京都紅葉攻略作戦2010 | 西陣に住んでます

京都紅葉攻略作戦2010

西陣に住んでます-蓮華寺



京都紅葉が始まるまで、もう1ヶ月を切りましたね~


今年もしっかりと見に行っちゃおうと思ってますが、

夏の異常気象で今年の紅葉がどうなっちゃうのかちょっぴり心配です。


紅葉のメカニズムを考えると[→関連記事:紅葉を科学しちゃう]

今年は葉に蓄積されたアントシアニンの量が多いと考えられるので、

かなり鮮やかになる可能性があります。


その一方で、暑さがあまりにもへヴィーだったので

クロロフィルの分解をちゃんとできるだけの体力が葉っぱに残っているかが

心配なところです。


さて、


紅葉を観賞する時に一番重要なのは、

「その時にちゃんと紅葉している場所に行く」ということだと思います。

いくら美しい紅葉を見せてくれる観光サイトでも、

訪問時期をずらしてしまうと、青もみじ観賞になってしまいます(泣)。

なので、しっかりと情報をつかむことがヴァイタルとなります。


悩ましいことに、紅葉の見頃の時期は、

寒波がいつアタックしてくるかによって違ってきます。
ただし、時期がずれても見頃となる順番はだいたい決まっているので

過去のデータを見て季節がどの段階に進んでいるかを見極めるのが、

紅葉鑑賞の決め手だと思います。


このブログでは、

京都の紅葉が始まる前に、紅葉観賞に関連した記事をいくつか

アップしようと思いますが、まずこの記事では、

昨年の京都の紅葉の見頃がいつだったかを検証するデータを

エリア別に紹介したいと思いま~す。


以下、昨年の色づき状況を表に示します。

基本的にの状態になれば、観賞するのに適しています。

ただし、紅葉を思い切り楽しむには、の状態ということになります。

なお、データを観る限り、

一般にの状態を確認してから3日~1週間での状態になっています。



1洛北

西陣に住んでます-京都洛北 紅葉の見頃時期(2009年)


京都の紅葉は高雄から始まります。

時期は11月上旬から一部見ごろに入ります。

したがって、高雄の紅葉の色づきが早いか遅いかで

京都の紅葉の前半戦の時期をある程度予測することができるかと思います。

昨年は、一昨年よりもやや遅い出だしでした。


洛北地域は京都の中では比較的高度が高い

北山に位置する場所が多いので、紅葉の時期もやや早くなります。

事実、昨年も比叡山鞍馬貴船鷹峯紫野あたりは

11月中旬あたりにはしっかりと色づいています。


ただし、岩倉一乗寺上賀茂あたりはそれよりも1週間程度遅れます。

また蓮華寺のメインの庭や大原の宝泉院の額縁の庭は

やや遅く色づくので注意が必要です。



2洛東

西陣に住んでます-京都洛東 紅葉の見頃時期(2009年)


ほとんどの場所が11月20日ころに最高の状態になったことがわかります。


例外は、南禅寺の天授庵がやや早いこと、

清水寺安楽寺が1週間くらい遅れること、

そして八坂神社長楽寺建仁寺が最も遅い時期に最高になることです。



3洛中

西陣に住んでます-京都洛中 紅葉の見頃時期(2009年)


洛中は温暖なので、他の地域よりもやや遅れて11月下旬が見頃になります。

ただし、下鴨神社の糺の森は京都で最も遅い時期に見頃になります。



4洛西

西陣に住んでます-京都洛西 紅葉の見頃時期(2009年)


衣笠花園西山は11月20日くらいに見頃を迎えます。


それに対して、嵐山嵯峨は時期がばらつきます。

清滝奥嵯峨は中旬に見頃に達しています。

一方、平野部(嵯峨野)では11月20日くらいに見頃を迎えます。

また、祇王寺直指庵厭離庵鹿王院は11月下旬にピークを迎えます。

なので、嵐山と嵯峨野は紅葉の時期に行けば、

どこかでそれなりに紅葉を見れるということになります。

逆に嵐山と嵯峨野を極めるには何度も足を運ぶことが必要になります(笑)。



5洛南

西陣に住んでます-京都洛南 紅葉の見頃時期(2009年)


下京東山南部西山は11月下旬、宇治は11月末ということがわかります。

ただし、三室戸寺は宇治の中でやや先行します。




以上、去年の京都の紅葉の見頃の時期を概観しました。


紅葉の時期に京都の旅行を予定されている方々、

また京都の旅行を検討されている方々、

プラン作りの目安にしていただければと思います。


なお、寒波が訪れる時期によって

1週間程度はズレルことがありますので注意が必要です。

特に今年のようにラニーニャが発生してる年は予測が難しいかと思います。


ただ、


実際に予定通りいかないことがあっても悲観することはありません。

京都の紅葉は、場所を変えながら1ヶ月以上も続くからです。

たとえ、ある場所で紅葉が見れなくても、

他の場所できっと極上の紅葉を観ることができる可能性が大きいです。

このようにリスク回避が容易なところも京都の紅葉の魅力だと思います。


ところで・・・

私ごとで恐縮ですが、
一昨年はNikonCOOLPIX P6000のプロモーション[→記事1] [→記事2]

をさせていただいたり、

昨年はじゃらんに載っけていただいたりしましたが[→記事]

今年は特にそういったことがありません(笑)。


なので


ちょっくら落ち着いて新しいトライアルをしてみたいと考えてます。

もちろん今年も例年と同じように紅葉速報をアップしたいと思います。


いずれにしても今から紅葉が待ち遠しいです!




関連記事


[京都紅葉便り2009総集編-1]

[京都紅葉便り2009総集編-2]

[京都紅葉便り2009総合案内]


[京都紅葉便り2008総集編]


[京都紅葉便り2007総集編]