1月14日付BBCSports等によれば、紛争中だったイングランド代表の報酬は、以前より4000ポンドアップの20000ポンド(約282万円)がFA協会から提示されたとのことだ。
また、これに伴いボーナス制度や、週18~24時間のセカンドジョブにつくことも認められることとなった。
今回の報酬アップは、PFA(イングランドプロフットボール組合)が仲介して、勝ち取ったものだ。
最高幹部、Goldon Taylorが「女子の報酬は恥ずかしい」と述べたことは、メディアに大きくとりあげられた。
報道によれば、この条件にはプレーヤーは評価しているとのことで、妥結に向かうようだ。
組合は、紛争が起こった12月からの報酬をプレーヤーに補填し、引き続きクラブとの交渉を支援していくとのことだ。
さすがは労働組合の国イギリスといえる話ではないだろうか
日本でも、オリンピックで座席の待遇改善はされ、ボーナスもアップされた。しかし一部の人気選手が個人的に報酬がアップしたのを除いて、報酬がアップした話は聞かない。
北米では、クラブの報酬を連盟が補填する形で、報酬がアップされ、フランス、ドイツではプロクラブ、プロ契約がすすんできている。
大野 忍はフランスのLyonで1000万円の報酬を得たということだ。
欧米選手は良い待遇を求めて、どんどんクラブを移動している。今回の「事件」もその一環と思われる。待遇改善が当然、権利となっているのだろう。
1月7日付日本経済新聞では「なでしこ管理職、日本先進国最低の12%」という記事があった。
日本の女性の就業率は、42.2%で欧米と遜色がなくなったが、管理的従業者ではわずか11.7%とのことだそうだ。
この数字は先進国のみならずシンガポール34.3%、フィリピン52.7%にも劣るとのこと。
日本代表の活躍で、いろんな女子の題目に「なでしこ」が使われるようになった。
しかし昨年度の男女格差ランクは日本は下落し100位以下になった。
メディアや社会の「なでしこ」連呼は空しく響かないだろうか
ちなみに、イギリス代表の管理職の監督はもちろん女性である。
女子サッカー選手の収入は週100ドルここ
男女平等ランキングとFIFAランクはここ
座席問題で報道された日本の男女格差ここ
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