広まりつつある今年の花粉症。
乳酸菌のなかでも「フェカリス菌」「KW乳酸菌」「L-92乳酸菌」が入った
ヨーグルトが一般的に花粉症対策に適したヨーグルトと言われています。
2011年の11月に発売された朝のYooは、当初は花粉症の効果などについては
触れておらず、腸内環境を整えられて免疫機能を高めるなどでしたが、
今年になってフェカリス菌が花粉症の症状緩和に効果があるとして広まり
インフルエンザ対策の明治ヨーグルトR-1に続く話題になっているヨーグルトで
先月においては、飲むタイプである
伊藤園の朝のYoo のフェカリス菌で花粉症対策 を記事にしましたが、
この朝のYooは、
チチヤスから発売されている食べるタイプのフェカリス菌ヨーグルト
これらは、どれもがみな伊藤園&チチヤス共同開発 の朝のYooですが、
いったいどこが違うのか検証してみます。
伊藤園から発売されている飲むタイプの朝のYooは、
すべて乳固形分が3%未満で殺菌しているため「清涼飲料水」の表示で、
賞味期間(未開封)が、長い加工食品で未開封の場合は常温で保存可能です。
このチチヤスから発売されている食べるタイプの朝のYooは、
無脂乳固形分9.0%であるため「発酵乳」と表示の賞味期間の短い
デイリー食品で10℃以下の要冷蔵です。
*「発酵乳」とは、無脂乳固形分8.0%以上,1ml当り菌数1000万以上のもののことです。
賞味期限についての記事はこちらで
■食べるヨーグルトのパッケージには、
フェカリス生菌IC-1と書かれていますが、
これは、伊藤園とチチヤスの共同研究中に発見されたフィカリス菌で
伊藤園・チチヤスの社名の頭文字を取り“IC-1”と名付けらているそうです。
またカップの横には、IC-1(生菌)とFK-23(死菌)の2種類のフェカリス菌を使用と表示。
FK-23の正式名は、「エンテロコッカス・フェカリス・FK-23菌」
殺菌済み(死骸)なので効果がないのではと思いがちですが、
フェカリス菌というのは、他の乳酸菌のエサとなるため殺菌しても
効果が落ちないとされ、腸内の善玉菌を増やすことに役立つそうです。
つまりフェカリス生菌IC-1(生菌)で生きたままの状態で腸まで届け
FK-23(死菌)で腸内の善玉菌を増やし腸内環境を良くさせていくのです。
■飲むタイプの朝のYooには、
朝のYooに含まれている乳酸菌の90%以上はフェカリス菌で、
その乳酸菌は殺菌済みということなので、
FK-23(死菌)のみのフェカリス菌ということになり
菌体が小さいフェカリス菌は、一度に多くの菌を摂取するのに適しているため
乳酸菌が1,000億個も含有されている「清涼飲料水」なのです。
飲むタイプは、伊藤園から6タイプ発売されていて
画像の4タイプの他に、PET200mlと紙パック200mlタイプがあります。
![☆Pure Life☆](https://stat.ameba.jp/user_images/20130313/21/koichi-shoot/27/cd/j/o0600034212456066384.jpg?caw=800)
FK-23(死菌)の免疫調節作用と安全性ついては
生菌に比べ加熱処理菌体では、
免疫賦活作用、抗腫瘍作用、抗ガン剤の副作用軽減、C型肝炎改善作用、感染症抑制作用、
腸作用の免疫調節作用がより強いことや、加熱処理菌体の服用による副作用は報告されておらず
ヒト臨床試験においても安全性が確認されています。
朝のYoo フェカリス菌ヨーグルト
1カップ(112g)あたりのカロリーは79kcal
味は、プレーンヨーグルトではなく
明治ヨーグルトR-1のような機能性ヨーグルトとおなじ
甘味のある、さわやかなヨーグルトです。
結論として、食べるタイプも飲むタイプも
花粉症には、とても良いヨーグルトになりますが、
ヨーグルトは、酸性の環境に弱いという性質があるため、
お腹が空いている食前に食べたり・飲んでは効果はないのです。
乳酸菌などを生きたままの状態で腸まで届けたり
腸内の善玉菌を増やし腸内環境を良くさせていくためには、
食事を摂ることで胃液の酸度が落とし、胃液から生き残らせるように
するため食後が望ましいのです。
なので、朝のYooと言っても食事抜きで食べたり・飲むだけは無意味なのです。
朝のYooに頼るのもいいですが、日頃から丈夫なカラダづくりのため
免疫力を高める食生活を心掛けることが大切です。
いったい花粉症にどの朝のYooがいいのか?
それは、自分の好みに合った、そしてTPOで選ぶことができるのも朝のYooのいいところです。
食べたり、飲んですぐに効果があらわれるものではありませんので
この春の期間、続けることが大切なのです。
こちらの花粉症に関する記事もご参考ください