環境省は9日、事業の無駄を自ら洗い出す行政事業レビューを実施した。山小屋のトイレ設置補助事業(10年度予算計1億2000万円)など6事業を検討し、同事業を含む3事業が「廃止」、残り3事業が「抜本的改善」と判定された。

 他の廃止判定は、業務用省エネ機器などへの補助事業(同3億2600万円)、地域でごみ問題やリサイクル活動に取り組むNGO(非政府組織)などへの支援事業(同2900万円)。

 山小屋トイレをめぐる議論では、同省の担当者が山岳地域での設置コストの高さや排せつ物による環境汚染を主張して必要性を訴えたが、外部有識者から「山小屋は基本的に民間の運営。利用者から徴収する利用料で賄うべきだ」などの指摘が相次いだ。

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 ホームセンターで女性を包丁で刺したとして殺人未遂罪に問われた住所不定、無職、金子正幸被告(40)の裁判員裁判で、東京地裁(若園敦雄裁判長)は2日、求刑通り懲役10年の判決を言い渡した。金子被告は初公判で「やっていない。自分は金子ではなくミサキライトラインハルトである」などと突然否認したが、判決は捜査段階の供述などから被告が犯人と認定した。

 若園裁判長は「裁判所はあなたの初公判の説明をすべてうそと判断した。このような卑劣な態度でなく、正面から裁判に臨んでほしかった」と説諭した。金子被告は目を閉じたまま聞いていた。

 金子被告は捜査段階で起訴内容を認め、被害者に謝罪の手紙も書いていた。検察側は突然の否認を受け、拘置所職員の証人尋問などを追加申請。公判は予定通り3日間で終わったが、判決後に会見した裁判員6人は全員「審理が延びても構わないと思った」と話した。一方で、30代の女性会社員は「今回のケースなら3日間で十分だった」とも語った。

 判決によると、金子被告は09年5月28日、東京都葛飾区のホームセンターで買い物に来ていた当時53歳の女性の背中を包丁で刺し、1週間のけがをさせた。【伊藤直孝】

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 文京区内の3つの商店街が、購入した商品を自宅まで安価で届けてくれるサービスを始める。区によると、商店街が自前で宅配するのは都内でも珍しいという。区は坂が多く、特に高齢者にとっては買い物した品を自宅に持って帰るのは大変で、宅配サービスを求める声が多かった。

 サービスを始めるのは、「本郷商店会」と「白山上向丘商店街振興組合」「地蔵通り商店街」で加盟店舗は計230店。サービス開始は地蔵通り商店街が7月1日からで、残り2つの商店街が6月1日から。

 配達料金は200~300円。配達エリア、配達する商品などは商店街ごとに異なるが、いずれも買い物したその日のうちに届けてくれるという。

 区が平成21年に実施した調査では、商店街に求めるサービスの第1位が「宅配」で、約4割の区民が希望していた。

 区は宅配サービスのために、拠点事務所の家賃の一部補助などを実施。「商店街の活性化につながれば」と期待している。

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