今回は墨出し~基礎土台設置までの状況です。
工事に取り掛かって最初の工程として、どの位置にパネルを設置するかの目印をつけなければいけません。どんなプロの職人さんであろうとも、設計図を見ていきなり工事を始める人はいません。必ず、現場に目印となる線を描きます。これを建築用語で「墨出し」といいます。
10:40 まずはその風景をご覧ください。

ちょっとわかりにくいでしょうか。もう描き終わったあとなんですが実際はピンク色の細い線が格子状に引かれています。この線がクロスしている部分に、モジュールを乗せるための架台の基礎(足)が置かれることを示しています。でもちょっとわかりにくいですね。
10:45 次は穴あけ

これは、先ほど引いた墨線の交点にアンカーを打ちこむための穴をあけているところです。すべて同じ深さ(7、8cm位)の穴を正確に開けていきます。その後孔の中に溜まった削り屑を掃除機とブラシを使って丹念に取り除いていました。
11:05 アンカーボルトの固定

先ほど開けた穴に接着剤を注入しているところです。その後、すかさずアンカー(孔のそばに置かれている全ねじ)を回しながら差し込み、固定します。この接着剤は数分で完全に固化してしまうようで、
ケミカルアンカーと同じような性能がありそうです。後ろの作業員は孔の掃除をしている人です。
11:10 次々に打ちこまれていくアンカーボルト

流れるような作業で次々にアンカーボルトが設置されていきます。
11:15 土台を配置

規則正しく打ちこまれたアンカーボルトの傍に土台となるブロックを並べていきます。
【拡大写真】

すぐにブロックを取りつけないのは、アンカーボルトを打ち込んだときにあふれ出た接着剤が固まって盛り上がっているので、それを取り除かなければならないから。
11:20 土台取り付け

3人の流れ作業。写真一番奥の作業員(手しか映っていませんが...)がアンカーボルトに付着した接着剤をマイナスドライバーと金づちで取り除いています。そのあと真ん中の作業員がシーリング剤を塗り、一番手前の作業員がブロックを置いていきます。
すでに時間は昼前、気温は30℃を優に超える程の猛暑になっていました。作業員の方々も暑い暑いとは言いつつも手を休めることなく一生懸命作業をしていました。ごくろうさまです。
続く