寄生獣

『寄生獣』 2014年・日本 


長年、我が家の本棚に並んでいる漫画であり、猛烈に面白い原作である。
が、昨日の夕食のメニューどころか、今日の夕飯を作ることさえ忘れるババア(当方)は、詳細を忘れており、色々と新鮮。
こりゃあ、いい。

人体に寄生する生命体、寄生獣ミギーは好きだった。
その点はドキドキだったのだけれども、いいじゃないですかどうですか。
躍動していて、不自然さもない。

予算も人員も限られている中で、アクションもCGも勢いがある。
地球を守ろうとするものvs人間の構図。
ストーリーは鉄板だ。


寄生される高校生は染谷将太。子供から大人に変貌していく表情が素晴らしい!

教師、深津絵里が最高!舞台で鍛えた発声が、見事。
あのモノローグの豊かさ。無表情の中に表情を蓄えている。

ミギーの阿部サダヲは期待通り。
今回、橋本愛が開花した模様。いつものキレ芸とは違う!
東出昌大は、今作の実写化のために生まれてきたレベルで激似。

余貴美子が切ない。あのババアぶりは胸に迫る。
國村隼がいい!この人は、いつも良いのだけれども。

佐藤直紀の音楽が壮大で、『龍馬伝』状態。否応なく盛り上がる。

山崎貴監督は、得意の泣かせ節が薄く、観やすい。
と思っていたら、肝心の前フリで当方、寝落ちしていたらしい。よって、泣けなかった阿呆。


ただ、エピソードが継ぎはぎに見えてしまったのは残念。
少々、ブツ切り感があるような。
と、一瞬、寝落ちした中年が言ってます。

漫画に興奮した当時、日本で実写化は不可能だろうと思っていた。
その原作を今、こうしてスクリーンで目の当たりにできる。

ちゃんとグロい。
きちんとホラー。
血もドバドバブシューでダラダラと赤い。

後編と合わせての1作品だろう。
来年公開までに、寝落ち部分を補完したい。します。


映画 スクリーン

[関連作品]
山崎貴 『STAND BY ME ドラえもん』
染谷将太 『悪の教典』『脳男』『デビルマン』『あぜ道のダンディ』『貞子3D』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』『白ゆき姫殺人事件』『神さまの言うとおり』『東京島』
橋本愛・東出昌大 『桐島、部活やめるってよ』



↑面白かったらクリック☆ありがとう!人気ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村へ

blogramのブログランキング