太陽光発電システム設置工事状況 その1-設計図 | 太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~

太陽光発電システム設置工事状況 その1-設計図

かーずです。
今回から順を追って太陽光発電の工事状況を公開したいと思いますが、その前に工事前の我が家の状況を説明しておきます。

【構造・位置関係】
・パネルの向き:南西(20度)
・CB造平屋陸屋根
・北側と西側は道路に面しており、遮蔽物なし
・東側には隣家があるが、平屋建てで障害にはならない
・南側と南東の家は2階建てで、冬場は屋根の4分の1くらいまで日影になる。

【屋根の状況】
西側に太陽熱温水器(高さ150㎝程)と水タンク(高さ120㎝程)があり、夕方になると東側に日影ができる屋根西側

・北側にエアコンの室外機があり、そのままでは邪魔になる。屋根北側

・東側にUHFアンテナとBS・CSアンテナが設置されており、そのままでは邪魔になる。
屋根東側
写真は工事直前のものです。業者のお兄さんが真剣なまなざしで現場を確認しています。

以上の条件で、できる限り日影による損失を少なくなるようにモジュールを配置したのが下の図です。方位が記されていませんが、上が北東(20度)です。

太陽光設計図
4パターン位業者には作ってもらいましたが、いろいろな条件を考慮して、最終的には図のような配置にすることに決めました。

傾斜角は10度
本土に比べるとだいぶ浅めですが、沖縄ではこれくらいが年間通してみると最適角度だそうです。

南側は冬場、隣家の影の影響が想定されたため、できる限りパネルを北側に張りつかせるように配置させました。
その際邪魔になるエアコンの室外機は撤去する選択肢もありましたが、室外機に覆いかぶせるようにしてモジュールを配置させました。

理由は、こうすることによりパネルの高さが高くなるため、西側にある太陽熱温水器や水タンクの日影の影響をいくらか減らすことができます。また、モジュールがエアコンの室外機を直射日光や風雨から防いでくれるため、室外機そのものの保護にもなり一石二鳥だからです。特に沖縄は室外機の塩害がひどいので、これでいくらかは寿命の延びも期待できます。

あと、東側の壁際ちょうど真ん中あたりに設置されていたUHFアンテナとBS・CSアンテナについては特に悩むまでもなく撤去して移設することにしました。

これらを立体化してわかりやすくしたのがこの図(雑な絵ですが寸法は大体あってます)
太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~
12月10日の16:30頃の予想日影図です。
やっぱり冬場は太陽の高度が低くなるので近隣の遮蔽物の影響は大きくなりますね。

影の影響がないのは10月10日ごろまで
太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~
影がパネルのふちまで迫っていることがわかりますね。この日を過ぎると徐々にパネルの浸食が始まりまるようです。

ただ、パネルを通常より高く持ち上げていることで、影になっている時間を最小限に抑えることができています。

そして再び影の影響がなくなるのは翌年の3月10日ごろ。
つまり、10月10日~3月10日の5か月間は、我が家の発電所にとっては成績が良くないことが予測されます。

実際はどうだったのか見てみたい人はこちら
晴れ 2009年発電実績
晴れ 2010年発電実績


今回はここまで。次回の記事から実際の工事現場をレポートします。

最初は「資材搬入」です。


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