【第二回】路地裏探検隊(7)バスで行きついた先 | 悪あがき女製作所

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ラヴ☆蒲田

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まずはこちらからお読みください。


【第二回】路地裏探検隊(1)集合の巻(→

【第二回】路地裏探検隊(2)探検の地へ、そしての巻(→

【第二回】路地裏探検隊(3)おやつの巻(→

【第二回】路地裏探検隊(4)お土産を買うの巻(→

【第二回】路地裏探検隊(5)曳舟に行ったら寄らなくてはいけない店(→

【第二回】路地裏探検隊(6)たいせつな誓い(→


歩き続け、そして呑み続ける路地裏探検隊

「日暮里で喫茶店」とか言いながら(言われながら)バスに乗り込んだはずが降りた場所は

全然日暮里なんかじゃありません。


ふらふらと灯りに誘われる3人。(いや、誰かさんの導き)


▼大林酒場

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この大林酒場sanは【店内撮影禁止】のお店です。

携帯の使用も禁止です。

でも我ら路地裏探検隊は【楽しい写真クラブ】ではないので、あっさり入店です。

でもちょっと不安だったのはもひとつ【泥酔者お断り】というのもあったような・・・。


このお店がある南千住のこの地はわたしが愛して止まない『あしたのジョー』の舞台となった場所。

大阪でいうところの西成のような場所です。

この地で60年以上も続く、真っ当な硬派な酒場なのです。


本来ならば女子供(子供の意味は未成年ではなくひよっこという意味で)の行くような店ではない、

そんな気がする。

頑固親爺がいてうるさい、とかではなくてお店に流れる空気が凛としていて

どこか背筋を伸ばして自分の節度に合ったお酒をたしなむ、そんな感じ。

だらだらと呑むのではなく、一日の労働の疲れを癒し、またはお腹を満たすために軽く寄る店。

もちろんワイワイと呑むような場所でもないので、路地裏探検隊もおとなしく

まるで森に森林浴に行くようにこの場の空気を堪能です。


閉鎖的ではなくむしろ開放的で懐の広いお店だけれど

入店する側がきちんとそうして長く続けて欲しい、このまま残さなければいけないお店。

大林酒場はそういう存在なのだと思う。


近くに住む人が労働のあとに毎日のように通う店。


古いけれどどこも丁寧に掃除が行き届いていて清潔。

席に座りそっと目を閉じると、なんだかずいぶんと昔の光景が目に浮かんできた。

いつまでも在り続けて欲しいお店である。


なんだかカウンターの片隅に丹下のおやっさんが座っているような気がした。


そして路地裏探検隊はまだつづくのである。


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大林酒場


東京都台東区日本堤1-24-14
TEL:非公開
営業時間:16:00~21:00
定休日:火曜日
※店内撮影、携帯電話の使用、一切禁止です。

大林酒場 居酒屋 / 南千住駅 三ノ輪駅 三ノ輪橋駅


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