10月17日付のHerald Sunに女子サッカー選手の収入の記事が載っている。
この記事によれば、アメリカの2部であるW-Leagueのグランドファイナルに行った選手で、週100ドルの収入だということである。
Hope SoloやAlex Morganが昨期所属していたSeatle SoundersもW-Leagueだったから、他の選手はそんなものだったのだろう。
記事では、アレッサンドロ デル ピエロは週74000ドルだと比較している。
しかもそのうえ、女子選手は暑い昼間にプレイしていると
まったくこんな状況で女子サッカーをしている選手たちの情熱は恐れいる限りである。
日本の一部のなでしこリーグとて、代表とINAC以外の選手たちの環境も似たようなものかもしれない。
しかし男子とてそんなに恵まれているわけではない。
FIFAの調査によれば、男子の年俸の平均値は244000ドルだが、年俸の中央価は、44000ドル。
週に直せば846ドルだ。
男子も華やかなスタープレーヤーのみが超リッチな世界なのだ。
女子ワールドカップ、ロンドンオリンピック以降、女子サッカー選手は女性の地位向上のメルクマールのようになってきた。
欧米ではその観点で問題提起がされている。
Soloが守銭奴のように必死でお金を稼ぐのも、Wambachがプロリーグを叫ぶのもそのためだ。
日本ではだんだんなでしこは、アイドル化されているようにも見える。そして発言力をもっているINACの選手の地位だけが保障され、なかなか発言しにくくなっているようにも見える。
欧米では女子サッカーと共に提起された社会問題なはずの同性愛なども、芸能ネタ化してしまっている。
あまり波風を立てると村八分にされてしまうのが日本なのだろうか
付記すれば、まだチラ見しただけだが、スウェーデンリーグの選手の平均収入は他国に比していいような記事があった。スウェーデンに行きたがるのはそのためかもしれない。
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エンディングはブリジット ジョーンズの日記。女性のホンネネタのはしりのベストセラーの映画版
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