ハダニの駆除・スリップス・バラの病害虫の事(7月の講座) | ママの薔薇のブログ

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手作りの小さな庭で咲く薔薇♪
DIYの事。
日常の出来事も♫

 

 

こんにちは♪

 

雨が降りそうで、降りそうでないような?

でも、曇って涼しかったので、

午前中は、庭仕事がはかどりました。

 

でも、湿度が高いので、蚊の攻撃も、

凄かった!(笑)

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

さあ!やっとですが、

先日の薔薇の講座の話の続きです♪

「バラの虫と病気の事」をね。

 

講師は、お話がいつも楽しい、

有島薫先生です。

 

 

習った事を、すぐ忘れてしまうので、

自分であとから見る為に、

ブログに書いているのですが、

 

バラ・花好きさんにも

役立つ内容かな~と思います。

 

読んで頂けたら嬉しいんですが♪

(余計なお世話かも?)

 

 

今、私の庭では、

薔薇の2番花がポツポツ咲いているので、

 

そちらの写真を載せながら、

書いていきますね。

 

 

 

「チャールズ・レニー・マッキントッシュ」

春先は、うどんこ病になっていたけど、

今は、治まっています♪

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

今回の講座〈夏までに、必要な話〉の中で、

●『薔薇の虫と病気について』です。

 

6月~7月の今の時期、

バラの「ハダニ」に、

てこずっている方も多いのでは?

 

ハダニは、

梅雨の前1週間から10日前になると、

蔓延してくるそうです。

 

水がきらいなので、

梅雨に入る前に子孫を残そうと、増えてくる。

(梅雨に入っても、たくさんいるけど)

 

 

ハダニは、雨があたらないように、

葉の裏にたくさんいます。

 

葉の樹液を吸うので、

葉が、白っぽく透けて、

かすれたようになっていたり、

 

黄色く、乾いたようになってる葉があったら、

葉の裏を見ると

 

白いのや赤いのや、黒いのや、

 

虫めがねで見ないと見えない程の

小さな虫が動いています

(動いてないのは卵かな)

 

蜘蛛の巣のようなのが、ついているのも、

ハダニです。

 

 

うちでは、一昨年、 

乾いて、緑色がうすくなり

黄色っぽくなってきた葉があったので、

 

クロロシス(微量要素不足)かしら?

と思って、虫めがねで、葉をよく見ると、

 

蜘蛛の巣状のものが付いていて、

そこに白い小さなハダニが

ゆっくり動いていたんです。

    ↓   ↓   ↓

 

 

ハダニって、水がきらいなので、

水やりの時、葉の裏に水がかかるように、

シャワーすると、居なくなる、

 

というけれど、もっと手ごわいようです。

なかなか居なくならない!

 

 

なので、4月の講座で習ったように、

 

蔓延する前に、株間をあけたり、

予防の為、繁り過ぎた株は

風通しを良くしておくように。

 

それと、

エアコンの室外機の前に鉢を置くと、

ハダニの被害に遭いやすいそう!

 

 

ハダニの駆除には、

普通の殺虫剤は、効かない。

 

ハダニは蜘蛛の仲間なので、

殺ダニ剤を使うように。

 

「コロマイト水和剤」(卵・幼虫・成虫に)

 

「バロック」 (卵と幼虫に)

 

「ダニサラバ」(卵・幼虫・成虫に)

 

「ダニ太郎」(卵・幼虫・成虫に)

という物もありますよ。

 

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簡単なのは、スプレー剤のテルスターとか、

ベニカファインスプレーも、ハダニにも、

適応が入っていますが、

20日に一回くらいの散布ではなかなかね?

 

(駆除するには、最初のうち3日に一回とか?)

 

それと、殺ダニ剤は、

直接、ハダニにかからないと、

効果がないので、葉裏にもしっかり散布して。

 

ハダニは目に見えない程小さくて、

葉の裏側にいるから。

 

 

菜種油由来の「はっぱ乳剤」や、

でんぷん由来の「粘着君」を散布し、

 

葉をコーティングして、

ハダニを窒息死させるのも良い。

 

これは、天然成分なので、

毎日やっても耐性が付かない。

 

でも、卵には効果が無いので、

卵が孵った頃、もう一度散布。

 

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ハダニというのは、薬剤に対して、

すぐ耐性がつくので、

一番手ごわいんだそうです!

 

 

同じ薬剤を、また使うと、効かないので、

輪番で、違う薬剤を散布する。

 

切り花業者も

ハダニの発生は大敵なので、

(売り物にならなくなりますね)

 

10~15種類の薬剤を、

ローテーションで散布して、

やっと収まるくらいだそうです。

 

普通の家庭でも、

3種類くらいは、ローテーションで。

 

 

どのくらいの頻度で、やればいいのか??

 

うちの場合、

一昨年、何株か発生したのですが、

 

初期段階の2週間くらいは、3日おきにやって、

収まった感じでした。

 

うちは、バラをびっしり置いていて、

風通し悪すぎですからね~(笑)

 

 

※追記

この後、食品成分「還元水あめ」で、

ハダニを窒息死させるという、

「ベニカマイルドスプレー」という

スプレー剤見つけました!

 

スプレーボトルなので

うすめたりしなくていいし、

 

食品成分なので、手に付いても安心♪

(ただし、卵は死なないので、

孵った頃、もう一度散布)

 

うちの場合、これを葉の裏に散布したら、

初期なら、劇的に駆除できたので、お勧めです

    詳しくは、こちらの記事を見てね →★

 

   ※19/6月に追記

   予防にも使えるハダニ剤の話

    「ハダニの駆除今年の

    ローテーション」はこちら→★

    

 

「プリンセス・シャルレーヌ・ドゥ・モナコ」

 

 

●バラの虫の話

 

バラゾウムシは、新芽の下すぐの、

茎の樹液を吸うので、

芽先の葉1~2枚が茶色くちりちりになる。

 

つぼみの元の茎の樹液を吸われると、

クニャと曲がって、咲かなくなってしまう。

 

くにゃっとなって、枯れたようになった蕾を、

地面に落としておいてはだめ。

 

つぼみの中に、卵を産み付けているので。

すぐ拾って処分するようにする。

 

バラゾウムシは、

見つけたら、すぐ捕まえて退治。

でも、飛ぶので、なかなか難しいですね~。

 

 

「ベニカ」などの、

浸透移行性の殺虫剤を散布しておくと、

 

虫に直接かかっても効果があるが(接触毒)、

薬剤の浸透している葉を、

虫が食べても、効果がある。

 

 

「ビアンヴニュ」

 

 

●2番花が咲くころから、

バラの花びらの中に小さな黒い点のような、

スリップス(アザミウマ)が出てきます。

 

これは、つぼみが口を開けたらすぐ入る虫。

(バラの写真を撮りにくいんですよね)

 

 

この虫に対して、

切り花業者は、殺虫剤に、

 

砂糖や、黒砂糖を、1リットルの水に2g位、

溶かして混ぜて散布するそうです。

 

甘いので、花の中にいる虫が

舐めに出て来るんですって♪

 

ついでに、砂糖で、葉もコーティングして、

うどん粉病の予防にもなる♫?

 

 

●コガネの成虫も、飛んでくるので、

これは殺虫剤を散布する。

 

殺虫剤は、バラの数が少ないのなら、

殺菌剤と殺虫剤が一緒に入った、

スプレー剤でも良い。

(ベニカXファインスプレーや、アタックワン、など)

 

 

バラがたくさんある人は、

薄めて散布するものがリーズナブルです。

 

先生お勧めの殺虫剤は、

「ベニカ水溶剤」だそうです。

農家で使う時はダントツという名前。

 

これは、効果が22~23日位と、長く続くし、

匂わないのが、都会では良い。

 

 

ベニカのことで、

今回は、少し詳しく教えてくださいました。

 

「ベニカ水和剤」という、

粉を水に溶かして使う物と、

「ベニカ乳剤」という乳剤のものがあります。

 

これは、チェルシーガーデンに売っていました。

即効制があるそうです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(臭いがしないので良い)       

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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●コガネムシの幼虫退治には、

ベニカを、300~500倍にして、

じょうろで、土壌潅注すると、

 

即効、コガネの幼虫にも、成虫にも効果がある、と、

おっしゃっていましたね。

 

でも、根が吸って茎を上って行く間に、

成分は薄まるので、

成虫には地上1mくらいの高さまでしか、

効果はないらしい。

 

 

土壌潅注する時は、

雨の後が便利。

 

土が濡れている中に散布すると、

全体に広がっていくそうです。

 

 

以前、コガネの幼虫駆除について、

 

「オルトランDX顆粒」や、

「ダイアジノン」を、

(最近では、「ベニカXガード粒剤」)を

 

株元の土にパラパラと、

月一回撒く、とお聞きしていました。

 

簡単なので、それでもいいのかな。

 

「アウェイクニング」の2番花

 

 

✿殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、

展着剤、活力剤は、

 面倒なので、

混ぜて、一度に散布してもいいそうです!

(ダメな組み合わせは、説明書を読んでね)

 

 

でも、暑い時期は、

少し薄くして、散布した方が、薬害が少ないかも。

(私のうちでやってみた結果です)

 

 

他に、殺虫剤は、

オルトランや、スミチオンなどがあります。

 

スミチオンは、散布したあと、光で分解するので、

野菜にも使用できる。

 

散布すると、速攻効くが、

すぐに消えちゃうので、

野菜には、出荷、一日前?3日前?にも使える。

 

 

(シャンテ・ロゼ・ミサト)

 

 

●黒点病、うどんこ病の予防

 

先生は、バラの消毒は、ご自宅では、

やっていない、といつも話されていますね♪

 

ほどほどにきれいで良いなら、

やらなくてもいいそうです♪

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

バラのうどんこ病などの病気も、

ハダニも、予防が大事!

とおっしゃっていました。

 

4月の講座でも、習った話ですが、

バラの株の風通しを良くする事!

 

株元の方や中は、茂りすぎないように、

枝抜きをする。

下の方、中の方の葉も取る。

 

これは、実際に前で先生が、

取って見せてくださいました♫

ずいぶんさっぱりさせちゃったんですよ。

 

4月の講座を見る方は、リンクしました。

お時間ある時にclickしてね

(後半の方に書いてあります) →★

 

 

「シンデレラ」2番花

 

 

 

●バラの病気には、

もし、葉っぱをきれいにしておきたいなら、

薬剤散布をする。

うどんこ、黒点には、殺菌剤の方を。

 

先生お勧めは、

サルバトーレ、ベンレート、サプロール、

(トップジンなど他に、色々ありますね)

 

殺菌剤も、菌に耐性が付いてしまうので、

何種類かを、ローテーションで、散布する。

薬剤の商品名ではなく、内容の薬品名をよく見て

 

 

「ジュビリーセレブレーション」の2番花

 

 

✿なぜ、展着剤を入れるのか?

という、お話もありました。

 

展着剤って、薬剤を葉に付ける

糊の役目があるんです。

 

 

よく、ワックスを塗った車が濡れると、

水玉のようになって、雨をはじくように、

 

薬剤散布したあと、

葉に水玉ができるのはダメ。

 

ワックスの効いてない車のように、

びっしょりにならないと、効果が無いので、

展着剤を入れるそうです。

 

 

「薬剤散布のやり方」は、

 

以前の講座でお聞きしたのと、

あまり変わらなかったので、

お時間ある時に、下記をclickしてみてくださいね

「バラの消毒のやり方」

    ↓   ↓ 

http://ameblo.jp/mamanobara/theme-10086898226.html

 

 

 

✿今日は、テンポよく♫と、思って、

調子よく書いていたら、

長く書いちゃって

 

こんなに色々やらなくてはいけないの?

と、ビビッちゃった方もいらっしゃるかしら。

 

これは、講座の中のお話で、

私も全部、やっている訳ではないですよ~(笑)

 

では、この辺で。

長~い文章を読んでくださった方、

有難うございました♪

お疲れ様でした~♡

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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