このブログを読んでくださっていた皆さん、ローザンヌにお住まいの皆さん、そしてリアルに友達のみんな、帰国以来はじめてブログを書きます。
本当にご無沙汰しておりました。
帰国当日、ジュネーブから乗り換えのためコペンハーゲンに降り立ったとき、日本で震災がおきたことを知らされました。
航空会社の用意してくれたホテルについてようやく被害の大きさを知り、日本はどうなってしまうんだろう、本当にかえっていいものなのか...
そんなことを考えながら三日ほど足止めでコペンハーゲンにいました。
そのあいだも情報がいろいろはいっていたローザンヌの主人の職場からは大丈夫か、いまどこだ、スイスに帰ってこい、私の友達からも安否を確認のメールが相次ぎました。
なんとかコペンハーゲンからアムステルダムを経由して帰ってきたら成田では成田エクスプレスが全面ストップ。
バスのみがただひとつの運行手段でした。(タクシーは高速が制限されているため使えないとかなんとか)
空港から近かった主人の実家に何日か滞在させてもらいましたが、そこでの地震の多さ、そしてそこでみたテレビで肉親を失い悲しむ人々の声に非常にショックを受けました。
その日から今日までなんとか自分たちの日常の歯車を無理矢理まわしてきたように思います。
想像以上に海外からの引っ越しは大変でした。なにせ物がない!
気温変動がめまぐるしい春先は手持ちの服では寒くて急遽買いに走ったり、家具や家電を10日ほどでほぼ買いそろえ、みたこともない新居でのスタートにむけて必死でした。
帰国がおくれたこと、そのため引っ越しシーズンにかぶったこと、震災のこと、もろもろ総かぶりで長女の入学式、次女の保育園入所にまにあわせることができたのは奇跡だった、と今思います。
私自身のことに関していえば、帰国後おかげさまですぐに就職先がきまり、今は歯科医として働いています。(今日はお休みの日です

)
毎日忙しくてパソコンを開く暇もないですが、日本に帰ってきてよかったと思っています。
またぼちぼちこことは違うところでブログをかけたらな~、と。
ローザンヌ生活は私の人生を非常に豊かにしてくれました。いいことばかりでなく、苦しかったこと、つらかったことも本当にたくさんありました。(気持ちの面ではそちらの方が多かった気が....)
でもそれがあったからこそローザンヌ生活はいまでもわたしのなかで光っているんだと思います。
また海外にいきたいな。「生活」はとりあえずおいておいて、「旅行」がしたいです。
そんななか、主人がまた海外に出張にいくんだとか。いいな~、うらやましいな~。
このブログで出会えた皆さん、本当にいままでありがとうございました!
スイス5年は長かった~~~
