明日の仕事の活力! 『キム・マンドク 美しき伝説の商人』
非常に偏狭な思いではあるのですが・・・
全般的にドラマでは、恋人の電話で飛んでいくとか、社会人としてそんな自由時間は作れんだろうって突っ込みたくなるようなシーンが繁く観られます(と思います)。
人って、まず生活の糧を確保するための労働がベースにあって、その上に恋愛とかの精神的な営みがあるんだろうと思ってまして、なのでやたら仕事そっちのけで愛に生きる、TVドラマって、なんか違和感があるなぁとかねがね思ってます。
その違和感を解消するために、登場人物の職業を自由業に近いものにしたりとか、思いっきりセレブにして仕事なんか要らないような設定にしたりとか。
私個人としては、仕事そっちのけの恋愛ドラマばかりではなく、自分の生活時間のおよそ半分を占める仕事がどうしても第一義なので、視聴後感を仕事現場に活かせるようなドラマも観たいと思います。
要するに、『半沢直樹』 と『張禧嬪』 ( (2002年)のどっちを観たいか
『張禧嬪』みたいにストレスをためるドラマって、ホント自分の心根まで歪んでくるようで、観ていたも苦痛なんですよ(明日も仕事だというのに ヽ(`Д´)ノ )
そんな私にとって、すごくよかった作品が、 『キム・マンドク 〜美しき伝説の商人~』 (原題:巨商 金萬徳 2010年)。
これは面白かった。
ホント、明日の仕事の活力になりました
「そーだよなー。仕事の基本ってそういうものだよな~」
そんな思いで就寝できるドラマだったと思います。
ある事業を興すためにキム・マンドク(イ・ミヨン)はどのくらいの投資を画策するか。
資金調達をどうするかる
倒産寸前の企業をどう再生するか。
そんな知的なおもしろさもありましたし、なんといっても人として生きる基本が描かれます。
「人を活かす」とか「人は一人では生きていけない」とか「誠実に生きていれば周りに支援者が育っていく」とか、今日凹んでたり、明日また凹むようなことが起きても、このドラマを観て気分一新
なかなか巡り会えないドラマだと思います。
主人公キム・マンドクの少女時代ホンを演じるのは、ハ・ジウォン版 『ファン・ジニ 』(黃眞伊 2006年)で、幼少時のジニを演じていた、ベテラン子役女優のシム・ウンギョン。
この時期から既にマンドクには経済的自立を志向する片鱗が伺えます。
あれこれあってホンは済州島 へ。
そして第5話のラストで幼少時代は終わり、キャストはイ・ミヨン。
済州島で名物妓生となっています。
ここでマンドクは海女 さんたちをはじめ、島民らの信頼を得て、済州島の豪商となっていくのです。
さて、本作の出演者もなかなかウレシイ人がいます。
マンドクの最大のライバル、オ・マクスン。
演ずるパク・ソルミって、 『オールイ ン』(2003年)で、カジノ協会会長の娘ソ・チニ役で出ていました。
美人だけど、マンガになりそうな、分かりやすいデフォルメがされそうな顔立ちの女優さん。
私はこの人の、面白い風貌が好きです。
『キム・マンドク』の見どころは、パク・ソルミの衣装にもあるんじゃないですか。
漢陽か ら遠く離れた済州島だと、ファッションも慣習に縛られず自由なのでしょうか。
マクスンが着ている服は斬新で、韓服のようで韓服じゃないスタイリッシュなのとか、生地の絵柄も煌びやかだし、装飾物なども含めてとにかく観ていて楽しいです。
マンドクが経営する東門問屋の使用人イウン(オ・ヨンソ)。
いつもブツブツ文句を言ってます。
今なら、NHKで『トンイ 』 (2010年)を観ていた多くの人ならあれっと思うでしょうけど、ニュー中殿マ マ(仁元王后) ですねぇ。
ホンにキム・マンドクという新しい名前を名付けてくれた、マンドクの父キム・ウンニョル(チェ・ジェソン)。
『恋せよシングルママ』 (原題:私の愛、私のそばに 2011年)の優しい社長さん。
渋い、いい男優さんです。
本作最後に登場する朝鮮王朝第22代王の正祖役 のチョ・ソンハ。
同年に放映されていた 『トキメキ成均館スキャンダル 』(2010年)でも、正祖な んですね。
じゃ最後に、『トンイ』振りの大げさな本作のテーマ曲を。
とてもいいですっ
全般的にドラマでは、恋人の電話で飛んでいくとか、社会人としてそんな自由時間は作れんだろうって突っ込みたくなるようなシーンが繁く観られます(と思います)。
人って、まず生活の糧を確保するための労働がベースにあって、その上に恋愛とかの精神的な営みがあるんだろうと思ってまして、なのでやたら仕事そっちのけで愛に生きる、TVドラマって、なんか違和感があるなぁとかねがね思ってます。
その違和感を解消するために、登場人物の職業を自由業に近いものにしたりとか、思いっきりセレブにして仕事なんか要らないような設定にしたりとか。
私個人としては、仕事そっちのけの恋愛ドラマばかりではなく、自分の生活時間のおよそ半分を占める仕事がどうしても第一義なので、視聴後感を仕事現場に活かせるようなドラマも観たいと思います。
要するに、『半沢直樹』 と
『張禧嬪』みたいにストレスをためるドラマって、ホント自分の心根まで歪んでくるようで、観ていたも苦痛なんですよ(明日も仕事だというのに ヽ(`Д´)ノ )
そんな私にとって、すごくよかった作品が、 『キム・マンドク 〜美しき伝説の商人~』 (原題:
これは面白かった。
ホント、明日の仕事の活力になりました
「そーだよなー。仕事の基本ってそういうものだよな~」
そんな思いで就寝できるドラマだったと思います。
ある事業を興すためにキム・マンドク(イ・ミヨン)はどのくらいの投資を画策するか。
資金調達をどうするかる
倒産寸前の企業をどう再生するか。
そんな知的なおもしろさもありましたし、なんといっても人として生きる基本が描かれます。
「人を活かす」とか「人は一人では生きていけない」とか「誠実に生きていれば周りに支援者が育っていく」とか、今日凹んでたり、明日また凹むようなことが起きても、このドラマを観て気分一新
なかなか巡り会えないドラマだと思います。
主人公キム・マンドクの少女時代ホンを演じるのは、ハ・ジウォン版 『
この時期から既にマンドクには経済的自立を志向する片鱗が伺えます。
あれこれあってホンは
そして第5話のラストで幼少時代は終わり、キャストはイ・ミヨン。
済州島で名物妓生となっています。
ここでマンドクは
さて、本作の出演者もなかなかウレシイ人がいます。
マンドクの最大のライバル、オ・マクスン。
演ずるパク・ソルミって、 『
美人だけど、マンガになりそうな、分かりやすいデフォルメがされそうな顔立ちの女優さん。
私はこの人の、面白い風貌が好きです。
『キム・マンドク』の見どころは、パク・ソルミの衣装にもあるんじゃないですか。
マクスンが着ている服は斬新で、韓服のようで韓服じゃないスタイリッシュなのとか、生地の絵柄も煌びやかだし、装飾物なども含めてとにかく観ていて楽しいです。
マンドクが経営する東門問屋の使用人イウン(オ・ヨンソ)。
いつもブツブツ文句を言ってます。
今なら、NHKで『
ホンにキム・マンドクという新しい名前を名付けてくれた、マンドクの父キム・ウンニョル(チェ・ジェソン)。
『恋せよシングルママ』 (原題:
渋い、いい男優さんです。
本作最後に登場する朝鮮王朝第22代王の
同年に放映されていた 『トキメキ
じゃ最後に、『トンイ』振りの大げさな本作のテーマ曲を。
とてもいいですっ