WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』 2014年・日本 


面白れぇ!

私事ながら、矢口史靖監督は同じ高校の一年後輩。当方、そんなお年頃ですみません。
なので、ぴあフィルムフェスティバル当時から密かに応援中。

試写会鑑賞であり、エコ贔屓する気マンマン。
けれど、そんな裏心は不要だった。

会場はドッカンドッカン、ウケにウケており、大人しい秋田人が大爆笑。上映後、「面白かったね~」と口々に言いながら散っていく、無料鑑賞の客の波。

これぞ、映画!
これぞコメディ!

ヤル気ゼロの林業研修生。
そこに有象無象が絡んできての笑いと笑いと、笑い。

今回は林業あるあるがいっぱい。お仕事ムービーとしても楽しすぎ。


染谷将太がたまらんちん。フニャフニャ男子。ずっとフニャフニャ。それがイイ。良い仕事。

伊藤英明の、アホ才能が炸裂。
長澤まさみ・西田尚美・優香が皆、ほぼスッピン。
意外にも、光石研の腹筋が割れている。
マキタスポーツの歌唱あり。
柄本明も、ほどよい出番。

三浦しをんの原作を、弾むように映像化。
音楽も、林業リサーチも小道具や装置も、森に馴染んでいる。

何より、矢口史靖監督の演出力はどうだ!
皆が皆、超自然。子供も年寄りも、熟練も若手も。
人が生きている。森が生きている。躍動している、もう痛快。


今年イチバン笑った。
もしかしてコレは、矢口ウォーターボーイズ史靖監督の最高傑作が登場した気配か。

受け継いでいくということ。
八百万の神に守られているということ。
次の世代へ橋渡し。
そんな気持ちの籠る森。

我々の高校は神奈川県伊勢原市、丹沢山系の大山という山の麓にありました。
こんなにイカした作品を作ってしまうなんて。
何やら当方まで、感無量。


なお、エンドロール後も映像がありますので、どうぞ最後まで森に包まれていてください。



映画 スクリーン

[関連作品]
染谷将太 『悪の教典』『脳男』『デビルマン』
伊藤英明 『悪の教典』
長澤まさみ 『モテキ』
マキタスポーツ 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『苦役列車』
光石研 『十三人の刺客』『カイジ 人生逆転ゲーム』『毎日かあさん』『クライマーズ・ハイ』『ヘヴンズ ストーリー』『おっぱいバレー』『アウトレイジ ビヨンド』『脳男』『あぜ道のダンディ』『それでもボクはやってない』



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