「ここに来ると、出会いがある」
よくお客さんがそう言うそうです。
生活を豊かにしてくれる「何か」と出会えるかもしれない、
そんなワクワクがお店にありますね。
ここにあるのは、
生活の主役ではなく、生活を補ってくれるものたち。。。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
admi(アドゥミ)の木版プリントの布。
admiの布は、インドの伝統的技法で
一つ一つ手作りで作られているもの。
技法も素晴らしいけれど、なによりデザインが可愛いらしい。♪
この布が置いてある、置こうとする感性が、
このお店を一番表しているように思ったんです。
「admiの布は、オリジナルの柄を木版で、
一枚一枚手作りでプリントしています。
インドの伝統技法である木版プリントは、
手彫りの木版に染料をつけ、丁寧に布に手作業で押していきます。
木版を彫る職人、プリントをする職人、裁断して縫製する職人、
沢山の方の手仕事で出来上がっている布です」
この布との出会い、
それは・・・
このお店をオープンする1ヵ月くらい前だったと言います。
ある展示会で、admiのハンカチ、
その代表的な柄を見かけた時、
「可愛らしいと思ったんです」
と、一目に気に入り、
これをお店に置きたいと、すぐに思ったと言います。
「見た瞬間に決まった。お店に並べて紹介したいと思ったんです」
オープン以来、途切れる事なくお店に置き続け、
admiのハンカチ、バンダナ、風呂敷は、¥700くらいで、
この二年で1000枚も売れるお店の人気商品になっているそう。
デザインが可愛らしいと思ったし、
手作りの物作りにこだわる姿勢を応援したいと思った。
admiさんは、大学卒業後、単身インドに渡り、
木版プリントをはじめとする、
手仕事により伝統的技法の素晴らしさ、温かみに感銘を受け、
admiを立ち上げた方。
デザイン、柄をadmiが担当し、
現地の職人さんにインドで作ってもらっているのがこの布たち。
木版プリントというのは、
木の判子ですよね。
それを手押しで一枚一枚押している。
押し加減やインク加減で、ズレや色ムラがあっても、
それはそれで味として素敵な風合いになっていて。
admiの布が素敵なのもあるし、
二年間、同じ場所でずっと売り続ける
お店の気持ちが凄いと思います。
しかも、入口入ってすぐの所です。
売れなければ他の物に入れ替えたり、というのが
普通のお店によくある話しですよね。
ここにずっと置き続けている気持ちが凄い。
いや、話しを聞いていると、
気持ちよりもっと深くて硬い
信念みたいなものを感じました。
「いいと思ったものを置きたい」
お店の中のものを見渡してみると、
admiに限らず、
オープンの時からずっと置き続けている、というものが
あちらこちらにありましたよ。
変わらないのではなく、変えないこと。
長く使える物は、目先の時間に惑わされない。
admiというのはヒンドゥー語で「ひと」という意味だそう。
人の「輪」を大事にして、人の「輪」が広がって。
まさにこのお店の名前に通じる部分です。
そこの「輪(ワ)」。
川越で知ってもらいたいお店が、
ソコノワです。
(店内にかかっていた曲から。記事のBGMとしてお聴きください♪
Gillian Welch-HardTimes)
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
この建物、昨日から引き続きの登場です。ヽ(゚◇゚ )ノ
今、川越のホットスポットですね。!
クレアモールに沿って、
八幡神社の前を通るのが八幡通り。
そして、
ミドリヤの所から脇道に入っていきます。
少し進むと左手にすぐに見えるのが・・・
この白い建物。
クレアモールから離れ過ぎず、絶妙な距離感。
この建物から、
昨日は2Fの「RAG CAFE」の事を、
今日は1Fのソコノワの事を紹介したいと思うんです。
ソコノワを知っている方多いと思うけど、
ここで改めてお店の事を、
川越の中のソコノワの意味を伝えてみたいなと♪
ソコノワを、
「女性向けのお店」「男性向けのお店」と、
どちらかに思ってる方もいると思いますが、
このお店は男性も多いし、女性も多いし、
両方ですね。
ちなみにソコノワの記事は、
雑貨編と洋服編、2回に分けて書いてみたいと思います。♪
今日は雑貨編です。
「後編はこちら」
なんで2回に分けるのか??
1回でまとめきれないくらい深いお店だし、
それだけ個人的に、
川越で大事なお店だと思っているから。
ここから発信されるものが、
川越をもっと素敵にさせる、
僕は本当にそう信じてますよ。
今まで、記事にしたいなと何度も思っていたけど、
伝えるならしっかり向き合って、深く深く入っていきたいし、
心の準備が必要だった。。。(笑)
多くの人の生活を変えるくらいの力があるお店、
それを感じていたから、
簡単な気持ちでは向き合えなかったです。。。
今回、3日間、何時間もお店に居て、
ソコノワをたっぷり感じてきました。
知れば知るほどこのお店は、
相当なアンテナと行動力がないと作れない事が分かります。
ちょっと好きだから、くらい気持ちでは、
ここまで深い所まで行けないですね。。。
トータルで提案する事の大変さ、
一つ一つの物の背景にあるストーリーを語る情熱。
ソコノワの二人はやはり、
川越を変えるつもりです。
2FにRAG CAFEがオープンしたタイミングで、
熱い視線が注がれる今こそ、ソコノワを伝えたいと。
「ここに来ると、出会いがある」
そう言ってくれるお客さんは、
ワクワクしていて、どこか宝探しをしているような雰囲気で。(-^□^-)
確かに言われてみると、
ここにいるお客さんの表情は、
すまし顔より、みんな楽しそうに探している感じを受けます。♪
「何か面白いものないかな」「ここにこんなものが!」
そんな体験をさせてくれるお店ですね。
そうそう、宝探し的と書くと、
雑多な印象持たれるかもだけど、
ソコノワは違うんですよね。
面白いの質が違うんですよ。
単なる刺激としての一瞬の面白さではなく、
これからの生活を豊かにしてくれる、
そんな生活シーンを思わず思い浮かべている物、
そのイメージに、「わあ!」ってなるんです。(-^□^-)
一瞬ではなく、生活の宝です。
ソコノワの雑貨は、飾りで置くというより
日用雑貨です。♪
生活の中でしっかり「使える物」。
使えるイメージがしやすい物。
川越には、日用雑貨をちょこっと置くお店はある、
でもトータルで素敵なものが揃っているお店がない、
それはソコノワの二人が意識している所。
確かに川越で、生活雑貨がトータルで揃うお店って、
なかなかないですね。
いや、生活雑貨のお店はたくさんある。
でも。
あったとしても、長く使えなかったり、きっと使い捨てだったり。。。
そういう事じゃないんですよね。
ここで伝えたい川越styleはそういう事ではないし、
ソコノワが目指す川越styleもそういう事ではない。
その物で気持ちが豊かになったり、
日常をもっと丁寧に大事にしようと思えたり。
そこは大事にしたい所ですね。
もちろんそれは、
長く使える物だからこそ思える事。
「長く使ってもらおう」
これをどこまで思っているか、
ソコノワは本気で想っていました。
使い捨てでいい物なんか一つもない。
一つの物って、凄く力があると思うんです。
生活を変えるくらいの。
それを実感するきっかけがソコノワなのかなって。
都内に行かなくたって、川越にあるんですよ。♪
物に力があるのは、
そこに深いストーリーがあるからですね。
ソコノワは、
物作りとして芯がある人の物を置き、
しかも、いいと思った物は「置き続ける」。
生活を豊かにする物がある、
この言葉を実感を込めて書けるお店です。
ソコノワから発信されて、
川越を変えようという
日用雑貨の品々から一部を♪
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
■「生活に彩りを」。
例えばそれは、
オープンの時から置いている・・・
デュランスのピローミスト。
フランスのプロバンスで手作りで作られている物。
枕やシーツ、寝具にスプレーすると、
優しい香りで眠れる物です。♪
柔らかい香りで、飽きの来ない香り。(*^o^*)
寝具だけではなく、
服や香水としても使えそうです。
「香水が苦手だったけど、これなら使える」
そういう方もいるそう。
一つ買うとリピートする方が多いと言うけど、
クセになる、病みつきになるという表現では違う、
優しく補ってくれる感じですね。
香水って、主役になりがちだと思うんです。
でもデュランスって、
こんなに存在感あるのに、主役ではなく、
あくまで補ってくれる物。
デュランスを、ほぼ全種類揃えているお店は、
そうそうないと言います。
ソコノワだけじゃないでしょうか。(-^□^-)
■「時間と共に変化していくものを大事に」。
山梨の和紙メーカーの大直と、
工業デザイナーの深澤直人さんが一緒に開発した、
「SIWA・紙和」。
これ実は紙なんです。♪
ペーパー素材の物は世の中にたくさんあるけれど、
普段使いできるものが、
これだけ揃っているのは珍しいと思います。!
紙の可能性を広げようと、
木材パルプとポリオレフィン繊維を原料として、
和紙漉きの製法で作ったソフトナオロンという紙。
紙というと、
長い時間に耐えられない、というイメージありますよね。
でも・・・
この紙、時間と共に変化していくんです。
変化の様子を楽しめるものなんです。♪
そう、皮の経年変化していく紙。
↓見てください。。。
左が新品、右がソコノワ松村さんの私物です。。。
一年半使っても、全然ガタがきてないそう。
むしろ、味わいが深まってますね~!
紙が皮のように経年変化する。。。初めて知りました。
触った感じも、
紙のような皮のような初体験の感触でしたよ。(*^o^*)
こういう物が置いてある、っていうだけでなく、
置いてあってお店の中でしっくりしてる様子が、
ソコノワ凄いなって。。。
■「日常にもっと自然を」。
物作りとして芯がある所の物を置き、
しかも、いいと思った物は置き続ける。
この前、限定展示販売していた「CUMO」のエプロン。
関東ではソコノワが初の取り扱いで、
凄く好評だったそうですよ。♪
お店でこれからも取り扱っていくそう。!
天然素材にこだわった素敵なエプロンって、
ありそうでなかった。
これも川越styleとして定着していくといいなあ。(*^o^*)
岡山のエプロン作家CUMOさん。
ソコノワで行った展示会の時には、
わざわざ川越まで来てくれたそうですよ。!
トートーニーのスリッパ。
女性が一人で作っている手作りのスリッパです。
一枚皮を使って、一ヶ所だけ縫製してできたスリッパ。
kitokusaのドライフラワー。
いろんな種類があります♪
インテリアにプレゼントに。
■「日常を書き留める物も」。
生活トータルで揃えたい、と
ステーショナリーも置いているソコノワ。
文房具を選ぶアンテナも、
さすがソコノワです。
銀座にある画材店、
月光荘の鉛筆、削り器、消しゴム。
これは川越では、ここでしか手に入らないですね。
admiのポチ袋もありました。♪
■「生活に優しい香りを」。
フランスのサボネリーの
ベジタブルソープ。
ドライハーブの入った植物性のソープ。
■「みんな違ってみんないい」。
それぞれ風合いが違う鉢。
同じようでみんな違う。その感じがいい。
■「生活に微笑みを」。(*^o^*)
レバーをくるくる回すと、
ハッピーバースデートューユー♪の
メロディーを奏でるオルゴール。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
こうやって見ると、
本当に生活トータルですよね。
一つのお店の中で、
これだけ広がりがある事に驚きます。
ソコノワの二人は、
毎週のように二人で都内の展示会に足を運び、
物を実際に見て、
生活で使えるものか、
使い心地はどうか、
作家さんの作り手として想いは、など
いろんな面から考えて、
ソコノワに置いたらいいのか考えている。
一人で制作している作家さんの物が多いのは、
丁寧に物作りを頑張る人を
応援したい気持ちもあるからだそう。
ソコノワの二人のアンテナ、行動力には脱帽です。
お店でこれから目指す日用雑貨は、
靴下や傘・日傘、シロップなど、
生活に根ざした物を考えているそう。♪
ソコノワが選ぶシロップって気になりますね~。!
そのシロップには、どんなストーリーがあるんだろう。
・・・と、
具体的な物を紹介してみたけど、
物を伝えたいというより、
その物を選んだアンテナとか、
その物が持つテイストを感じてもらいたいです。
この、ソコノワの感性が川越で広まって欲しい、
そんな気持ちで書いています。(-^□^-)
ぜひ、見て触れて体感して欲しいです♪
そして、明日は
ソコノワの服の事とエンディングへ。。。
お楽しみに。。。!