ドラゴン・タトゥーの女
テーマ:映画
「ドラゴン・タトゥーの女」
公開二日目の昨日の昼間観てきました~
以下、ネタバレを含みませんので安心してお読みください。
故児玉清さんをして
「面白いという言葉を百回繰り返してもまだ足りないほど心を奪われた。
これぞ最高のミステリーだ。」
と言わしめたという大ベストセラー小説「ミレニアム三部作」の第一作
「ドラゴン・タトゥーの女」のアメリカ映画化です。



作者のスティーグ・ラーソン氏は
スウィーデン人のジャーナリストだったそうで、
残念ながら処女作「ミレニアム」をリリースする前に
亡くなってしまったそうです。
彼の死後「ミレニアム三部作」は爆発的に大ヒットし、
すでにスウィーデンで映画化され、日本でも公開されました。

ただ、私にとってスウィーデン映画と言うと、
難解で何が言いたいのかサッパリ(笑)というか
一連のイングマール・ベルイマン監督作品をどうしても思い出してしまい
(きっと観る人が観れば素晴らしい作品だと思います・・・笑)、
そのトラウマで「ミレニアム」を観ることに二の足を踏んでいました。
ところが、今回の作品はハリウッド版ということで、
そんなトラウマから解放され、観に行ってきたわけです。
今年は「辰年」でもありますしね(笑)
まず、レッド・ツェッペリンのImmigrant Songが流れる
めちゃくちゃスタイリッシュなタイトルバックから
すでにぶっ飛んじゃいました~!
メタルマリオが飛び出してきそうでしょ(笑)
そして本編は、児玉清さんが言われたように、
ホントにホントに最高のミステリーでした!!!
キャラクターの設定に厚みがあり、
タフで腕利きのジャーナリスト、
エキセントリックなドラゴン・タトゥーの女、
そして、一癖も二癖もあるような関連人物が次々と登場します。
これらのキャラが織り成す物語は、
ハードボイルドなレイモンド・チャンドラーの香りがしたり、
ヤバヤバなミッキー・スピレインの香りがしたり、
耽美な江戸川乱歩の香りがしたり、
金田一な横溝正史の香りがしたり、
それでいて本格推理のアガサ・クリスティーの香りがしたりします。
またその一方で「24」に見られるような現代的な情報収集プロセスもあり、
見どころ満載の映画になっちゃってました。

主演は、ダメダメダブルオウセヴン(笑)のダニエル・クレイグと
この映画における演技でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされている
ルーニー・マーラです。
ダニエル・クレイグについては、ホントに見直しちゃいましたが(笑)
ルーニー・マーラについても、アカデミー賞でガチで戦えそうな気がします。

ところで、物語の舞台はスウィーデンの首都ストックホルムと
架空の北の町Hedestadにある小さな島のHedebyです。
実は私、20年前に幸運にもスウィーデンを訪れる機会があって、
ストックホルムやウプサラの他に
バルト海沿いのいくつかの小さな街を訪れたことがあります。
ストックホルムのガラムスタンの街並みはもちろんのこと、
たまたま乗ったセスナから観た海岸沿いの無数の島の風景、
そして森と泉などなど・・・ホントに美しかったのですが、
この映画ではそんな旅情をそそるような風景をぼちぼち排除して
普段着のスウィーデンが映し出されていました。
地下鉄駅のシーンでもファンタスティックな壁面アートが映ることは
ありませんでしたが、そんな演出が逆に好感でした。
ちょっと気になったのは、ダニエル・クレイグが
テイクアウトしてきたハンバーガーのセットを食べるシーンです。
20年前のストックホルムでマックの普通のハンバーガーのセットが
なんと日本円で1000円くらいしてました~!
今もめちゃくちゃ高いのかネットで調べてみたら
Combo Mealが平均で7.5EUROのようです。
日本円が強くなった分、800円になったんですね(笑)
・・・というわけで、
「ドラゴン・タトゥーの女」、
ミステリーが大好きな私には最高の映画でした!
今後製作されると思われる残りの2作を観たいな~と思うのと同時に
すでに公開されているスウィーデン版映画、
そして何よりも小説を読んでみたいと思ってます。
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