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2012-02-15 03:18:04

「菓子老舗桂月堂」の「薄小倉」

テーマ:美味しいもの

寒天で直方体に固めた小倉餡を薄く砂糖でコーティングした和菓子。一口サイズの上品な感じのお菓子です。


小倉餡は小豆の風味が十分に感じられ、砂糖のコーティングも硬すぎず柔らかすぎず、甘さも強すぎず弱すぎず、全体に程よくバランスが取れていて美味しいです。


他のメーカーの同種のお菓子を食べたこともあるのですが、コーティングの厚さとか甘さ加減で本品の方が食べやすい感じがします。


松江藩七代藩主松平治郷(はるさと)公が作動に熱心で、不昧(ふまい)という号を持っている茶人。彼が収集したり好んだりした茶器の名品や銘菓は不昧好みとして現在にも伝えられています。そんなこんなで、松江には昔から美味しい和菓子が多いのですが、本品も松江のお菓子。


で、本品を作っている桂月堂でも、不昧公好みの和菓子を現在も作っています。


松江のお店ですが、新宿高島屋などでも購入できます。8個入りの小振りの箱入りになったものが扱われているので、時々買って、おやつに楽しんでいます。



公式サイト

http://www.keigetsudo.jp/onlineshop1.htm

2012-02-14 03:16:04

CHOCO-REVO~バレンタイン@2012

テーマ:美味しいもの

恒例のバレンタイン。


新宿高島屋11階催事場で開催中のフェア「アムール・デュ・ショコラ ~ショコラ大好き!~」でチョコレートを選びました。最近は、職場でチョコレートを配るということもしなくなったので、3/4は私の口に入る夫用と1口は私も食べられる息子用の2つ。


で、今年もたくさん出店している有名チョコレートブランドのブースが並ぶ中に、「チョコレボ・ガーナプロジェクト」のブースを見つけました。


日本に輸入されているカカオの約70%がガーナ産なのだそうです。カカオの生産は、西アフリカを中心に行われていますが、森を切り開いた土地でカカオの単一栽培や移動耕作をしてきたことで、森がどんどん減り、豊かな生態系が失われていっているとのこと。また、土壌の疲弊により生産性が低下し、カカオの生産に関わる人々が貧しくなる原因にもなっているのだとか。


で、そんな状況を改善するため、ガーナでは、森を壊さず生態系に大きな影響を与えない農法を取り入れることで、安定した収穫を得、そこで働く人々の収入を安定させるというプロジェクトが行われています。


ヨックモック、サージュ・ド・ローズ、、メリーといったチョコレートブランドから、このプロジェクトで生産されたクーベルチュールで作ったチョコレートが出されている他、本プロジェクトオリジナルチョコレート製品も出されています。


今回は、オリジナルのコイン型のダーク(カカオ70%)とミルク(カカオ40%)の2種類が3枚ずつ入ったものを息子用に用意しました。とってもシンプルで素直な味のチョコレートでした。たまには、こんなストレートに基本を押さえた真っ当な味のものも嬉しいものです。プロジェクトの意義云々はもちろん大切ですが、きちんと美味しいチョコレートでした。


東京近辺では、高島屋の他、小田急百貨店でも販売されているとのこと。



CHOCO-RAVO公式サイト

http://choco-revo.net/

2012-02-13 03:14:04

キツツキと雨

テーマ:映画

とある山村。木こりの克彦は、妻を亡くし、仕事に就いても長続きせずフラフラしている息子の浩一と2人で暮らしています。ある日、克彦は、伐採作業中、映画の撮影隊に出会います。無理矢理、映画制作を手伝わされた克彦でしたが、次第に、映画作りの面白さに目覚め、積極的に制作に関わるようになります。一方、新人監督の幸一は、気が小さく、現場をまとめることができずに悩んでいて...。


役所広司と小栗旬高良健吾や、ベテラン俳優の平田満、伊武雅刀、山崎努などのコミカルな演技に期待


樹々のの香りが感じられそうなほどに山村の風景を見事に切り取ってました。


木こりの克彦と映画の助監督との出会いの場面での噛み合わない会話、克彦と浩一親子の間に窺われる不器用な愛情、克彦と幸一の入浴シーンに現れる感情の交流、映画にのめりこんでいく克彦と村人たちとのやり取り...。微妙なズレと絶妙な間が笑いを生み、ほのぼのとした温かさを醸し出しています。


現場から逃げ出そうとまでした弱気な監督を情けなく思いながらも、彼を見捨てることはしなかった撮影隊の人々。彼らが制作への意欲を完全に失わずにすんだのも、克彦が映画制作に夢中になったのも、作品そのものに魅力を感じたからなのでしょう。力を合わせて一つのものを作り出すということの素晴らしさを実感できました。


あまりに現場を統率できない監督にいら立ちを隠せなかった撮影隊の面々、そして、監督でありながら気弱で言いたいことも言えない幸一。そこに映画制作に新鮮さと部外者ならではの好奇心を感じ、積極的になっていく克彦が入ってくることによって、彼らは、新しい作品を作り出すことへの情熱を取り戻していきます。そして、その中で、幸一も成長していきます。


特に、大物俳優との地元のスナックでのやり取りは、幸一に大きな自信を与えたことでしょう。このシーンと撮影のシーンの一部、ごく短時間の出演ながら、しっかりした印象を残していく大物俳優役の山崎努はさすが。


やや美しく綺麗に、そして、大人しくまとめすぎている感じはしますが、最初から最後まで楽しめました。お勧めです。


それにしても、幸一の撮っていた作品を観てみたいです。何が克彦の涙を誘ったのか、撮影隊の面々は何に魅力を感じていたのか...興味があります。DVDになったら、特典映像とかにならないでしょうか...。本作用に撮影した映像だけで作り上げるのは難しいかもしれませんが...。



公式サイト

http://kitsutsuki-rain.jp/



キツツキと雨@ぴあ映画生活

2012-02-12 02:12:02

逆転裁判

テーマ:映画

同名のゲームを映画化した作品。ゲームを知らずに観ました。


新米弁護士、龍一の事務所の上司、千尋から「長年追っていた事件の新たな証拠を見つけたので、その件について打ち合わせをしたい」と言われ、夜、事務所に行きます。ところが、千尋は頭から血を流して床に倒れていてすでに息はなく、そのそばに"考える人"の置物が転がっていました。近くのホテルの部屋から事件を目撃していたという男の証言により、事務所に居合わせた千尋の妹、真宵が逮捕されます。龍一は、彼女の無実を信じて弁護を請け負いますが...。


ゲームの世界からそのまま抜け出してきたかのような登場人物たちの造形はよかったと思います。そして、裁判のシーンもいかにもゲームの世界な感じ。3日以内で有罪か無罪かを決定するという"序審裁判"の制度も、ゲームっぽさを感じさせ、生身の人間である演技陣をゲームの世界にうまく取り込んだ点は面白かったです。


ただねぇ、まぁ、ゲームの世界の話だから仕方ないということもあるのかもしれませんが、裁判のやり方は実に荒っぽいです。道具立ては相当に近未来な雰囲気なのですが、特に検察側の強引さは、ひと時代もふた時代も昔

な感じの雑さです。まぁ、逮捕から審議の開始まであっという間、特に、DL16号事件の裁判なんて、いったん休廷して休憩したらやっちゃいましょうって簡単さ。いくら何でもな感じが満載です。


40年無敗の検事氏も、15年も銃弾を体内に入れておくって...。普通、金属が腐敗するなりなんなりして、身体に異常を起こすのではないかと...。それに、留置場の中の人間を毒殺できるほどの力の持ち主なわけで、記録を残さないように治療を受けるなんて簡単なことのような...。近未来では、留置場内の人間を毒殺するほうが簡単なのでしょうか...。


まぁ、元がゲームなので、あちこち穴だらけなのは仕方ないにしても、メリハリがなく、ダラダラとした雰囲気で、ただでさえ長い上映時間が、益々、長く感じられてしまいました。


無料で観られるTV放送でながら見するには悪くないのかもしれませんが、観るために時間を作る価値のある作品ではないような...。



公式サイト

http://www.gyakutensaiban-movie.com/



逆転裁判@ぴあ映画生活

2012-02-11 03:10:04

デンデラ

テーマ:DVD
デンデラ [DVD]/浅丘ルリ子,倍賞美津子,山本陽子
¥2,625
Amazon.co.jp


雪が積もった貧しい山村。70歳を迎えた斎藤カユ(浅丘ルリ子)は村の掟に従って息子に背負われ、姥捨ての場所であるお参り場へと向います。一人お参り場に残された彼女は、極楽浄土へ行けると信じながら体力が尽きて倒れます。やがて、カユは目を覚まし、助けられたことを知ります。彼女を助けたのは、カユより前に山に捨てられた女たち。とっくに死んだと思われていた彼女たちは、デンデラという共同体を作って生きていたのです。カユは50人目のデンデラ入居者で...。


庶民である彼女たちがそれぞれの姓を名乗っているということは、明治期以降の物語ということでしょうか。


雪に閉ざされた山の中に寒い冬に置き去りにされながら、この共同体の礎を築いたメイは相当に頑張ったということなのでしょう。


毛皮は動物を狩れば調達できるというのは分かります。鉄はどうしたんでしょうね。鉄砲とか弓矢とか、全部自分たちで作ったというのはさすがに無理があります。どっかから盗んできた...という雰囲気でもありませんでしたが...。


途中まではよかったです。特に、姥捨ての行われる背景として、村の食料などの分配が公平に行われていないことを突いた辺り、自分たちで共同体を作り上げる過程で身を以て学んだことなのでしょう。そこをもっと深めていくような展開になっていれば面白くなったと思います。彼女たちが理想郷を築き、飢饉かなんかで食を求めて山奥に入りデンデラに辿り着いた村人が深く反省するとかね...。


ただ単なる復讐にもっていこうとしたことで、物語が浅くなってしまっているし、彼女たちの頑張りに素直に共感できにくくなってしまったような...。流れ的にも不自然さがありましたし...。確かに、捨てられたことへのうらみはあるかもしれませんが、彼女たちも元気に日々を生きているわけだし、現在にそれなりの幸せな生活がある風なわけで、そこに、この強烈な復讐心というのが合わないんですよね...。


熊とか雪崩とかも、何だか違和感ありました。それが、自然の意思ということなのかもしれませんが、ちょっと、受け入れ難いような...。


それに、熊って基本的に冬は冬眠中ですよね。人食い熊っていうのもいないわけではないようですが、人に危害を加えられそうだと感じた時に攻撃に転じるというのが基本のはず。それに、人を食べるために行動しているようにも見えないのですよね。ただ、人を襲って面白がっているようにしか見えず...。何だか違うような...。


中心的な役柄の女優陣の厚めメイクも気になりました。あの環境とは全くあっていませんからねぇ...。それに、もっとナチュラルな感じにしても十分に美しい人たちのような...。


演技はさすがだったと思うのですが...。


面白くなりそうな要素をいろいろと抱えながら残念な結果に終わってしまった作品。もったいないです。やり方によっては、この高齢化社会に希望をもたらすような作品になりえたと思うのですが...。



デンデラ@ぴあ映画生活

2012-02-10 08:02:08

日輪の遺産

テーマ:DVD
日輪の遺産 特別版 [DVD]/堺雅人,中村獅童,福士誠治
¥4,935
Amazon.co.jp

浅田次郎の同名小説を映画化した作品。


1945年8月10日。帝国陸軍の真柴少佐は、軍トップに呼ばれ、ある極秘の命令を受けます。それは山下将軍がマッカーサーから奪い取った900億円もの財宝を、陸軍工場に移送し隠すことだった。やがて作戦のため20名の少女が集められ...。


様々な形の隠し財産を巡る伝説は枚挙にいとまがありません。


徳川家の財宝を巡って日本各地のあちこちが掘り返されたこともありました。


で、本作は第二次世界大戦終戦後、日本を占領した米軍のトップとして来日したマッカーサーに纏わる財宝の物語です。このお話自体は原作者、浅田氏の創作したフィクション。


GHQのM資金を巡る情報など、この手の物語はいろいろあるワケですが、本作の財宝もいかにもな雰囲気を醸し出しています。


ただ、本作を見る限りでは、お宝が金塊なんですよね。あれだけの容積の金の延べ棒というところが難点でしょうか。そこそこの大きさの木箱。箱だけでもそれなりの重さがありそうですが、その中に金の延べ棒、ということになれば、相当な重量になるはず。12、3の女の子たちに運ばせるというのは、かなり無理があるような...。


彼女たちが選ばれた背景について詳しく触れられていないこともあり、何故、彼女たちだったかという点で疑問が残ります。同じ子どもを使うにしても、中学生男子の方が役立つと思うのですが...。いくら、当時の日本軍が非常に非効率な精神論重視の組織だったとはいえ、これでは、あまりに作業が進まなそうな感じがします。


それに、そもそも、かなり厳しい状況にあった東南アジアの戦線からあの莫大な金塊を日本に運び込んだということ自体に無理があったような...。


原作では、その辺り、もっと巧く処理されているのでしょうか...。


現在の描き方にも違和感ありました。もっと減らしても...、もしかしたら、なくても良かったかと思いますし、現代を描くなら、「おじいちゃん」の正体を明らかにするまでにもっと引っ張っても良かったと思います。


真柴少佐を演じた堺雅人のひょうひょうとした感じは「実戦経験のない(毛並みの良さで地位を得たと思われる)将校」の味を巧く出していたとは思いますが...。


全体としては引っかかる部分が多く、折角のドラマの力が削がれてしまった感じがしました。



日輪の遺産@ぴあ映画生活

2012-02-09 06:02:03

ボイスケアのど飴/カンロ

テーマ:優れもの
カンロ ボイスケアのど飴 90g/カンロ
¥価格不明
Amazon.co.jp


乾燥しやすいこの季節。他の時期に増してのど飴の存在が頼もしく思えたりする頃ですが...。


国立音楽大学とカンロが共同開発したという触れ込みののど飴「ボイスケアのど飴」の存在を知りました。昨年10月末に袋タイプがリニューアル発売され、同時にスティックタイプが新発売されたとのことなので、袋タイプはもっと前からあったということなのでしょう。


よく話す人、よく歌う人向けということで、なんだか効能あらたかな雰囲気。なめてみると、なるほど、のどスッキリでした。従来のものよりも、声を出すのがスムーズになる...ような気がします。


話したり歌ったりしなければならないのにのどの調子が悪くて...という状況に、とってもお勧めです。


味については、決して、美味しいというものではありませんでした。飴というよりは、薬という印象の味。もっとも、それが、効く感じにさせるのかもしれませんが...。


インターネットでいろいろと情報を探すと普通のドラッグストアやスーパー、コンビニ等でも販売している...様子なのですが、売れてしまっているのか、取り扱いがないのか、いまだに、ほとんど見かけたことがありません。昨年末頃、都営新宿線新宿駅の改札の近くにある京王電鉄系のコンビニで売っているのを見かけたのですが、年明け頃には見かけなくなり、その後、見ていません。


通販で入手する方法もあるようですが、他に何か買うついでならともかく、飴だけを通販で...というのもねぇ...。早く、普通のコンビニなどで買えるようになって欲しいものです。



ボイスケアのど飴公式サイト

http://www.kanro.co.jp/voice/index.html

2012-02-08 20:42:26

ついに新しいPCを入手!

テーマ:ブログ

1月半ばにパソコンが突然起動しなくなるという大事件が起き、 新しいPC購入手続きをして、ひたすら、首を長くして待つこと約3週間。ついに、新しいPCが納品されました。


購入手続きをしたときには、納品予定日として2月16日と提示されていたのですが、6日、Sonyストアから"納品日の変更"のお知らせメールが入りました。1週間以上、早まって今日になるとのこと。30分ほど前に帰宅し、マンションの宅配ボックスに届いていたPCを受け取り、セッティングを終了し、これが新しいPCからの初めての投稿です。


イマドキ、職場のPCは私用には使えないし、この間、キンコーズやMBEやネットカフェで、最低限必要なPC作業をする日々。


自宅に自由に使えるPCがあることの幸せを噛みしめています。つくづく、PCがないことの不便さを実感しました。まぁ、自宅でPC作業をしないと、結構、時間的なゆとりがあるということにも気づきましたが...。

2012-02-07 07:02:12

さや侍

テーマ:DVD
さや侍 [DVD]/野見隆明,熊田聖亜,竹原和生
¥3,990
Amazon.co.jp


とあることがきっかけで、自ら侍として戦うことを拒絶し、刀を捨て、鞘しか持たない"さや侍"野見勘十郎。そんな父を軽蔑し反発する娘たえ。二人は行くあてもない流浪の旅を続けていました。無断で脱藩した罪に問われていた勘十郎には懸賞金が掛けられており、遂に捕らわれるのですが、捕まった藩の殿様は相当な変わり者として世に名を馳せていました。殿様の眼前に連行された勘十郎は、"30日の業"に処されます。母を亡くした後、笑顔を忘れた若君に笑顔を取り戻させれば無罪放免となるということでしたが...。


何だったんだろうって作品でした。


若君を笑わせるという課題に取り組んでいた...はずですが、肝心のご本人に全くその気が感じられません。娘はその父のことを「刀を持たずに戦っている」と評するわけですが、全然、戦っているようには見えません。ネタを考えるのも全て他人任せ。自分はただ与えられたことをするだけ。大体、あんな表情でネタをやられても笑えないですよね。


特に、カステラを届けるってやつ、若君の方からは障害を乗り越えていく姿が全く見えない訳ですよね。誰のために、何をやろうとしたんだか。


それに、あのラスト。あんなことをすれば、娘の心に大きな傷を与える事くらいわかるでしょうに。彼は、娘に恨みでもあったのでしょうか。


折角、娘は「刀を持たずに戦う父」を評価するようになってくれていたのに、何故、それに応えようとしなかったのか。父を支えようと必死になった娘の気持ちも、いろいろと知恵を絞ってくれた見張り役たちの頑張りも、応援してくれた市井の人々の思いも裏切った理由がよく分かりませんでした。


もっとも、この主人公の独りよがりな感じは、本作の監督にも通じるものなのかもしれません。


本作を面白く観るためには、この父の姿を「戦っている」と解釈できる娘のような目線を持てということなのでしょう。でも、その役割を料金を払って観ている観客に求められてもねぇ...。


大日本人 」や「しんぼる 」に比べればマシな感じはします。で、マシになった分、逆に変にフツ~になってしまった感じもします。映画作品として面白くはなかったけれどオリジナリティは感じられた前2作に比べ、特色が感じられない今作。監督が松本人志でなければ、話題になることもなかった作品なのではないかと思います。


ただひたすら残念な作品。唯一、見所があるとすれば熊田聖亜ちゃんの可愛らしさでしょう。



さや侍@ぴあ映画生活







http://cinema.pia.co.jp/tb/tb?movie_id=155956

2012-02-06 04:03:08

マシンガン・プリーチャー

テーマ:映画

アフリカで内戦に巻き込まれている子どもたちのため、スーダンに教会と孤児院を建設した実在の人物、サム・チャイルダースの半生を描いた作品。


麻薬とアルコールに溺れ、事件を起こして服役。出所後も生活の改まらないサムでしたが、ある出来事をきっかけにキリスト教への信仰に目覚め、よき夫、よき父として家族を守るようになります。ある日、教会でアフリカで活動する牧師の話を聞き、興味を引かれた彼は、スーダンを訪れます。そこで、子どもたちが置かれている厳しい状況を知り、子どもたちのために孤児院を建設することを決意します。早速、行動を開始したサムですが、敵対する勢力からの執拗な攻撃を受け...。


敵からの攻撃を受けている場合、それに対抗して反撃をしたとしても、その行為を悪とは言えないでしょう。銃を突きつけられ殺されそうな状況で、それでも、その相手に反撃し、相手を殺すことは悪だと自信を持って言える人など多くはないでしょう。


けれど、どんな理由があっても、暴力は暴力しか生まず、憎しみは憎しみしか生まないのです。そして、時として、自分の側に正義があると信じている、しかも、それが神の意思にかなっていると信じ込んでいる者の暴力は止まることなくエスカレートするもの。


武器で反撃する以外にどんな方法があるのか...そう問われれば答えに窮してしまうのも事実。けれど、"仕方がない"という言い訳のもと、自身に暴力や憎しみを許していたら、その暴力や憎しみは自分の心をも傷つけていくのです。


そういう意味では、やはり、暴力に対して完全に勝利するための闘争方法があるとすれば、非暴力の戦いでしかないのでしょう。ガンジーやマンデラが行ったように。ただ、そのためには、並外れた精神力と忍耐力と勇気を必要。サムにとっては、かなり難しそうな道です。もちろん、サムでなくても、多くの人にとって困難極める道なのでしょうけれど...。


憎しみの心は相手にも向かいますが、自分自身にも向かい、自分を、そして、周囲の人間の心にも傷を与えます。その辺りの痛々しさが丁寧に表現されていて胸に沁みます。


そして、信仰というものの危うさ。まぁ、古来から宗教は多くの戦いの原因を作ってきたわけですが、本作で描かれる内戦においても宗教が一枚噛んでいます。それも、同じ神を信仰するキリスト教とイスラム教が。


さらに、信仰に目覚めて改心したはずのサムが、その活動に入れ込むあまりに、元の乱暴者に戻っていく辺り。神様の力をもってしても人間を本質から変えるのは、なかなか、難しいということでしょうか。けれど、この”そう簡単に変わらない”という点を冷静に描いた辺りが、本作の見所かもしれません。


ただ、気になったのは、キリスト教勢力がイスラム勢力に一方的に攻撃されているかのような語り口。これは、違うのではないかと...。お互い様な部分も多いのではないかと思いますが...。ここは、神と正義を背景に世界の警察を自認してきたアメリカらしい見方なのかもしれません。


制作者の意図がそこにあったかどうかはわかりませんが、サムやアメリカの問題の解決手段を暴力や武器に頼ってしまうあり方の愚かさを浮き彫りにする作品にもなっていたと思います。


作品としては見応えありました。実話ベースならではの迫力も感じられましたし、サムを演じたジェラルド・バトラーの狂気を含んだ演技も印象的。


なかなかお勧めです。一度は観ておくべき作品だと思います。



公式サイト

http://mgp-eiga.com/



マシンガン・プリーチャー@ぴあ映画生活

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