さて、
構造心理学入門、3回目です。
① ”自分らしいの定義”をわかって、
② ”心の取り扱い”がわかったら、
それではいよいよ”私を全方位使う”ことに進出していきましょう!
なんで、先に
”自分らしいの定義”と”心の取り扱い”を学ぶかと言うと・・
自分らしくないことだったり、
怒りに任せて劣等感を埋めるために、
自分を使うこともできてしまうからです
きゃー!怖い!
そんなのもったいない!
・人に負けたくないから頑張る
・信用できない人ばかりだから自分で頑張る
そんなのは最初から負け戦。
自分の機能を、性能を、美意識を、
フルマックス使いこなすために
自分も周りも信頼している
フラットなゼロベースから始める。
これ大事。
・・・・・・
さて、前置きが長くなりましたが、
こちらが3回目のメイン!
7つの資質<資質表>
自分って何が構成要素なのかな?の表です。
電子レンジの取扱説明書みたいなものです。
・シンプル設計 ・火力200W ・クッキーも焼き芋も可能
みたいな感じ。
あなたのスペックはどんなで、何に使えるかな?
価値基準 これが真ん中!
あなたの人生で大事にしている基準のこと。
これに沿って人生を選びたいと思える基準。
左側 1番目
強み
成果をとる時に無意識に使っている個性。自分の武器。
ほぼ生まれつき練習しなくても何故かできてしまうこと。
・できてしまう強み:泣ける文が書けるなど能動でできること
・なってしまう強み:先生からいつも依怙贔屓されるなど受動でそうなること
・世界観の強み:お金に困ったことがないなど自分では”普通”だが優遇されていること
・存在系の強み:誰でもいるだけで場の空気が変わる、自分がいるとどう変わるか
と、バリエーションがある。
強みに関するさらなる解説はこちら。
強みとは | 強みの種類 | 強みの深さ
| 強みは世界で戦っていくための武器。
| 重要なので構造心理学とは別に強み発掘コースという
| 強みに特化したコースもあります。
| 自分の強みで成果をブイブイ取りたい方はこちらへどうぞ。
左側 2番目
能力
練習して習得した技術・力。
語学、勉強、資格、スポーツ、パソコンなど
勉強と訓練を重ねてできるようになったこと。
後天的。強みより社会性がある。
・才能:練習すると強みレベルで卓越して出来ること
・能力:練習しても普通レベル、中の上〜中の下くらいに出来ること
右側 1番目
優しさ資質
心から湧き上がってくる心の動き。
どんなものにどんな風に湧き上がるかは個人差がある。
お父さんとお母さんが教育方針が違ったりするのはここの差ですね。
・思いやり:能動的に相手へ矢印が向き何かしてあげたいと思う気持ち。
・感謝: 何かしてもらったりいてくれることに対して出てくる気持ち。
・厳しさ: 相手がその人らしくないなら許せないという気持ち。
・許し: 相手がどんな状態でも受け入れたいという気持ち。
対人だけでなく、ペットや物事に対しても湧き上がってきます。
道徳観念で曲がってしまいやすい資質です。
右側 2番目
コミュニケーションスタイル
コミュニケーションや人間関係がうまくいきやすい自分の特性。
マンツーマンがいい、対面がいい、お手紙がいい、
私が喋る方がいい、聞き手に回った方がいい、など。
コミュニケーションは
・出し手側に期待があり
・受け手側に決定権がある。
なので、怒っても、泣いても、叫んでも、
「受け取るか・どう思うか」は相手が決めること。
良好なコミュニケーションによって、
自分を分かってくれる人と
自分が分かってあげられる人が
周りに多いことは 幸せに直結していきます。
ここまでがあなたを構成している5個の要素。
そして、下の二つを使ってより拡張していきます!
センス
センスとは、自分の持っている5個の資質を組み合わせて
より大きな結果を効率よく導いていくこと。
例)
強み(美貌)×能力(秘書検定)
強み(年上に贔屓される)×能力(フランス語)
厳しさ(似合わない服は許せない)×強み(服が選べる)
など、どう組み合わせて、どんな結果を作るか
がセンスの良さになります。
素質
素質とはそれぞれの資質を伸ばし広げていくことです。
強みをもっと発掘する、
能力を伸ばす、
価値基準をもっと探す、
センスをもっと磨く、
などそれぞれを磨き、深め、伸ばしていくこと。
ここまでの7つがあなたの資質になります。
せっかくだから書き出してみませんか?
構造分解シートというのを昔作ったのがあるので
こちらにどうぞ。エクセルとPDFで入っています。
自分を知りたい!というご相談はよく受けます。
知りたければ、まずから
までのご自身の構造を
分かる限り書き出してみる!
それが、あなたのスペック表。
にんじん玉ねぎ論でもお話ししていますが、
にんじんなら自分が白くないことを恥じない。
玉ねぎなら辛味を生かすことを考える。
自分のスペックを知って、
それをもっと使っていこうー!!
と考えるのが自分を生かすこと。
むやみに資格を取ることでも
有名な大学に入ることでもありません。
≪構造心理学入門記事一覧≫
構造心理学入門②:4つのハートポイントを知ろう・心を4つに分けて考える
構造心理学入門③:7つの資質を知ろう・自分の構成要素を知る(この記事)
構造心理学入門④:7つの制約条件・あなたを縛るものは何ですか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170814/09/otonanojoshiko/45/7a/p/o0415041514004594487.png?caw=800)
海外生活を経て、自然療法家として独立。分かりやすく型にとらわれないセミナーが人気となり、全国のべ5000人にセミナー・個人セッションを開催。
2015 年から大人の女子校をスタート、半年で650人のメンバーを有し、Synapse第2位のオンラインサロンを運営。”自分らしさと強みを生かす”セミナー・ キャリアカウンセリングを数多く行い、難しい理論も説明が分かりやすいと定評がある。強みセミナーの講師育成も行っている。