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「手抜き星食計算 (1)」 編集
で「月の視直径の有効数字が3桁しかないことが問題」と書きました。月の視直径もステラナビゲータの31.5'を使っていますが月の視直径の有効数字が三桁しかないのにはおそらく理由があります。
月は真球に近いのですがそれでもやっぱり赤道の部分が膨らんでいます。その影響が4桁目に出てしまいます。それで有効数字を3桁としたのでしょう。
「手抜き」なのでそこを適当に考えてみます。
理科年表をながめて月の半径をいくつにすればいいか考えて出した結論は3477kmです。観測地点から月までの距離はステラナビゲータで知ることができ 379,700km です。
atan(3477/379700)*2
で視直径を得ることができ、31.48'でした。そしてこれを使って計算してみると潜入の時刻は
18時48分+0.1分となりました。
国立天文台の数値と合っています。ただこれだけで方法が正しいと判断するのは早すぎますが....
次の課題は「ステラナビゲータを使わずに月や恒星の視位置を求めるにはどうしたらいいか」なのですが、その前に名古屋近辺での潜入の時刻を調べてみたいと思います。
これに関しては惑さんの誤差±1秒くらいの観測データがあるので比較すればおもしろそうです。
「スピカ食」
「スピカ食について考える」
(続く)
-------
関連記事
「Excelで日食計算」 編集
「Excelで星食計算」 編集
「星食計算に必要な精度について考える (1)」 編集
「星食計算に必要な精度について考える (2)」 編集
「手抜き星食計算 (1)」 編集
「度分秒・時分秒と度との変換(1)」 編集
「度分秒・時分秒と度との変換(2)」 編集
参考
長沢工 「日食計算の基礎」
長谷川一郎「天文計算入門」
渡邊敏夫 「数理天文学」 (内容未確認)
藤沢健太「日食の計算」
(基準面(ベッセル日食要素)は既知であるという前提で書かれています)
「せんだい宇宙館 - 星食(Occultation)」
「ビデオ観測の方法」
「天平の森天文同好会 星食観測のページ」
「手抜き星食計算 (1)」 編集
で「月の視直径の有効数字が3桁しかないことが問題」と書きました。月の視直径もステラナビゲータの31.5'を使っていますが月の視直径の有効数字が三桁しかないのにはおそらく理由があります。
月は真球に近いのですがそれでもやっぱり赤道の部分が膨らんでいます。その影響が4桁目に出てしまいます。それで有効数字を3桁としたのでしょう。
「手抜き」なのでそこを適当に考えてみます。
理科年表をながめて月の半径をいくつにすればいいか考えて出した結論は3477kmです。観測地点から月までの距離はステラナビゲータで知ることができ 379,700km です。
atan(3477/379700)*2
で視直径を得ることができ、31.48'でした。そしてこれを使って計算してみると潜入の時刻は
18時48分+0.1分となりました。
国立天文台の数値と合っています。ただこれだけで方法が正しいと判断するのは早すぎますが....
次の課題は「ステラナビゲータを使わずに月や恒星の視位置を求めるにはどうしたらいいか」なのですが、その前に名古屋近辺での潜入の時刻を調べてみたいと思います。
これに関しては惑さんの誤差±1秒くらいの観測データがあるので比較すればおもしろそうです。
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(続く)
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藤沢健太「日食の計算」
(基準面(ベッセル日食要素)は既知であるという前提で書かれています)
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