さて、本日は
に引き続き、その９は「水道用地」についてお届けします
「水道用地」は、“専ら給水の目的で敷設する水道の水源地、
貯水池、ろ水場又は水道線路に要する土地”と定義されています
水道の水源地として作られたダム貯水池は「水道用地」として取り扱います
しかし、発電用のダム貯水池は「水道用地」とはなりません。
なぜなら、そのダムの用途が違うからです
発電用のものは「池沼」になります
水源から浄水場までの水路のための土地や、送水パイプの敷地も
「水道用地」となります
また、浄水場に設置されている浄水のための施設や、その管理に用いる
事務所などの建物の敷地など、その全体を「水道用地」として取り扱います
こうしてみると、パッと見では水路が通っていたりせず、一見「水道用地」に
関係のなさそうなものもざっくりと含まれているように感じますね
さらに、浄水場から一般家庭に給水するための上水道の敷地も
「水道用地」として取り扱います
実際には、見ただけで地目が水道用地であるかどうかの判断は
難しいことがほとんどだそうです
全国的に見ると、元々、地方自治体の所有だった水道用地を
住宅業者が買い取り、家を建てて分譲するというケースもあったそうです
建物が建ってからでないと宅地へ地目の変更はできませんので
家を建ててから地目変更することになるのですが、
地目が変わったからといって地盤も変わるわけではありません
以前には水路が通ってた場合などは、地盤の軟弱性を
チェックしておきたいところですよね
建売住宅などの購入を検討される際には特に、従前の地目や
土地の利用状況を確認しておいた方がいいかもしれませんね
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