ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2
監督:ジェームズ・ガン
キャスト:クリス・プラット/ゾーイ・サルダナ/デイヴ・バウティスタ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開:2017年5月
時間:136分




前作から3年ぶりとなる続編。予告編から気になっていたのは邦題の『リミックス』。ピーターの母の形見のカセットテープのタイトル「AWESOME MIX」の「MIX」にちなんで「再集結」のイメージを出したかったのか?(ちなみに再集結は英語ではrally) 原題の『Vol. 2』が,テープに書かれていた「AWESOME MIX Vol. 1」からシャレたものと思えるだけに,この改題が残念。しかし本編は,そんな気分を吹き飛ばす痛快さで突っ走ってくれる。

幼いときに宇宙海賊ラヴェジャーズを率いるヨンドゥ(マイケル・ルーカー)によって地球から誘拐され,彼のもとで育った“スター・ロード”ことピーター・クイル(クリス・プラット)。ひょんなことから,口が悪く凶暴なアライグマのロケット(ブラッドリー・クーパー/吹替:加藤浩次),マッチョな破壊王ドラックス(デイヴ・バウティスタ),ツンデレ暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)など“はみ出し者”たちと手を組み,思いがけず宇宙の危機を救ってしまう。こうして結成された負け組ヒーロー・チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は家族のような強い絆で結ばれ,今や銀河中にその名をとどろかせていた。

ある日,黄金の惑星ソヴリンの指導者アイーシャ(エリザベス・デビッキ)の依頼を受けるガーディアンズだったが,ロケットの軽はずみな行動で彼女の怒りを買い,無敵艦隊の総攻撃を受けてピーターの宇宙船ミラノ号は壊滅的な深手を負ってしまう。そんなガーディアンズの危機を救ったのは,“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴ(カート・ラッセル)と,触れただけで相手の感情が分かる能力を持つマンティス(ポム・クレメンティエフ)だった。仲間の心配をよそに,エゴに魅了されていくピーターの姿を見て,次第にチームの絆に亀裂が入ってゆく。

そこに“ピーター育ての親”ヨンドゥ率いる宇宙海賊が襲撃,さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していく。はたして,ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは? そして,ガーディアンズは絆を取り戻し,銀河を救うことが出来るのか…?

ELOの名曲『ミスター・ブルー・スカイ』に合わせてノリノリで踊るキュートなベビー・グルート(ヴィン・ディーゼル/吹替:遠藤憲一)と,その後ろで宇宙怪獣にボコボコに蹴散らされるガーディアンズ。このオープニングで一気に観る者を惹き込んだらもう,エンドロールが終わるまでガッツリ離してくれない。愛らしいベビー・グルートをアクセントに,ピーターの出生の秘密と実父と養父,ガモーラとネビュラ(カレン・ギラン)の姉妹ドラマ,そしてガーディアンズの愛や友情が,コミカルに,スピーディーに展開してゆく。観る者からただの“バカ笑い”ではなく,ベースに描かれるしっかりとした人間(宇宙人)関係の反作用としての笑いを吹き出させる。このバランスが最高に心地好くて5つ星★

クリス・プラットは『パッセンジャー』でも主役。ヴィン・ディーゼルとカート・ラッセルは『ワイルド・スピード ICE BREAK』からの連続出演で春スクリーンを賑わせてくれた。ラヴェジャーズの全隊のリーダーであるスタカー・オゴルド役でシルベスター・スタローンも登場。エンドロールではMCU作品としては2作後に公開を控える『マイティー・ソー/バトルロイヤル』からグランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)が飛び入りで踊っていたりするのでチェック♪


映画クタ評:★★★★★


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◆シリーズ一覧◆

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023年)