名古屋市科学館 - 手抜き星食計算 (3) | 池袋駅南口の天文計算

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小望遠鏡とデジタルカメラを使った天体観測とExcelでできる天文計算のブログでした (^^;;
新規の記事は書きませんがよろしくおねがいします m(._.)m

これからさんの実測データ(誤差±1秒くらい)
  「スピカ食
  「スピカ食について考える
を使って計算方法が正しいか検証したいのですが残念ながらさんのデータには撮影場所がありません。そこでまずさんの記事にある名古屋市科学館の観測データ
  「2013年8月12日スピカ食
で計算方法を検証してみたいと思います。

入力データ
池袋駅南口の天文計算
緯度・経度・標高は名古屋市科学館のページにあるもの(名古屋市科学館 - プラネタリウム仕様(天文台の座標))をそのまま使いました。赤経・赤緯はJ2000です。潜入が18時42分55秒ということなので42分と43分の位置を求めています。今回も視位置はステラナビゲーターによるものです。

計算結果です。計算方法は「国立天文台 - 手抜き星食計算 (1)」、「続・国立天文台 - 手抜き星食計算 (2)」と同じなのですが、最後の補間結果は60倍して単位を分から秒に変えました。
$池袋駅南口の天文計算
(「潜入(18:48+)[sec]」とあるのは「潜入(18:42+)[sec]」の誤りです)

使っているデータからしてどう考えても1秒の精度はないと思うのですがどういうわけかぴったり18時42分+55秒になっています (@@)

(続く)


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参考
  長沢工  「日食計算の基礎
  長谷川一郎天文計算入門
  渡邊敏夫 「数理天文学」 (内容未確認)
  藤沢健太日食の計算
    (基準面(ベッセル日食要素)は既知であるという前提で書かれています)

  「星食観測ハンドブック 2013

  「せんだい宇宙館 - 星食(Occultation)
    「ビデオ観測の方法

  「天平の森天文同好会 星食観測のページ