~赤十字救急法 基礎講習~
心肺蘇生からAED使用講習まで
2015年11月某日 石川県電器商業組合会館
11月にしては珍しい快晴でした。
講習は実技を含めて、テストまで合計4時間みっちりと。
傷病者に遭遇したら…!
状況確認、傷病者確認(出血がないか等)、呼びかけ、意識を見る、呼吸を確かめる、脈を診る…などの基本動作。
状況確認では、傷病者を看護することで二次災害に至らないかなど注意を要します。
初めの一時間は、机の上でした。
その後、実技講習
必要があれば、人を呼び、救急車を呼びます(基本)。
「大丈夫ですか?どうされましたか?」
意識がある場合は、手足を動かせるか、指を握り返せるかなど、確認します。
救急隊に引き継ぐまでの間、救急手当、救命手当すること、それが赤十字救急法です。
講師による人工呼吸のお手本
これは万一の時は、役立つ基本です。
なるほど、顎を持ち上げて、鼻をつまんで、口全体を覆うようにして息を吹き込み、それを2回。
これだけでも知っていると知らないでは、大違いです。
座学だけでは体得できません。
いざ、実践に移ると、鼻をつまみ忘れたり。
実践用の人形は、うまく人工呼吸ができないと、肺が膨らまないようになっています(よくできている…)。
心肺蘇生実技(石川商組理事長も)
ピンポイントな場所を押さないと、胸が沈まないようになっており、これもよくできています。
受講者は、ほとんどが青年部会メンバーでした(他にも理事長や副理事長、組合店の方など)。
続いてAEDの実技講習
心室細動が疑われる傷病者に対して、いち早く除細動することが肝心、そのための器械がAEDです。
これは、器械があちこちに設置してあり、気になってはいましたが、いったいどんなときに、どうやって使ったらいいのか、長年知らずにいました。
そんな矢先のAED講習の募集でした。
危機管理として大事なことなのに…
知らなかった。
講師の説明を熱心に聞き入る青年部会メンバー(組合加盟店)
青年部会メンバーの中でも、2~3人のメンバーはすでに資格を有していました。
人工呼吸、心肺蘇生、AEDの実技は、貴重な経験でした(機会を与えてくださった石川商組に感謝です)。
コーヒーブレイク(休憩タイム)
高本さん(仮名)「オレ、昔、心肺蘇生したことあるんです。」
吉村さん(仮名)「えぇ?!そうなん!」
高本さん「それが役に立ったのかどうかはよくわかりませんけど…でも、いざとなったら、あせるもんですよね。」
福本さん(仮名)「実技(講習)でさえ、あせりますから、実際はなおさらでしょうね。」
岩田さん(仮名)「あの大人用と子供用(装着用のパッド)、とっさにどっちがどっちかわかりませんよね。」
福本さん「でも、あれですね、健康維持のための研修なんに、タバコ吸ってたら世話がないですね。」
「ハハハハハ…」
吉村さん「まぁ、それはそれやわいね。」
畑崎さん「ボクら、いまさらタバコやめたら、かえって不健康になりますよ。」
「ハハハハハ…」
吉村さんと高本さん、25日に迫ったZDSの打ち合わせも。
ZDS(全国電機商業組合連合会)でのプレゼンの打ち合わせです。
勉強会に研修会、することがたくさんあって、大変です。
総合実技演習
おそわったことを初めから終わりまで通しでロールプレイングです。
傷病者発見から、状況確認、状態確認、呼びかけ、呼吸確認を経て、人を呼び、救急車通報とAED手配を頼むという設定です。
佐久田さん(仮名)が発見者で、AEDを使えるという役。
小林さん(仮名)が通りがかりの人で、AED手配を頼まれ、持ってくる役。
心肺蘇生は中断の時間をできるだけ少なくするために、協力者にも応援を頼みます。
心肺蘇生、AEDの使える人が一人でも多くなることが望ましいと研修でもお話がありました。
AEDをセッティングし、電源を入れ、パッドを胸に貼りつけ、コネクターを接続します。
どんな難しい器械かなと思っていたのですが、やってみると、案外簡単です。
そもそも器械を使う必要があるのかどうかは、AED(器械)が判定してくれますから、とにもかくにも呼吸がない人を見かけたら、やってみること!…でしょうか。
AED(器械)が、ショックを与えます!とアナウンスします。
器械から離れてください!と指示があるので、指示通りに…。
佐久田さん「スイッチを押しますので、離れてください!」
…と、オーバーアクションするように教わりました。
というわけで、四人一組の実技演習も終わり、次は筆記試験。
試験なんて、久々だなぁ(笑)。
ブログ担当、1問だけ間違えました(笑)。
どうにか初級はパスすることができました。
勉強になりました。
質疑で出ていましたが、ふだんからAEDが設置してある場所を把握しておかなくてはならないですねとのお話が。
こんなサイトが。
パソコンでもスマホでも、現在地から最寄りのAED設置場所がわかるようになったサイト(アプリ)です。
これはさっそくスマホにダウンロードしておこう。
コンビニはどこにもあると思っていたけど…
案外ないですね。
ブログ担当、自宅から最寄りのAEDを調べてみたら、これも意外、郵便局に。
でも、営業時間外でも使えるのかどうかは、確認が必要です。
場所の特定、または外出中も今不測の事態が起こったとき…と考え、シミュレーションが必要です。
研修を終えると、すっかり日が暮れていました。
一日天気が良かったけど、数日後、金沢マラソンで土砂降りだったのが気の毒なくらい…。
帰り道、道中たまたま隣の車線に広川さん(仮名)が。
なにか書類に目を通しています。
今日のおさらいでしょうか。
だとしたら、熱心です(笑)。
研修お疲れ様でした。
こういう事態に陥らないことが望ましいけれど…万一のために危機管理は大事です。
赤十字の講師の方、ありがとうございました。
そして、石川商組、輪島市のお膳立てをしてくださった奥田さん(仮名)、ありがとうございました。
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