【8月の旬野菜】ゴーヤのお話
8月の旬野菜:「ゴーヤ」
夏を代表する旬野菜「ゴーヤ」のお話です。
沖縄本島では「ゴーヤー」「にがうり」と言われるゴーヤ。
沖縄の夏の食卓には毎日ゴーヤ料理が並ぶそうですが、
最近は一般家庭の食卓にも随分普及しましたね。
「完熟」が美味しいされるトマトなどと違い、ゴーヤは未熟なうちが食べ頃のお野菜。
花の咲いた後、15~20日程度の若い果実を収穫して食べます。
~「ゴーヤ」の選び方・栄養・料理のコツ~
★美味しいゴーヤの選び方
■イボにツヤとハリがあり、密集しているものが良いです。
黒ずんでしなびているものは避けましょう。
■持ってみてずっしりと重いものが良いです。
見た目よりも軽いものは水分が失われているので避けましょう。
★ゴーヤの保存方法
■ワタから腐り始めるので、種とワタを取り除いてから水洗いせずに
ラップなどに包んで冷蔵庫で保存しましょう。
■たくさん収穫したり買った時には薄切りにしてざるに乗せ、
風通しの良い場所で陰干しして乾燥ゴーヤを作りビンに入れて保存します。
使う時は切干大根のように水にもどして料理に使います。
★ゴーヤの栄養
■他の夏野菜と比べてビタミンCの含有量が多く、熱に破壊されにくいという
特性を持っています。
ゴーヤチャンプルなどの炒めものは手早く、加熱時間を短くすることで
ゴーヤのビタミンCを効率よく摂取できます。
■ビタミンやカリウム・カルシウムといったミネラルも
バランス良く含んでいます。
■苦味のもとククルビタンなどが主成分で、強力な抗酸化作用があると言われています。
★ゴーヤ料理のコツ
■苦味が苦手な場合は、ワタをきれいに取り薄切りにして
塩もみすると食べやすくなります。
■薄く切って氷水にさらして苦味を取りシャキッとさせると
サラダとして美味しくいただけます。
■天ぷら、フライなど油で揚げると多少苦味がやわらぎます。
■茹ででおひたしや和えものにしたり、ゴーヤチャンプルなど
炒めものはゴーヤ料理の定番です。
ゴーヤのお話はいかがでしたか?
最近は夏の暑い日差しをやわらげてくれるグリーンカーテンとして
家庭栽培でも注目を集めているゴーヤ。
今年の夏は、ご自宅で栽培しているという方も多いのではないでしょうか。
長寿食として昔から沖縄で好んで食べられるゴーヤ料理を
上手に取り入れたいですね。
今回もカレーなど、苦みが苦手なお子さんでも食べやすいレシピも
ご紹介しますのでぜひチャレンジしてくださいね。
★お知らせ★
おいしく・やさしく・美しく 暮らし力育てる暮らし三つ星カレッジでは
メルマガ会員募集中♪
定期的にレシピ他、暮らしに役立つ情報をお届けしています!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
「ゴーヤのお話」のその他の記事はこちらからもご覧いただけます。
- 第1回目:ゴーヤのお話
- 第2回目:旬野菜レシピ~夏のさっぱりレシピ☆カツオのたたきゴーヤサラダ
- 第3回目:旬野菜レシピ ~子どもがモリモリ食べる♪ゴーヤカレー
- 第4回目:旬野菜レシピ ~ちょっぴり大人味♪鮎とゴーヤのカリッとかき揚げ
- 第5回目:旬野菜レシピ ~ゴーヤ料理の定番♪簡単ゴーヤチャンプル
- ゴーヤの豆知識集まりました♪
愛知の野菜ソムリエ講師・料理研究家
田中 稔さんのご紹介!
田中先生はフードコーディネイターとして飲食店のメニュー開発や多数のTV番組・雑誌等で活躍されています。また、オリーブオイルの講習や食育の推進、
野菜ソムリエ講師など多彩な分野でも活躍中。
最近は、自らも畑を作り「地域の野菜復興」に精力的に取り組まれています。
「野菜のことをもっとしりたくて」と始められた田中先生の菜園では
季節野菜や愛知の伝統野菜など栽培されていらっしゃいます。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□