたい。
あるいは学校の校庭をうまく利用できないかと考えている。
(具体的な遊具についてなどは、市の方に伝えていってほしい)

街灯が少なく、怖い。
子どもの下校時間にすでに真っ暗になっていることもあり、
懐中電灯を持ってお迎えに行く地区もある(後台、瓜連)。

要望があって申請してもらえれば、設置できる可能性がある。
交差点の灯りは、年間4機までと上限があるが設置可能。

・下水道がない場所に家を建ててしまった(後台)。
下水や側溝の整備をお願いしたい。

排水に関しては下水道課に相談してもらいたい。申請があれば動いてくれるはず。

歩道(通学路含む)が狭くて、子どもが歩いたり自転車で移動する際危ない。
ガードレールも付けてほしい。
すでに執行部に指示済み。大幅に広げるとなると、そこの土地を買収する
交渉が必要になってしまうが、通学路の整備は必要性を感じていた。


病院が少ない。小児科(小児専門医のいる医院)がひとつしかない。
夜間など、緊急時の医療体制が他市にくらべて充実していない。


医療面に関しては、医師会を通さなければならない。
土日の診療体制を手厚くしたいが、医師らが学会と重なるという理由から
今以上増やすことが難しかった。
ただ、要望として医師会の方に伝えてみるのはひとつの方法かもしれない。

・ゴミの袋に名前をかかなければならないことに抵抗がある。
以前、ごみ処理施設でプロパンガスの爆破事故があった。
このことを機に名前を書くことを義務づけたか、これも反対意見が多ければ
覆すこともできるので、まずは自治会の方に相談してみてほしい。

上菅谷駅の西口にも、出口を作ってほしい。不便。
水郡線の駅はすべて那珂市で費用を賄っている。西口にも出口を
作りたいということは、重々JRの方に伝えたが、安全性の面で難しいといわれた。
SUICAの導入も検討したが、設置するのに何億もの資金が必要となり、
那珂市の財政では厳しかった。

医療費が無料になる子どもの年齢を引き上げてほしい
(現在は小学6年生まで)

 
消費税が増税される分は社会福祉の方に回る予定になっているので、
中3まで引き上げられるよう、増税分からうまく補てんしていきたいと思っている。

有事の際に、井戸水をもっと確実に使えるようにしてほしい。
 提供できるところを募ってほしい。

震災後、もっとも不満が多く寄せられたのが水についてだった。
井戸水の水質調査などをしていき、那珂市のHPに井戸水の提供先を載せたので
ぜひ見てほしい。
現在も、市内のふれあいセンター3か所で井戸水を掘る方向で進めている。

震災後、子どもの体調の変化が気になっている。
 公園の除染もしてもらい、子どもを安心して遊ばせてあげたい。

那珂市で貸し出している放射線測定器で測ってみて、気になる数値があれば
対応できるかもしれないので、まずは市の問い合わせてほしい。
(那珂市役所 029-298-1111に電話し、要件を伝えると各担当の課に回してもらえる)

・水道の放射性物質の検査について、検出限界値を下げてほしい。
 いまのままでは意味がない。

(現在の那珂市の水道はセシウム134と137のそれぞれ6ベクレル/kgまで測定でき、
 合計12ベクレルになるが、国の水道水の基準は10ベクレルと環境省が定めている)
水道検査はやらなくてもいいのではないかという声が多く挙がっている。
現在は向山にある那珂研究所で1回3万円かかるところを無料で
測定してもらっている状態なので、今以上に制度の高い機械で
測定をするのは難しい。しかし、モニタリングは続けていきたいので
今後測定頻度を月1回に下げ、測定していくつもりである。

災害など緊急時の連絡体制はどのようになっているのか
防災無線のほかに、震災時に那珂市内にいる場合は、
携帯にエリアメールが届くようにしている。
FMぱるるんでも那珂の情報は流せるようになっているので、
ラジオの電池はこまめにチェックしておくよう、
各家庭でも気をつけていてほしい。

原子力災害時の避難計画はどうなっているのか
手の打ちようがない。避難するにしても受け入れ先の確保が難しい。
今後の課題である。

原発事故の影響に対しての甲状腺検査についてどう考えているか
個人的には那珂市で必要だと考えていない。
超音波検査は1人3000円程度かかるようだが、
東電に請求した賠償金のうち5分の1しか支払われていないこともあり、
予算が付けられないでいるのが現状。

※そのほか、時間がなく、回答を聞けなかったものについては、
後日文書で回答をいただけることになりました。
回答が届き次第、またこちらのブログでご報告させていただきます。

また、今回話題に上った中で「公園、街頭(外灯)、歩道」につきましては
申請をすれば検討していただけるということでしたので、
今日来ていただいたお母さんからの要望を詳しく聞いた上で、
那珂市の子どもを守るプロジェクトとして要望書にまとめ、
提出するつもりでおります。

※他にも市に対する要望がありましたら、ぜひメール
でご連絡ください!
                  (赤い字をクリック↑するとメールが開きます)
 今日は茨城大学にて「原発事故 子ども・被災者支援法セミナー」に参加してきました。
(※平成24年度茨城大学復興支援プロジェクト事業。)

午前は福島で被災した人向け、午後は茨城で被災した人を対象に、弁護士さんの
解説と共に国会で可決された「
被災者支援法」についての理解を深めました。

被災者支援法というのは、「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめと
する住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進
に関する法律」のことです。

とても長い名前でわかりにくいのですが、すでに一部の地域で定められている
「避難区域」など以外の地域へのフォローに関する法案です。

本来の住居から避難、または移住をした人や、一時的に避難していたけれど
戻ってきたという人、そしてずっと被災地にとどまり続けてきた人たち・・・といった
3つの立場にわけて、それぞれの不安や不公平感を減らすための補償を設定しよう、
というのが狙いのようです。

しかし、具体的な対象地域はまだ決まっていません。

参考までに、下図はすでに環境省によって設定されている「汚染状況重点調査地域」。


(11年12月19日朝日新聞より抜粋)

【岩手県】 一関市、奥州市、平泉町

【宮城県】 石巻市、白石市、角田市、栗原市、七ケ宿町、大河原町、丸森町、山元町

【福島県】 福島市、郡山市、いわき市、白河市、須賀川市、相馬市、二本松市、伊達市、
本宮市、桑折町、国見町、大玉村、鏡石町、天栄村、会津坂下町、湯川村、三島町、
昭和村、会津美里町、西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、
石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町、広野町、新地町。田村市、
南相馬市、川俣町、川内村は警戒区域や計画的避難区域もあるが、そうした区域以外の
地域

【茨城県】 日立市、土浦市、龍ケ崎市、常総市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、
取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、守谷市、稲敷市、鉾田市、
つくばみらい市、東海村、美浦村、阿見町、利根町

【栃木県】 佐野市、鹿沼市、日光市、大田原市、矢板市、那須塩原市、塩谷町、那須町

【群馬県】 桐生市、沼田市、渋川市、安中市、みどり市、下仁田町、中之条町、高山村、
東吾妻町、片品村、川場村、みなかみ町

【埼玉県】 三郷市、吉川市

【千葉県】 松戸市、野田市、佐倉市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、印西市、
白井市

■除染特別地域

【福島県】 楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村。田村市、
南相馬市、川俣町、川内村で警戒区域又は計画的避難区域である地域

これらの地域は、0.23μSv/hを超えているということを目安に、空間線量による汚染具合で
その範囲を決めていきました(那珂市は含まれていません。)

しかし福島の子どもたちを対象に行った甲状腺検査の結果から、
いま、事故当初の<ヨウ素による>初期被ばくが大変問題視されています。

これはセシウムの汚染具合から数値を出している空間線量ではなく、昨年3.11以降、
原発からヨウ素が流れてきていた時に、「どこへいて、何を食べていたか
(ヨウ素で汚染された野菜や飲み物などを口にしていないかどうか)」が重要になります。
よって、その点を考慮して設定しなければならず、ただ市町村ごとに区切るのが妥当で
あるか・・・ということも問題として出てきそうです。

年内に具体的な地域の決定と支援内容が決まる見通しのこの法案。
被災者支援法の対象地域の設定も、できれば現在の空間線量(=外部線量)のみで
決めるのではなく、より実態が把握しやすいよう、内部被ばくの影響も考慮して、
出来れば茨城県全ての市町村が対象になれば・・・と思います。

「市長と話そう!ふれあい座談会」

日時  11月7日(水) 10時~12時

場所 ゆたか保育園内 支援センター(すくすく~る)
    那珂市後台1854-1


那珂市長・海野徹さんをお迎えして、懇談会を開くことになりました。

「今の子どもたちが”大人”になる頃の那珂市について考える」をテーマに、
広く様々な視点から話し合いができたらいいなと思っています。

「那珂市にもっと公園があったらいいな」
「もしもの震災に備えて、市はなにをしてくれるんだろう?
そのとき母親として、子どもになにができるだろう?」

日々子どもたちと向き合う中で、そんなことを思ったことはありませんか?

子育てに関して、最も重要な役目を果たすのは親の立場になりますが、
私たちだけで子育てのすべてを担うということは、到底出来ません。
やはり地域の力、那珂市のサポートが必要かと思います。

では市ではどんな働きかけをしてくれるのでしょうか。
那珂市のこと、実は知らないことがいっぱいあるように思います。

今回のお話会は、行政と母親の距離が少しでも縮まれば・・・と思い企画しました。
ぜひ日ごろ疑問に思っていること、市長さんに聞いてみたいことなど
子どもも交えて話してみませんか?

※ゆたか保育園の先生方も会に加わってくださいます。
お子さん連れ大歓迎、お茶や軽食などは各自お持ちください。



今回は市内の話題ではないのですが、那珂市近郊で放射線量の低い
おでかけスポットをご紹介します。

千波公園   少年の森 
〒310-0851 茨城県水戸市千波町508-59 
029-244-2888
場所は千波湖の上に位置します。少し小高い山になっているので、樹木が多く
いかにも線量が高そうなのですが、高さにかかわらずほぼ0.07μSv/hと、
周辺の公園よりも倍くらい低い場所になっています。

 

局所的に(ブランコのあたりだけ、すべり台だけ、など)線量が低いという現象は
他の公園でも見られましたが、少年の森に関してはここ一帯が低いです。
いかにも高そうな大木の下、枯葉が落ちているようなところでも
0.10~0.11μSv/hでした。



↓ブランコの柵の下にコケが生えていたので、そこにRadiを置いてみましたが・・・
やはり0.07~0.08μSv/hで安定しています
。 

 


この公園は震災の影響と老朽化に伴い、今年8月に遊具を前面改装したばかり。
今日はたくさんの子ども達が遊びに来ていました。
放射線量が低い=被ばくゼロとはいきませんが、少しでもリスクの低いところで、
子ども達を遊ばせてあげたいものです。

 


参考までに、水戸市・那珂市にある公園や芝のある広場では、
放射線測定器Radiにて測定した場合、
手持ちの高さで0.13μSv/h、地面に直接置くと0.16μ~というのが
概ね共通した数値です。
今月のお茶会では参加メンバーが少なかったこともありますので、
あらためてこちらのブログで陳情採択その後について、ご報告します。

今回の陳情採択を受けて、那珂市の幼稚園・保育所について
市の方で大きく考え方を変えてくださった点が、2点あります。

 これまで継続的に測定してきた園庭の5地点のみだけでなく、
植え込みやあまどいなど放射線量が上がりやすい箇所についても
定期的に測定していく。

2 これまで高さ1mで0.23μSv/h以上であれば除染の対象と
してきた国の基準にかかわらず、地上1cm高さでも0.23程度
(特に幾つといった数値は設けないが、目安として)あるようであれば、除染する。

・・・というかたちで取り組んでいただけることになりました!

これは那珂市の子ども達を放射線から守る上で、
とても大きな一歩に繋がったと思います。

那珂市内では、1mの高さで0.23μSv/h以上の数値を出すようなところは
まず見かけません。
しかしながら、子ども達が遊んだり歩いたりする高さ、そして地上の表面では
植え込みや芝の上、窪みのある路面など、
時折この程度の数値を見ることがあります。
そういった場所を、今後も注意深く除染の対象として捉えながら
みていってくださるというのは本当にありがたいことです。

この場を借りまして、陳情を採択してくださいました那珂市議会のみなさま、
上記の取り組みをはじめてくださいました、那珂市子ども課のみなさま、
学校教育課のみなさまに心より感謝したいと思います。

また保育所につきましては、菅谷保育所では詳細な測定後、
雨どいなど数値の高いところのあった保育所のみ除染を行いました。

以前お茶会に来てくださったメンバーの方が、たまたま除染している場面に
遭遇したとのことで連絡をいただきました。ありがとうございました。

その後、子ども課の課長さんからもご報告をいただき、
課の職員ら10名ほどで測定・除染をしてくださったことがわかりました。

また、幼稚園の方は学校教育課の課長さんからご報告をいただきました。
こちらは市内6箇所ある公立幼稚園の中から、
2箇所の園ですでに除染済みということで、こちらは先生や保護者の方達が
作業をしてくださいました。ありがとうございました。

私立の園につきましては、市の方ではこういった作業をた旨の
通知を出すので、各園にお任せする形になるとのことでしたが、
その際に必要な用具などは市の方で貸し出すというかたちで
配慮していただけることになりました。

6月に陳情が採択してから、たった3ヶ月の間でこれだけのことを
していただけて本当にありがたいと思っています。

これからも、那珂市が子ども達にとって住みよい場所になるよう、
私達も活動を続けていきたいと思います!