子供が野菜を嫌う理由 5 順応 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

肉や肉の脂肪が体に良くないとされ、バランス良く摂る野菜や果物が健康食の象徴になっているがそうでもない。

作られた肉や脂肪だからそのようになり、同じように、どのようにして生まれた野菜かのほうが重要で、今の作られた野菜は肉や卵と大差ない。

単体の養分成分などは健康とはあまり関係がない。

だからあの手この手を尽くし、サプリで補給しても体がおかしくなってしまう。

エスキモーは野生のアザラシが主食だったように、人類は数少なくともその地にある食べ物に順応して来たのだ。

同じ国内でも「え~?そんなものを食べるの」と言う会話も多い。

肉ばかり、イモばかり、葉っぱばかり食べても何の問題もなく順応、食べて生きることが大切なのだ。

野人は肉魚介食中心で健康体だが、植物や海藻の方が人の体には良いだろう。

薬食と割り切って食べるとそれは確かに感じるし、草を食べる犬の気持ちもわかる。

個人差はあるが体が求めるものを食べるのが一番良く、食いたくないものは我慢して食べることはない。



農耕の歴史と共に野菜類に馴らされた人間の子供に野菜嫌いが多いのは、それが食用植物としての本質を持たないからだ。

野菜の名前もあまり知らない幼児が、食べられないはずの野菜を迷うことなく食べるのは本能がそのように判断するからであり、大人もそこから学んだ方がいい。

野人には体調不良を植物で治そうと、本能が求めているように見える。

他の動物がそうであるように、食べ物はアタマではなく本能が決めるものだ。

栄養がどうの、体に良いから・・ではなく、それが生き物として当たり前のこと。

大人は生きる上で最も大切な食の本能を失ってしまった。


続く・・