10/23 フロイデライブ 篠原亜季さん&松岡里果さん | 矢沢永吉激論ブログ

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10/23(日)は古賀さん主催のフロイデライブでした。出演は篠原亜季さんと松岡里果さん。


前回この二人でフロイデライブをやったのは2009/10/18 。フロイデは最初に食事を注文して食べてからライブに入ります。


食事の時は松岡さんが店の中を歩き回ってお土産を配ってました。帽子とかCDとかDVD。常連客ではないのでよく知らないのですが松岡さんとデートしてどうしたこうしたDVDだそうです。マメによく作りますよね。


近くでそうやってるのでついちょっかいを出してしまうのですが松岡さんがこっちを向くと

「このジャケット可愛いでしょ。買って!」

「・・・・」

このペースに付き合うのは大変^^


前回は篠原さん、ライブの合間にワイングラスを傾けてましたが今回は飲んでから気合いが入ったところでライブ。最近、古賀さんには貢物を持っていくようにしてますが今回は篠原さんにもお持ちしました。


ライブの前半が松岡さん、後半が篠原さん。松岡さんのサポートがギターの高田さん、篠原さんのサポートが古賀さんでした。


松岡さんのセットリストはでんしょくさんのブログに詳しく書かれてます


篠原さんは中島みゆき派ですが松岡さんはユーミンさんをやってました。私はユーミン派なので松岡さんの歌を聴きながら篠原さんは全くユーミンさんには興味を示さないなと複雑な心境になってしまった。


サウンド的にはユーミンさんは積極的にトレンドを取り入れる派、みゆきさんはオリジナルのサウンドを追求する原理主義だと思います。


篠原さんにユーミンさんとかリクエストしてもいいですが興味ないって言われたら悲しいし過去のストリートでもやったのを見たことない。いきものがかりの方がやってくれる可能性があるかも。


ミュージシャンがカバー曲で一般受けがいい歌を歌うのは簡単。でも天才というのはスティーブ・ジョブズみたいに一人で未来をイメージして新しいものを作るもの。


プリンスみたいに誰も考えつかなかった音を一人で作り出して世界をあっといわせる。それができればいい。篠原さんみたいなキャラの人は客に迎合しないのが売りだと考えることにしてます。



松岡さんのカバーはその他、松たか子さん、夏川りみさんと続きましたが歌詞が入っていない曲になると譜面をガン見してました(笑)。

松岡さん、新しいギターをローンで買ってピックで弾くのはまだ数回目とか。


ピアノとキーボードの違いはピアノは弾き方による音色の違いがあまりないのに対してギターは弦の押さえ方や弾き方によって音色が違う、音の幅が広い、そこがいいんだとか。


ライブを見ていて松岡さんは歌ってコミュニケーションするのが好きな人、篠原さんは静かに丁寧に歌うのが好きな人、そんな感じがしました。


篠原さんのセットリスト

1.今日もあなたに想うこと
2.Happy Smile Again (いきものがかりさん)
3.windy
4.DEAR;
5.Birth of Memory
6.ハナミズキ (一青窈さん)
7.天秤の片側
8.だれかを愛していたならば
9.Brilliant C.C. (ボサノバ・バージョン)
10.alone (高田さんがギターで参加)


いきものがかりさんの曲は明るく元気で肯定的、自分ではこういうストレートな曲は書けないと前置きして歌っていました。


この曲は5/31に赤坂グラフィティのライブでも歌っていて DVD化もされています。キーボードのジャケットのやつ。今回のフロイデもCD化はされるでしょうから後で聴き比べてもいいでしょう。


windyは曲を作ったのがちょうど1年前。篠原さんが作曲する時はいつも日付でタイトルにつけますがこれは1022だったとか。


Birth of Memory も古い曲。これも早くCDにしたいですねって古賀さんに突っ込んでました。

歌詞

http://yaplog.jp/urushi-no-1987/archive/1240


ハナミズキを歌ったのはかなり久しぶり。前回は2010/4/21の赤坂グラフィティでした。以前のブログに記録があります。

4/21のセットリスト

http://yaplog.jp/urushi-no-1987/archive/1558


だれかを愛していたならば という曲は、だから誰も愛していないという曲です。冷たい気持ちで書いたんだそうです。


BCC(略称)は最初に篠原さんが作った時は明るい曲だったのが古賀さんがアレンジしたらバラードになって今回ボサノバでまた明るくなった。ライブで歌ってからそれを思い出したそうです。

aloneの前に古賀さんはこれもまた即興で演歌調でやりたくなったみたいで気分で弾き始めました。篠原さんはあまりそういう想定外のことを突然するのはお好きでないようでじーっと古賀さんをみてる。空気を読める古賀さんはすぐに撤回して元に戻りました。


2人のミュージシャンの間には空気とか呼吸みたいなのがあって押したり引いたりすることで何かを引き出す。古賀さんはキャリアのある人で今まで篠原さんよりもずっと難しい人と長いこと付き合ってきてるので普段からそれをやってます。


ラストのaloneはギターで高田さんが参加しました。前回、9/18の渋谷めぐみさんとやった時のフロイデ は3曲ギターで入ってくれましたが今回は1曲のみ。


前回のフロイデのCDの音もそうでしたがアコースティックのピアノとギターが競演するとピアノの方が大きく聴こえてギターがあまり前に出てきません。ライブハウスでキーボードでやる時は電子楽器はあまり目立たないのですが生楽器だと違うようです。


そのことを古賀さんにも聞いたらギターのレベルを上げようとすると今度は低音弦の音色がよくないとか。いろいろ難しいみたいです。プロデューサーに直接突っ込むと即答えてくれるのがいいところです。


ライブが終わってから古賀さんとアレンジについて話しましたが篠原さんの曲はメロディが普通よりも複雑で一度アレンジした曲に違うコードをつけて違うバージョンにするのが難しいんだそうです。


今後の曲でエリッククラプトンのアンプラグドみたいなアレンジで作るのも面白いという話もしました。そうなってくれたら歓迎です。

高橋ブラック誠氏の時は七色の空とかねえちょっととかギターが効いた曲があって古賀さんになってピアノがメインになってきました。またバリエーションが増える可能性があるのは今後期待できそうです。



篠原亜季(漆乃)さんプロフィール
ライブ動画
ライブ記録
セットリスト記録
ストリート&ライブ記録(2007/8/19~)
ラジオ出演記録 always akB