湿った火薬庫

基本的に1日1本お勧め映画の保管庫。たまに駄文交じり


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梶原です。

最近マジで温度が高すぎて頭がどうにかなってしまいそうなこの頃ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか。エアコン全開でガリガリ君フィーバーしてたり水風呂使ってウルヴァリンX-MENZEROごっこしたり

(皆自宅の水風呂でこういう真似しない?しないか……)

人によっていろいろと過ごし方があると思いますが、そんな皆さんに朗報です。ちょっとこちらに涼しくお洒落な一室で、皆で好きな映画を話し合うという素敵なイベントがありまして……。そんなイベントに僭越ながら僕がゲストで出るという事もあって、是非皆さんに興味を持っていただきたいなというダイレクトマーケティング記事です。多分三分程度で読み終わりますので少しばかり時間をお貸しください。

(どうにか読めそうで安心するお方)

 

来週22日の土曜日に、第7回 映画の“ある視点”について語ろう会「2017年上半期映画ベスト10」をみんなで語り合おう!というイベントが行われます。名は体を表す感じで、正に映画好きで集まり今年2017年の上半期、1月から6月までの上半期に見た映画をゲストが発表しあったり、来てくださった皆で話し合ったりしようという類のイベントなのです。

 

まず軽く第7回もついてるけど、そもそも映画の“ある視点”について語ろう会ってなんぞや?というか方に掻い摘んで説明を。数多の映画サイトでの寄稿や、キネマ旬報での読者評で幾度か採用されたりと、知識と観察眼を持つ、僕が尊敬するシネフィルである成宮秋祥さんが立ち上げた会で、映画に纏わる様々なテーマ(リーダーシップだとか恋愛だとか、年間ベストとか)を一つ決め、それについて熱く話し合える場を設けつつ、映画好きが気軽に交流し合える繋がりを作るというコンセプトの元、運用されている会なのです。実のところ、僕が始めて参加した映画関連のオフ会で、開催以降ずっと参加しています。

 

そして今回自画自賛という訳ではないんですが、7回にして初めてゲストという形で参加する形になりまして……。と言ってもいつもどおりの事をするだけなのですが、そういう意味でも長く参加してきた人間としても、このイベントの面白い所を3点で皆さんにお伝えしようと思い、この記事を書いています。少しでも魅力が伝われば幸いです。

 

1.映画についての見識が広がったり深まったり

このイベントでは前述した様に、毎回様々なテーマに基づいたゲストを招いており、その方の観点や思いに基づいた映画をランキング形式や対談形式にして披露しています。今回の7回目では、僕と共にゲストとして、若くして映画祭の運営に携わったり、デンマーク映画等の他国の映画研究に造詣が深い、成宮さんと双璧を成すシネフィルなche bunbunさんが上半期の作品ランキングを披露してくれます。成宮さんも時間を考慮してですが,

ランキングを出したりするかもなので、この二人に知識量とかはか、敵わぬ……ですが、熱意だけならちょっとは負けない……気がする僕と合わせ、三者三様全く映画に関する視点も感じ方も表現も違うので、それぞれの映画に対する見方や捉え方を聞いて、あ、こういう作品があるんだ~とか、こういう視点があったのか……って感じでいままで知らなかった分野に興味が持てたり、あるいは知識が付くかもしれません。

(イメージ図。勝手に変なイメージつけてごめんなさい〉

ちなみに僕は基本アクション映画が中心のランキングになっていますが、それは会場にてのお楽しみで。

 

2.自由に話せて自由に聞ける

来てくれた皆さんには簡易的なワークシートを配布します。そこで4人くらいでテーブルを作り、上半期に見た好きな映画について時間を設けて書いてもらい、ワークシートを参考にしつつ、好きな映画に対して自由に語って貰います。今年の~……とは書いていますが、絶対に新作だけという枠組みはございません。

それこそ映画館だけでなくネットフリックスとかアマゾンビデオとかの配信サイトで見た映画が印象的だったから語りたい、というのもOKですし、名画座やリバイバル、あるいはふらっとツタヤで借りた旧作が超面白かったからランキングに入れたい!ってのも大歓迎です。重要なのは上半期内で見て本当に好きになった映画その物について。是非是非、貴方の並々ならぬ愛情を聞かせてください!

(その愛情を拝聴するときの僕。笑顔のつもりです〉

また、聞く側にとっても名前も知らなかった作品だとかを知れたり、あ、その作品のそういう所俺も好き!と共感したりして、結構楽しいですよ。是非とも今後見たい映画のストックを増やしつつ、新たな映画仲間を増やしちゃいましょう。

 

3.小さくて嬉しい気遣い&知恵熱暴走するクイズ大会

皆さんに配布するのはワークシートだけでなく、ペットボトルでのお飲み物と袋詰めしたお菓子も合わせて配布します。お菓子は開催が夜6時からなのもあり小腹が空いた時の友として好きな時に食べて貰えれば嬉しいです。また語ってる内に喉が乾いてくるでしょうから飲み物も気軽に飲んでください。さて、各戸好きな映画を語り倒した後、最後の締めとして毎回名物な、成宮さん作成の映画のある視点で語る会オリジナルの超激ムズクイズをチーム毎に挑んでもらいます。

これがまぁ……敢えて中身というか前例は伏せます。どれだけ鬼畜で所業無常な難しさなのか、それは是非会場でお確かめください!

(難しさを映画で示すとこんな感じです)

尚優勝者には嬉しい商品があるかも……?

 

という感じの愉快なイベントとなっています。僕の文章力でどれだけ魅力を伝えられているかは定かではありませんが、本当に楽しいイベントで、一番の魅力は自分で語ったり人の話しを聞くうちに、あぁ、映画って本当に面白いな、もっともっと、映画を見ていきたいなと感じられる事です。そこから発展して映画友達が出来たり、あるいは自分から好きな映画について発信していける様になっていく……。そんな、貴方にとって今の世界から一歩踏み出せるような会になるように僕も頑張ります。頑張るというか、来た人皆友達になりましょう。マジで。

 

という訳で7月22日、会場でお待ちしています!!

(会場にはディカプリオもジャンゴもいませんが梶原がいます〉

 

申し込みはこちらからになります。

 

第7回 映画の“ある視点”について語ろう会「2017年上半期映画ベスト10」をみんなで語り合おう!

 

まだまだ募集中なのでよろしくお願いします。無難な締め方ですみません。梶原でした。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。3分超えてたらごめんなさい。

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梶原です。

最早毎日酷暑酷暑ですが皆さんお体は大丈夫でしょうか。僕はとにかくスライムみたいに溶けそうなんで仕事休みたいですね。流石に無理か。脳が液状化したとかで……。

それはともかく上半期は様々な面白い映画に恵まれていました。特に僕自身好きなジャンルのアクション映画は凄まじいラッシュっぷりで、本格西部劇を復活させたマグニフィセントセブンベンアフが心優しきゴルゴ13を演じたザ・コンサルタント、あのドニーさん演ずるイップマンの有終の美を飾るイップマン最終章、メル・ギブソン監督最新作ハクソー・リッジにジョン・ウィックチャプター2……等々、血沸き肉踊るクオリティの高い作品が軒を連ねました。その中でも僕が個人的にとても個性が特出していた、今も名は知られていますが、よりもっと有名になってほしい傑作アクション映画を7作、皆さんにご紹介します。

分かりやすい目安評としてを使ってのバロメーターを設定します。

最大は★★★★★でざっくりと言えば星が多いほどその点が超面白いって感じです。ホントにザックリですがそんな感じです。アクションが凄まじく、なおかつ斬新!として衝撃度物語にカタルシス性が高くひたすら燃える熱血度スカッとした気分で劇場を出れる作品として爽快度の計三つのバロメーターを各作品に付け、大まかなあらすじと見所、個人的に燃えた場面を合わせてご紹介します。それと作品チョイス含め、全て僕自身の独断と選考によります。予めご了承くださいませ。それでは!

 

1.破裏ポリマー

衝撃度:★★★☆☆

熱血度:★★★★

爽快度:★★★★★

物語:独自に習得した拳法、破裏拳流で荒稼ぎしている流浪の男、鎧武士が日本に帰ってきた。途端、ポリマースーツなる謎のシステムを巡る騒動に巻き込まれてしまう。渋々ポリマースーツで悪党と戦う事になってしまう武士だが、そのシステムの裏には大きな陰謀が蠢いていた……。

見所:ガッチャマンやキャシャーン等で知られるヒーローアニメの総本山、タツノコプロの誇る格闘ヒーロー、破裏拳ポリマーがまさかの実写化にて復活。新機軸の防衛システム、ポリマースーツの所存を巡りベタ展開を照れずに恐れずにド直球なヒーローらしいヒーローを存分に味わえる。意外に思える溝端順平氏の捻ねている様に見えて真っ直ぐな熱血漢役も格好良いぞ!

燃え場面:ラストバトル前の溝端氏による魂の決め台詞。決め台詞は男のロマンですよ。

 

2.ヘッドショット

衝撃度:★★★★

熱血度:★★★★

爽快度:★★★☆☆

物語:漂流物と共に砂浜に流れ着いた一人の男。男は自らの素性すらも思い出せない記憶喪失に陥っていた。心優しき女医のアイリンからイシュマエルと名づけられた男は穏やかな日常を謳歌する。しかしイシュマエルの過去を呼び起こしてしまう暴力的な事件が起こり……。

見所:ザ・レイドから世界中の度肝を抜いたインドネシア。そんなインドネシアの新たなる鮮烈バイオレンスムービーの最新最強更新作がこちら。記憶を失った男の地獄巡りという、一見手垢の付いたボーンアイデンティティー的題材もインドネシアが取り組むと濃厚な血みどろ暴力家族愛という全く見た事の無い領域に突っ込む。イコ・ウワイス氏の役者としての成長振りも要チェック。

燃え場面:とにかく死亡遊戯的に息つく暇もないバトルバトルバトルの連続。特に兄貴分との得物対決は瞬き禁止です。

 

3.ブラッド・ファーザー

衝撃度:★★★☆☆

熱血度:★★★★★

爽快度:★★★☆☆

物語:かつて裏社会で大暴れしていたが、自らの所業により家族も幸福からも遠ざかってしまったリンク。今はトレーラーハウスでアルコール中毒を治療しながら細々粛々と暮らしている。そんな日、長らく離れていた愛娘が突然現れる。予期せぬ再会を果たすリンクだが、彼女は人を殺していた。しかもギャングの元締めの身内を……。

見所:ハクソー・リッジも大好評で監督業も完全復活しているメル・ギブソン氏がまるで己自身をセルフオマージュしたかの様なアウトローを全身全霊で演じきる、ロードムービー調の怒ったパパはマジで怖い映画。乾ききった砂漠の中で、娘を守るという使命に荒々しく、そして優しく逞しく目覚めていくメルギブの並々ならぬ枯れた格好良さに震える。真の男の武器は銃でも拳でもなく、友人と書いてダチだ。

燃え場面:娘を救うと決断してからのリンクの孤軍奮闘っぷり。個人的にある敵を瞬殺する場面の待ってました感が最高でした。

 

4.コール・オブ・ヒーローズ

衝撃度:★★★☆☆

物語度:★★★★★

爽快度:★★★★★

物語:遥か昔の中国。ツァオ将軍による圧制行為が蔓延る中でも、ヨウを中心にした自警団は自らが住む普城の町を今日も守っている。ある日、不気味な雰囲気を醸す旅人が普城に訪れる。その旅人は立ち止った飯屋で、遊び半分に店内にいた善良な村人達を殺害する。当然ヨウは旅人を捕らえるが、その旅人はツァオの息子、チョウであった……。

見所:熱い作品に定評のあるベニー・チャン監督によるマカロニウエスタン×武侠剣戟というアドレナリンがマッハ全開になる痛快娯楽活劇。粗暴ながらも快男児なエディ・ポン氏とダンディナイスガイなラウ・チンワン氏のバディ物としても、勧善懲悪なヒロイック戦記物としても第一級品。加え、ルイス・クー氏の悪役たる悪役っぷりの見事さ。やはり悪が輝くからこそ正義が映える。

燃え場面:ヨウと風来坊、マーの言葉を交わさずとも視線で共同戦線を張る様、そしてマーとチョウに仕える武人、チョンの因縁からの大バトルはとにかく必見です!

 

5.グリーン・ルーム

衝撃度:★★★★★

物語度:★★★☆☆

爽快度:★★★☆☆

物語:デビューしたものの泣かず飛ばずなパット率いる新人パンクバンドはマネージャーの持ってきたライブハウスでの仕事に飛びつく。だがそこは武闘派ナチ信奉者の集い場だった。そんな事も露知らず挑発的な曲を歌ってしまうパット達。一種即発な雰囲気の中、楽屋で予期せぬ事態が起きる。

見所:あの要塞警察がミニマムかつよりバイオレンスに現代に帰ってきた!な、青二才のパンクバンドとマチズモネオナチ軍団の仁義一切なき戦いを描く篭城系アクションの新たなる大傑作。犬・ナイフ・ショットガンと痛覚をひたすら刺激する得物によるクールでエッジの効いたバイオレンスと、主人公が漢となるまでの壮絶な成長物語が見物。アントン・イェルチン氏の遺した最後の熱演を届け見よ。

燃え場面:パットが仲間も逃げ場も失った末に取る行動。俺はオーディン、戦いの神だ……!

 

6.ハードコア

衝撃度:★★★★★

物語度:★★★★

爽快度:★★★★★

物語:永い眠りから目を覚ました〈あなた〉はヘンリーと呼ばれ、妻であり科学者と名乗るエステルから手足を機械化されてると知らされる。状況説明を受けようとした瞬間、施設内を不気味な男率いる武装集団が襲来。エステルの手引きで逃げ出すが、それは暴力に塗れた自分探しの旅の始まりだった……。

見所:頭からつま先まで完全主観映像(FPS)で描かれる、超斬新なSFバイオレンスアクション。主人公は貴方というキャッチコピーがハッタリではなく、銃撃戦・肉弾戦・爆破に超能力と最後まで主人公と一心同体で味わえる脅威の映像体験。だけでなく、自分の信じるものとは何か?というアイデンティティを主軸とした人間ドラマがグッと来る。合言葉はぶっ殺してやる!

燃え場面:ラスト。敢えて詳細は伏せます。

 

7.オペレーション・メコン

衝撃度:★★★★★

物語度:★★★★★

爽快度:★★★☆☆

物語:タイ・ミャンマー・ラオスに根差す、黄金の三角地帯と呼称される恐ろしき巨大麻薬地帯。その地帯に流れる河川、メコン川で中国の貨物船が襲撃される事件が起きる。この事態を重く見た中国政府は特殊部隊の隊長、カオを召集。チームを編成し捜査に乗り出させる。現地の潜入捜査官、フォンの協力の下、明かされる真実とは。

物語:とにかく登場人物に熾烈で過酷な運命を背負わせる事でお馴染みのドS熱血監督、ダンテ・ラム監督が実在の事件を題材に久々に血と硝煙の世界に帰ってきたスパルタンハイパーコンバットアクション。デパートから麻薬地帯まで横断しながら人も建物もぶっ飛びまくる怒涛のアクションを浴びよ。後、ワンちゃんね。

燃え場面:カオとフォンの最早一心同体なタッグ。その末に待ち受ける熾烈なラストに泣きます。マジ泣く。

 

 

※※※

 

一気に駆け足で7作品ご紹介しましたが、どれかお気に召す、あるいは興味の沸いた作品がありましたらぜひチェックしてみてください。公開から間もない作品もあるので下半期か来年あたりには大体ソフトで出る……多分出る気がするので、その時にでもあーこれが梶原の言ってた奴かー、みたいな感じでふと思い出して手に取って頂けたら幸いです。

では梶原でした!下半期のアクション映画も

なテンションになる作品に恵まれますように……。

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※この記事にはジョン・ウィック:チャプター2、もとい前作のネタバレが含まれます。

 

梶原です

しばらくというか2ヶ月ほどブログ更新を停滞させてすみませんでした。もう完全にダラけてしまっていただけなので、もう怒られる準備は出来ています。ただ今の生活上確実に頭皮は滅びますので、このハゲー!とかはご遠慮ください(クソ雑な時事ネタ

さて、そんな久々の更新で今回取り上げますのは、とうとう公開されましたジョン・ウィックの続編、ジョン・ウィック:チャプター2についてです。

 

 

これがまぁとにかく愉快な作品でした。愉快なだけでなく結構グッと来たりしたので、僕なりの勝手な思い入れや考察を織り込んで感想を書いていきます。加えて前にこういう記事を書いたのもあるので、ちょっと答え合わせ的に照らし合わせて、改めてジョン・ウィックとはどんな作品だったのかの、あくまで僕自身の観点で纏めてみます。最初からネタバレ全開なのと、中々電波極まってる文章なのを予めご了承ください。そでは次の項から。

 

僕がジョン・ウィック:チャプター2で最も記憶に残ったのは、前作以上に熾烈さとスタイリッシュさを追求したアクションでもなく、カシアンやアレスを初めとした新たなる殺し屋達による競演でもなく、ひたすらに過去に固執し続けるジョン・ウィック、いや、こう呼ぼう。ジョナサンの後ろ姿だ。

ジョナサンがまだ名も無き愛犬と共に、観客に背中を見せてズンズン目的地に突き進んでいく様が長々と映されるのも印象的だし、何より冒頭、盗まれた愛車を取り返すため工場内で大暴れした後、わざわざ細かく描写する必要があるのかという程丹念に描かれる拳銃等の仕事道具の封印する行為……。床下を外してコンクリ-トを溶かして埋めて整えて……と、比喩的な意味を超え、最早直接的に、忌わしい過去その物を必死に地中深く封じ込めようとする、そんなジョナサンの痛々しいまでの姿に僕は魅かれた。思えば前作でジョナサンは愛する妻の死後、暴漢達の襲撃が起きるまでは自身の歩んできた過去を切り離し、例え今の生活がそのまま続けられる可能性があるかは分からなく(これ自体は僕の想像でしかないが)ても、妻が遺してくれた愛犬と共に第二の人生を歩みだすつもりだったのだ。それこそ、自ら妻と過ごしてきた過去に縛られて生き続ける、思い出だけを抱いて生きていこうとしている様だった。

 

そんなジョナサンの粛々とした姿には、殺し屋の仕事を全うして、悠々自適に余生を過ごすプロの引退生活なんて余裕さはまるで無い。演じているキアヌ氏が醸し出す繊細さのお陰もあり、生まれてこの方殺ししか知らなかった男が、愛と平穏という自分に無縁であった事に出会ったが故に、もう人を殺す事はしないし、どれだけ頼まれても昔の自分には戻らない。だからこそ、彼女と積み重ねてきた日々だけを糧に暮らして生きたいという最後の我侭を精一杯叶えている様に見えた。こちらから誰かを傷つけたりはしない。その代わり、こちらには一切干渉しないでくれ、という。

そんな男を全力で怒らせてしまった。

それがこの映画の簡略的な粗筋だ。

僕が思うに、ジョン・ウィックの主人公としての奇特さは、前作を踏まえるとバ-バ・ヤーガあるいはブギーマンという空想上の化け物に例えられるほど、一度行為に走り出したら恐らく全てを終えるまで止まらない、ある種暴力装置としての歯止めの利かなさだ。これが他のアクション映画系の主人公と一線を引いている気がする(無理やり類似するかもしれれない人を挙げるならイコライザーのマッコールやエンドオブホワイハウスのバニングくらいだろうか)。その恐ろしさは最早、正義の味方だとか悪のカリスマだとか人間らしい称号では事足りず、人の形をしているがそれこそ暴れた先にはぺんぺん草一つも残ることはない怪物そのものである。それならば、ジョン・ウィックとはそんな怪物が障害となる人間を殺して回るホラー映画なのか? と聞かれたなら、半分正解で半分不正解。もう半分は、そんな伝説的な怪物が、己の善性に従い、人に戻ろうとする話なのである。人間として生きようとする話なのだ。

 

絶対的な中立を遵守する、殺し屋達にとっては癒しの場でもあるコンチネンタルホテル。そんなホテルの支配人のウィンストンは、劇中の登場人物の中では最もジョン・ウィックをジョナサンと気軽に呼べる存在だ。過去の詳細はいまだに触れられない(いつ頃出会い、何故ジョナサンをあそこまで気に入っているか等)が、二人の関係性から察するに、ジョナサンにとってはウィンストンは父親であり、かつての仕えるべき主人であり、そして疑いなく頼れるボスな事が伺える。逆にウィンストンからすると、ジョナサンは恐らく息子も同然の数多の殺し屋達の中でも目に入れても痛くない存在なのだろう。前作でのバーで最終確認の様に告げた、一度この世界に戻ってきたらもう引きかえせない……という類の台詞や本作でのジョナサンに対する態度から、ウィンストンはジョナサンを二度と怪物へと、誰もが名を知り恐れ戦く、ジョン・ウィックという最強の暴力装置ではなく、どこにでもいる平凡な男であるジョナサンとして過ごさせてあげたかった様に見える。しかしジョナサンは再びジョンに戻ってしまった。身の程知らず共の暴挙により、怪物は剥きたくなかった牙を剥く事を選ばざるおえなかった。

 

愛する人との死別を経、彼女と共に築いてきた平穏な日常と、その象徴の如き彼女が遺してくれた犬のデイジーによって人に戻れていたジョナサンだったが、前作にそして本作と、大切に築いてきた大事な物を徹底的に蹂躙され、木っ端微塵にされてしまう。かつての自分に戻る道具を調達する時の、ジョナサンのあの叫びが僕には正にこうなりたくはなかったという怪物の魂の咆哮に聞こえて目が潤んでしまった。ジョン・ウィックの暴力が一切遠慮も慈悲も無くなるのと呼応する様に、殺し屋社会というシステムはジョナサンをこれ以上無く追い詰めていく。僕は以前、稚拙ながら考察の一環として去年こんな記事を書いたのだが、本当にこんな話を突き進みそうで若干嬉しく実際困惑している。ラストの自分以外が全員殺し屋かもしれないというパラノイア的ビジョンなんか、正にシステムそのものだった。

 

自宅を破壊し、ジョン・ウィックへと無理やり戻らせるという二大暴挙を犯し、我慢の限界を超えさせたダントニオを、遂に一線を越えてコンチネンタルホテルで射殺してしまうジョナサン。刺客を全員皆殺し宣言と共に完全にジョン・ウィックに戻ったジョナサンと、ウィンストンの追放宣言により、きっとジョナサンの<存在>ごと完全に抹消するまで止まる事のない機械と化した殺し屋社会というシステム。

この両者の骨肉の争いの鍵を握るのは、双方にとって非常に重要な存在であるウィンストンではないかと僕は睨んでいる。自らの親、もとい父となる存在を殺すという展開は禁忌と言われる行為であるが故に、物語を悲劇的かつドラマチックに飾る。ジョナサンが本当にジョンとしての生き方を選んでしまったのなら、ウィンストンはシステムの根幹とまではいかずとも弱体化させる存在として、ジョンに討たれる気がする。逆にジョンがジョナサンとして、人としての生き方を選ぶとするなら……どちらにせよ、もう賽は投げられ、火種は切られてしまった。このまま双方無難な、平穏な着地というのはありえないだろう。

これからいつ公開になるかは分からないし、パート3で終わるのかも不明瞭だが、僕は最後の最後まで追いかけよう。この哀しくも美しい、怪物の物語を。

 

本当に余談ですがアクションの凄さと、ひたすら主人公に寄り添う物語のエモーションさに僕は大好きな男たちの挽歌2を思い出してしました。だから大好きなのかも。という所でこんな着地点ふわふわな怪文を最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

梶原でした。

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※今回の記事にはイップマン継承、および序章・葉門の重大なネタバレが含まれています。予めご了承ください。

※手前味噌になりますが、ドニーさん自身を特集した記事も書いています。ご興味がありましたら是非。

 

梶原です。

先週の一週間投稿企画にお付き合いして頂き、大変ありがとうございました。これからも気まぐれで更新するようなたわけたブログではありますが、気軽に読んで貰えると嬉しいです。さて、今回の記事ですが、僕が非常に敬愛してやまない俳優さんでドニー・イェンさんという方がおりまして。スターウォーズローグ・ワンやトリプルX再起動等で初めて名前を知った方も多いのではないでしょうか。そんなドニーさんが一躍俳優として有名になった、イップマンという作品が、第三作目(副題、イップマン継承)で大団円を向かえます。そこで、過去作である1作目の序章、2作目の葉門を振り返りつつ……。

 

 

 

そんなイップマン継承とはシリーズの中でもどんな位置付けの作品になったのかを、僕なりに纏めつつ、改めて皆さんに作品の魅了を伝えられたら良いなと思いながら書いています。

 

 

冒頭に書いていますがネタバレ前提で書いてはいます。ですが、継承から過去作ってどんな作品なのかな?と振り返ってみたくなった方や、逆に序章・葉門と見てきて、継承ってどういう作品になるの?と未見だけど興味がある方ににとって是非見たくなる様な……文章が書けるは自信が無いのですが、そうなる様に頑張ります。前置きばかり長くなってしまったので、早速本文に移りましょう。かなりの長丁場になりますが最期までお付き合いして頂けると幸いです。

 

 

イップマン序章の冒頭、監督や主演のドニ―・イェンさんの名前が紹介されていく中で次第に主人公であるイップマンの姿が現われます。観客にとって初めて見るイップマンがしている行動。それは、静かに木人椿に向かい、黙々と詠春拳の型を打ち込んでいる姿でした。

 

まるでイップマンにとって、全ての始まりがその動作に集約されている様な、たった数秒なのに非常に印象深い初登場の一幕です。次いで、継承の冒頭を思い出してみます。こちらもイップマンが詠春拳を木人椿に向かい型を打ち込んでいる最中、ふ、一匹の蝶がふわりと羽を休めて、その様子をイップマンがじっと見つめます。今後の壮絶な展開からは想像しえない、詩的な美しい始まり方。また、物語を見終わった後だと、色々な想像をしてしまう、そんなシーンです。

どちらもイップマンにとっては大切な習慣である、己の技を磨き、鍛錬を繰り返す行動です。この毎日欠かす事無く続けているであろう行動が、イップマンにとっては掛け替えのない日常でもあり、生活の一部であり、そして人生その物なのです。

この冒頭のシーン、序章と継承でイップマンの行っている行動は一見一緒に見えますが、僕の目からすると序章は人生の始まりを感じさせ、継承は終わりがあるが故の始まりの大切さを教えてくれる。そんな演出に思えました。イップマンにとっての日常、生活、人生の概念は木人椿に向きあい、詠春拳を打ち込んでいる成果が発現する瞬間、つまり詠春拳がやむを得ず必要となる時に明確になります。あらゆる困難や分岐点、出会いも別れもひっくるめて。彼にとって戦いを終え、一個人として我に帰る時、そこには帰るべき場所の存在として木人椿がありました。

それでも時代や家族や死といった出来事が去来する中で、イップマンは様々な難敵と死闘を繰り広げていく中。ふと、こう僕は疑問に感じました。

 

何故、本来争い事を好まないイップマンが戦ってきたのか、何の為に彼が詠春拳を必要としたのか……。そこを辿る事で、継承の立ち位置が分かるかもしれません。少し過去作を振り返ってみましょう。

序章に於いてイップマンは、仏山を占領し、生活や人権を脅かしてきただけに留まらず親しくしてくれた青年、林を殺害した日本軍へ敵討ちの為に、日本軍の将である三浦と戦います。

葉門の時には詠春拳だけでなく、中国武術その物を侮辱したイギリス人のプロボクサー、ツイスターに対する怒りと、最後まで誇りを持ち続けて亡くなった同志の師父、ホンへの仁義の為に。

イップマンはその鍛え抜かれた技を、三浦やツイスターらに、また時と場合によっては、地元を襲ってきた荒くれ者や、横暴を働く軍人達等にも振るってきました。イップマンの戦う背景には常々、戦うのに十分な理由も意義も、そして責任も重く圧し掛かっています。国の為、友の為、誇りの為、仁義の為。そう、イップマン自身は常に自分自身ではなく、他の誰か/何かの為に必死に戦ってきたのです。そしてその末の結末に、イップマンは快感を獲られたり、己の欲望を満たせる事はありません。

 

序章で猛攻を凌ぎ、三浦を倒した後にイップマンの頭に浮かんでいたのは、日本との戦争によって傷つき、死んでいった同胞達の姿でした。

詠春拳を会得し強くなっただけでは時代の変化にも、そして戦争にも抗えない……という思いを抱いたのかは想像の範疇でしかありませんが、茫然と立ち尽くしているイップマンが背後からの銃撃を受けて、苦々しい後味を抱えたまま、映画は終わります。

葉門では、ツイスターを勝たせる為に設けられた不利な状況の中、ホンへ投げかけたアドバイスを実行してホンを生き写すが如くの動きで一転攻勢し、勝負を制します。

勝利後、イップマンは、武術に国境は無く、貴賤も差別もする理由は存在しないとスピーチした際、早く家に帰りたいと漏らす場面があり、涙を誘いました。誰でも泣くと思います。それは置いといて。

序章も葉門も、展開や殺陣は非常に熱くグッときざる負えない熱さがあるのですが、イップマンが勝利した後の余韻は常にほろ苦く、カタルシス以上に痛々しさや物悲しさが滲んでしまいます。何故、僕がそう感じてしまうのかというと、強敵達に込められる、イップマンの拳には、怒りや哀しみ、あるいは使命感や責任感といった重圧が凝縮されているからなのです。

しかしそれは言わば宿命の様な物で、イップマンが立ち上がり自ら戦に出向く時多くの人の願いや思い、または負の感情な嘆きや後悔が寄り添っているが故で。序章では林を始めとした、日本軍から不当な扱いを受けてきた同胞達の無念や反骨心であったり。葉門では、ホンら同じ志を持ち、ツイスターに侮蔑された拳法家達の憤怒であったりと……。そんな一人では抱え切れないほどの情や念を、一身に背負いながらイップマンは戦ってきたのです。

では、最終作の継承ではイップマンは何の為に戦うのでしょう。……と、ここで少し作品に関しての僕の感想を述べます。そこから徐々に記事を纏めていきます。

 

継承、本当に素晴らしい作品だったのですが、最初のイップマンが木人椿に打ち込むシーンから、フランクと一戦交える中盤からチョンと仕合までの流れが序章を彷彿、というか序章をセルフリスペクトしている様な展開に、葉門のとてつもないエモーショナルさを取り込んで、シリーズとしてしっかりとケリを付けアップデートさせた信じられないほど出来の良い作品だったと思っています。

特に展開が素晴らしく、悪役、むしろ敵役と読んだ方が正しいかも知れませんが……そんな悪役である、類まれなる知力と武力を以ってして成り上がってきたであろう不動産王、フランクと、イップマンと同じく詠春拳の継承者でありながら金銭面で貧困に喘ぐ車引きのチョン・ティンチの二人には、序章と葉門のそれぞれの長所を併合した熱さと深さがありました。もっとついでに言えばフランクの腰巾着であるゲスの極みなチンピラ、サンとムエタイ使いの男の存在感も良かったです。

 

常軌を逸脱した強さを誇りながらも、その力の矛先が違っているが故に敵対する者として、フランクは三浦を彷彿とさせ、そんな強者にぶら下がるどうしようもない小物という点で佐藤とサンは似ていると勝手ながら僕は思いました。それだけでなく深いなと感じた点があって。フランクは、決して暴力一辺倒の暴君な訳ではなく、家業をしている時以外は愛妻家であり子煩悩という一面も覗かせている事です。

この点はホンの要素も加わっており、総じてフランクというキャラクターは出番は短いながらも、、序章の三浦からは武術家としての誇り、葉門からはツイスターからのイップマンに負けず劣らない強さ、そして一時的にですが敵役というかライバルだったホンからは善も悪も抱えて生きているという二面性を引き継いだ、演じているマイク・タイソンのカリスマ性も含めてシリーズ間の敵性の魅力を一挙に引き継いだ凄まじいキャラクターと言えるのではないでしょうか。

そうなると、イップマンとのあの戦闘、三分間で披露される詠春拳対ボクシングという、前例のない異種格闘技戦での、イップマンの拳に篭っている思いとは何なのかと言えば、説明するだけ野暮ではないかなと。

いえ、説明が面倒な訳でなく、イップマンの心境は、戦いを終えフランクの仕事場を後にする時の寂しげな背中が全てではないでしょうか。戦い自体は非常に格好良く、永遠に続いてほしいと思ってしまうほどの逸品でしたが、フランクの娘さんが失くしてしまう赤い風船の行方も含め、展開も殺陣も最高なのにどこか空しさが去来する戦闘はこのフランク戦で頂点に達していました。

 

もう片方の、まさかのイップマンシリーズの最後を飾る(現時点)敵役となったチョン・ティンチ。

このチョンという男は、イップマンにとっては初めて対峙する類の敵役でした。

何故ならチョンは、まるで道を違えた場合のイップマンの様な、言わばイップマンの鏡面の如き難敵なのです。序章で、戦争により今までの生活が成りたたなくなったイップマンは、武術だけでは食べていけないと炭鉱業に身をやつします。対し、チョンは詠春拳の武館を開くという夢を叶えようとしても金銭面で上手くゆかず、車引きの傍ら、地下格闘での賭博試合で容赦なく暴力を振るい、また稼ぐ手段を奪われるのを恐れ、サンの命によりイップマンと親交のあるティン師父を襲撃するといった悪行へと走ってしまいます

また、自分の実力を認めさせる為に半ば強引に他流試合を申し込み成り上がっていくという様は、武館の知名度を上げる為にホンの誘いに乗るものの、上納金よりも武術家としての誇りを選び拒んだイップマンが、ありえないかもしれなけど、もしかしたら辿ったかもしれない可能性の一つではないかと。チョンは長らく培われている能力も、詠春拳に対する敬愛さも、そして父親としての威厳もイップマンと双璧を成していますが、少しの運命のかけ違いで相反してしまうという、非常に胸が苦しくなる様な今までにないキャラクターでした。そして同時に、これほどの男が相手だからこそ、イップマンは何故戦うのかを僕達に教えてくれたのです。

 

ならば、チョンとの戦いでイップマンが見せる拳にある感情とは何だったのかと。ここに、序章、葉門からひき続いてきて、ようやく導き出される「何故、イップマンは戦うのか」という問いに対する答えがありました。

 

チョンとの決戦の前、病に伏した妻、ウィンシンとの大切な語らいの中でウィンシンはイップマンに昔、こんな言葉を聞いたことがあると語ります。「あなたの命はあなたの物であり、あなたのものではない」と。

この言葉の背景には、ウィンシンが気丈に振舞っている中でも秘めていた、イップマンに対する強い感謝と慈愛が表れています。それ以上に僕にとってこの言葉に僕が感じたのは、今までイップマンが戦ってきた中で、彼が決して一人きりで戦ってきた訳ではなく、様々な思いを抱え、イップマンに希望や切望、そして未来を託してきた人達の姿が詰まっている事を示している様に思えました。序章でのチョウ社長やリー、または圧政に立ち向かおうと奮起し、自分達も強くなりたいと願った工員達や

葉門での弟子達やホンら武術家の面々や、新聞記者達……等等と、具体例を挙げるまでもなく、上で重圧だとか責任感だとか、重々しい事ばかり書いてきましたが、それも裏返せばイップマンが誰かと戦う時、いつもその背中を沢山の人々が見つめ、願い、祈ってきたのです。無事に生きて、帰ってきてほしいと。その中でも、最もイップマンの無事を祈り、帰還を願ってきたのは誰でもないウィンシンだったのです。そんな彼女が言うからこそ、この台詞の尊さがグッときます。

 

ウィンシンは最後の願いとして、イップマンにいつもの様に木人椿を叩いて、詠春拳を振るう姿を見せてほしいと望みます。そう、イップマンにとって、その習慣が自身の日常であり生活であり人生である様に、その姿を見守り、愛し、守るのがウィンシンにとっての日常であり生活であり、人生だったのです。そう思うと、目頭が熱くなってしまうのは仕方ないんです。もう打撃音だけで目がおかしくなりそうでした。

 

ウィンシンの言葉を胸に秘めて、チョンとの「仕合」(死闘ではなくあえてこう呼びます)の中でのイップマンの拳には、フランク戦やムエタイ使いの男との戦いの時に見せた様な仕方がなく発現される怒りや哀しみといった感情は薄らぎ、ただ、大切な人からの「自分の為に戦ってほしい」という願いを受けた、澱みも迷いもない澄み切った拳でした。そうして激流の如きチョンの攻撃を制し、イップマンは詠春拳の地位に固執してきたチョンに、短い言葉で何故、自分が詠春拳を以て戦ってきたのかを、チョンへと告げます。

一番大切なのはーーーーーー近くにいる人だと。

 

長い戦いを終え、ウィンシンが遠くに旅立った後、イップマンは多くの弟子を輩出し、そして皆が知っているブルース・リーもその中にいます。

失った物も無くなった物も沢山ありました。それでも、イップマンは前を向き続けて、今日も詠春拳を広め続けます。木人椿を相手に。

 

※※※

 

こんな取り留めの無い長文を読んで頂き、大変ありがとうございました。

イップマン継承、ツイッターで書いた事をそのまま持ってきてしまいますが、心から血沸き肉踊るアクション映画としても、尊い愛を紡ぐ恋愛映画としても素晴らしいんですし、同じ高みにいる者による純粋な功夫映画としても楽しめるとんでもない娯楽映画なんだけど、最終的にイップマンという人間の何故戦うのか/なぜ生きるのかを考え抜いた末に教えてくれる人間ドラマに着地してるのが本当に類稀なっているんです。

序章から継承まで、一貫して、自分にとって大切な人や生活や人生を守り抜く為に戦ってきた、凄まじい強さの中に人間らしい弱さも脆さも、そして優しさも抱えているイップマンという人の人間ドラマからブレずに突き進んできたからこ僕含め皆の胸を打ち、強く惹かれるのだ。本当に、ウィルソン・イップ監督を始め10年来も作品を支えてきたスタッフの方、そしてドニーさんをはじめとした歴代キャスト陣の皆さんにただただ感謝と尊敬を。ついでに、スクリーンで序章と葉門をかけてくれ、改めて作品の価値に気づかせてくれた新文芸坐さんにも多大なる感謝を。

 

それでは、梶原でした。

最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました!!出来ればGW中にお会いしましょう!

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梶原です。

何だかんだ一週間が経ち、今回の突発企画、月曜日から土曜日まで連続投稿企画も今日で終わりです。それでは一言コメントと共にざっと記事を振り返ってみましょう。無駄にカラフルな日付を添えて。

 

月曜日

その首輪(ボリート)を噛み砕け!

アシュラについての雑感と「抜け出せない」傑作韓国映画四選

(アシュラについて書こう書こうと思ってて、どうにか試行錯誤しつつ書きたい事書けて満足した記事。紹介した四つも含め、誰かが沼に落ちてればいいなとうししと考えてる)

 

火曜日

特別特集 バッドエンドの誘惑を読み解く+

僕なりのバッドエンド映画三つ

(真魚さんの本が本当に傑作だった為、謎の使命感にかられて書ききった。バッドエンド映画三つで一番見てほしいのは相棒だったりする。あのラストを他の人と語りたいが、未だに誰も見ている気配はない)

 

水曜日

シン・新社会人になった君達に送る

下克上映画五選(各国選りすぐり編)

(こちらは坂バさんの影響下で、かつ時期的に伸びそうだなと皮算用で書いた。そんなには伸びてはないが、苦しんでる若い子の重荷を多少でも外せてたら光栄)

木曜日

年齢イコール彼女いない暦の童貞が

映画コンにぶつかってきただけの話

(ノーコメント)

 

金曜日

なんだかんだブログが5年目を迎えていたので

褒めて貰いたいだけの記事

(思いっきりネタに走ったのに真面目に締めるのかよって突込み待ちだったが本当にブラウザバックされちゃってるのを感じてしまった切ない記事。ツイッターで褒めてくれた人達に謝礼を送って抱きしめたい)

 

土曜日

ラブイズオーバーしても死ぬな男だろ!! ハードコアについて

(本当にハードコアの事を書きたくて書きたくてしょうがなかったので思いのままに書いたらおもったよりもちゃんとした感想になってて自分で一番ビックリした。でもまぁ世の中暴力なんですよ。後正義)

 

何だかんだ映画の特集から単品レビュー、イベントレポまで個性豊かに楽しめるバラエティパック的な感じになったんじゃないでしょうか。

さて、ここで皆さんにとても哀しいお知らせがあります。当初今日の日曜日にツイッターで投票し、もっとも人気の高かった企画、闇深き中古ビデオの世界が更新される予定でしたが……。

 

諸般の事情というか俺自身書く余裕とか体力とかが無くて今日は間に合いませんでした!!!!本当の本当に申し訳ございません!!

 

ええっと、その……。代わりにというか、まぁその、5周年記念で今月中にオールタイムベスト特集として北野武監督のソナチネをガッツリレビューするので、それとあわせて5周年記念第二弾にドーンと特集しますので!なんで今月中待ってください!お願いします!

 

 

 

と謝罪したところで今週日曜日のキーワードを発表します。最後は……「」です。では一週間を並べて見ましょう。

月曜日「

火曜日「

水曜日「

木曜日「

金曜日「

土曜日「

日曜日「

 

 

 

 

という訳で最後の最後までお付き合いありがとうございました!

サンデーの終わりですが明日からまた頑張れるエンディング曲を皆さんに送って、記事を終わります!それではまた今月中!梶原でした!

 

 

 風邪引くなよ!温かくして寝ろよ!

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