製作陣がやりたい放題。 『トキメキ恋するセンチョリ村』 | コワれるまで ALLORA

製作陣がやりたい放題。 『トキメキ恋するセンチョリ村』

『トキメキハート恋するセンチョリ村』 (Once Upon a Time in Saengcho( ウォンス オポノ タイム イン センチョリ )ri 2011年)。

前項でも書いたとおり、夜 『太陽を抱く月(ヘルル プムン タル)(2012年)の前年に、ナム・ボラがとても可愛い田舎娘を演じたドラマです。
トキメキ恋するセンチョリ村
ボラはセンチョリ村のはずれの山中に、痴呆症の父親の面倒をみながら暮らす少女オ・ナヨンを演じます。

『ヘルル プムン タル』とたった1年違いなのに、ナム・ボラ、全然若いです。
『センチョリ』ではまさに可憐な少女ビックリマーク

でも、彼女の登場まで、訳の分からないサスペンスで話を引っ張る本作脚本家。

そういう展開にするほどの意味はあったのでしょうか?

トキメキ恋するセンチョリ村

ぜったい、ないと思うな。

つまり、このドラマは製作陣のやりたい放題。
最後の結末だけ決めておいて、あとは好き放題に遊んでる、ブッとびドラマです。

だって第6話、オ・ナヨンがセンチョリ支店の用務員に応募したとき、ジャンケンかなんかでさっさと決めてしまえばいいのに、わざわざメダルを賭けた3回戦の選考会まで話を発展させる必要があるのか。

そんなことのために、長い尺を使ったりしてます。

他にも、一人暮らしの美女ヘリン(コ・ホギョン)のフライパンタイム。
トキメキ恋するセンチョリ村
このシーンは笑っちゃうのですけど、そもそも彼女が巫女(ムニョ)である必然性は全くありません。

ただ、センチョリ支店の社員たちが興味半分にヘリンの部屋を覗いたら、その正体にビックリした、というシーンを撮りたかっただけ。
そのためにそんな設定にしたのであって、始めも後も、ヘリンが巫女であることはドラマにとっては関係がないことです。

で、フライパンタイムですけど、本作ではレンガの一撃で人が死んでいます。
なのに、なんでフライパンであれだけボコボコに殴られても、人は死なないのでしょうはてなマーク (;^_^A

そんなこんな、脈絡のないギャグをカマし続ける本作、それゆえに先が全く見えません。
話の展開に論理性がないんですから、予想できるはずがありません。

ちょっと類似作が見あたらないほど、愉快で面白いドラマです。


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本作のヒロイン、ちょっと コンギットル 『恋愛操作団(Dating Agency)シラノ(Cyrano)(2013年)に出演した少女時代 (So Nyuh Shi Dae( ソニョシデ SNSD ))のスヨンみ(Sooyoung )たいなエキゾチックな顔立ちのイ・ヨンウン。
トキメキ恋するセンチョリ村
彼女の作品は観ていないので、どんなタイプの女優さんなのかは、これから勉強するとしましょう。

共演男優はかんざしトンイ(Dong Yi) (2010年)でシム・ウンテクを演じたキム・ドンユン。

もうひとり、恋のライバルが、 キム・マンドク (Kim Man Deok) 美しき伝説の商人』 (2010年)で西門問屋の大行首(テヘンス)カン・ユジを演じた男優ハ・ソクジン。

現代劇だと2人とも若く見えます。



最後に、『センチョリ』って訳のわからない作品ですが、出演者の選出基準もよく分からない。
なんでこんな大物が、っていう人が出ています。

その最たる人が、 『製빵王 (チェパンワン) キム・タック』 (2010年)のユン・シユン。
トキメキ恋するセンチョリ村
ナム・ボラとのツーショットですが、このシーンは 『シークレット・ガーデン』 (原題:Secret Garden(シクリッ カドゥン) 2010年) の腹筋運動アタック恋の矢のパロディ。

BGM まで同じものを使っています(;^_^A