クロモジ茶

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先日、埼玉県、長瀞にある宝登山神社に行ってきました。山頂にある奥宮まで行ってきました(といっても、ロープウエイですが...)。

 

お守りなどを頒布している社務所を兼ねた建物とラムネなどちょっとした飲食物を売っている建物(坂本売店)が並んで建っていて、商品名と価格が書かれた札が貼られていたのですが、気になったのが「クロモジ茶 200円」。結構、暑くて、汗もかいたし、喉も乾いたし...ということで、頼んでみました。

 

あまりクセがなくあっさりした味。後味がすっきりして、とても飲みやすいお茶でした。ちょっとばかり汗をかいた時や暑い日の水分補給にはぴったりな感じがしました。

 

お店の方のお話によると胃腸に良いのだとか。(後で調べてみたら、他にも、肌に塗ると皮膚病に効くといった効能があるようです。)

 

クロモジは関東地方以西の山地に自生するクスノキ科の落葉低木で、その小枝や根、葉を乾燥させたものを煎じるとクロモジ茶。

 

帰ってから、検索してみたら、色々なところで製造、販売されているようです。

 

他所の土地に行って、美味しくて感激したものを買って帰って、飲み食いしてみたらがっかりということは少なくなく、やはり、旅先だからこそ、その土地で飲食したからこそ、美味しく感じられるということはあるワケで、日常に戻って飲んでみてどう感じるかは微妙だったりもしますが、ちょっとお取り寄せしてみたくなったりしています。

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ニュートン・ボーイズ

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1919年から24年の間に、テキサスからカナダにかけて80を超える銀行を襲い、さらに当時としては史上最大の郵便列車強盗となる300万ドルという大金を奪ったアウトロー4人兄弟の実録ドラマ。

 

1919年、テキサス州コーヴァルド郡。刑務所を出所したウィリス・ニュートンが、母親と弟2人がいる故郷に帰ります。ある日、ウィリスは、刑務所時代の仲間と銀行強盗をします。失敗に終わりますが、この時ニトロで金庫を爆破する方法を思いついたウィリスは弟を呼び寄せ...。

 

兄弟で組んで強盗をするのですが、とっても結束が固いというか、他人を信用しないというか...。

 

面白いのは、エンドロールで、モデルとなったご本人たちが、テレビ番組に出演したり、インタビューを受けている映像が出てきます。そのあっけらかんとした雰囲気やご本人たちの罪悪感のなさに驚かされます。アメリカ人は、先住民から土地を奪って国を建てたワケで、事件が起きた頃は、まだ、西部開拓時代の名残があったのでしょう。基本的に、強い者が力づくで奪っていくという行為を是としていた価値観が反映されているのかもしれません。

 

そんなところも含めて、4年間で80回の銀行強盗とか、当時として史上最大の列車強盗という罪の大きさを考えると信じられないほど、ユルユルとしています。

 

コミカルでテンポも良く、左程、退屈することもなく観ることはできます。そして、エンドロールで驚かされますが、映画作品としては特筆することもないような...。まぁ、悪くはないといったところでしょうか。

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チャーリング・クロス街84番地

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ヘレーン・ハンフの自伝的小説、舞台劇を映画化した作品。原作は未読です。

 

NY在住の劇作家ヘレーヌが広告で観たロンドンの古書店に稀覯本の注文を出すと、丁寧な返信と共に目当ての本が送られてきました。喜んだ彼女は、その古書店主に返事を書きます。その後20年以上に渡って文通を続け...。

 

距離が離れたところにいる人との一般的な通信手段が手紙だった時代のオハナシ。イマドキの若者には、解説が必要な状況だと思います。考えてみれば、携帯でEメールのサービスが始まったのが1999年。"文通"が人と人が繋がる普遍的なあり方だった時代は、それ程、"大昔"ではないのですが、それでも、Eメールが普及した頃に青春以上だった人にとっては、想像しにくい状況かも知れません。

 

それはともかく...。

 

NY在住のヘレーヌとロンドンの古書店のスタッフの遣り取りを通して、アメリカとイギリスの文化風習の違いや当時の時代的背景や風俗を丹念に浮かび上がらせていきます。そして、そんな異なる文化の相手を思い遣り、時には、遠慮のない注文を付けながら交流を深めていく様子が心に沁みます。

 

特に大きな事件が起こるわけではなく、手紙のやり取りを通して静かに交流が深められていきます。実に地味な展開ですが、ヘレーヌ役のアン・バンクロフトと文通の主な相手となる古書店スタッフ、フランクを演じるアンソニー・ホプキンス、そして、出演時間は短いもののしっかりと存在感を示しているフランクの妻、ノーラ役のジョディ・デンチ。それぞれが力のある演技で見せてくれています。

 

ところどころに織り込まれるユーモラスな遣り取りも素敵。"アメリカ人が夢見る理想のイギリス"を感じさせる部分もあったりしましたが、チャーリング・クロスに行ってみたくなったりもしました。

 

観てよかったです。きっとずっと忘れない作品になると思います。お勧めです。

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炭火焼 たまり巻

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醤油はあっさり目で流石に京都の有名店な上品な味。そして、お米の風味や海苔の香りがしっかりと感じ取れます。

 

販売元のサイトを見ると、他にもいろいろなあられ、おかきが販売されています。ポチッとしたら最後、やめられないとまらないになることが怖くて、必死にこらえています。でも、あまり長くは我慢できないかも...。

 

京都 鳴海屋公式サイト

http://www.kyotonarumiya.jp/

 

暗黒街

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一匹狼の強盗ブル・ウィードは、浮浪者の男にロールス・ロイスと名前を付けて自分の手下にします。ブルの愛人フェザースとロイスは互いに愛し合うようになりますが、ブルへの忠誠心から一線を越えることはしません。ある日、フェザースを力ずくで襲おうとしたマリガンをブルが撃ち殺し、裁判で死刑となりますが...。

 

1927年の作品。90年前の作品で、無声映画です。

 

最初の"ギャング映画"と言われている作品だそうです。確かに、ブルはギャングですが、彼のギャングとしての活躍が描かれているというより、ブルとフェザースとロイスの三角関係を描いたメロドラマといった雰囲気。

 

そして、時代もあるのか、フェザースやロイスの"昔気質"な雰囲気は、"不倫は文化"になって久しい今、却って新鮮で清々しかったりもします。

 

ラストのセリフが輝やいています。人の生きる意味、人生の在り方について考えさせられる重みがありました。このブルの想いは、時代を超えて私たちの心に刺さります。

 

サイレントで、時々、一面にセリフが書かれた画面に挟まるのですが、最初は、普通の映画と同じような映像の合間にその字幕を読んで映像に戻るという作業に馴染めず、少々、戸惑いました。

 

セリフがない分、派手というか表情や動作が過剰になりがちな俳優たちの演技にも違和感を覚えたりもしましたが、そんな"サイレント映画の文法"に慣れていくと、結構、面白く観ることができました。

 

観ておいて損はないと思います。

その男、凶暴につき

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ビートたけしが初めて北野武名義で監督した映画作品。

 

39歳の刑事、我妻諒介は、ある事件の主犯格の少年宅に押し入り、殴る蹴るの暴行を加え、少年を無理矢理自首させます。そんな順法精神の欠片もない我妻は署内でも異端視されていました。ある日、一隻の釣り船で麻薬売人の柄本が惨殺死体となって発見されます。我妻は、捜査を進めるうち、青年実業家、仁藤と我妻の親友であり、防犯課係長でもある岩城に辿り着き...。

 

タイトルにあるように"凶暴な男"が登場します。"その男"だけでなく、この男もあの男も...。暴力的な男たちが何人も登場します。そのために暴力シーンがたっぷり。次々に人の命が奪われます。けれど、物語自体は、淡々と粛々と進んでいきます。ラストでの主人公は、お約束通り、結構、不死身だったりしますが、基本的には、あまりに呆気なく死んでいきます。そんなところに下手にドラマチックに盛り上げないリアルが感じられます。

 

一方で、このドライな雰囲気が、人物描写の薄さに繋がってしまっている感じもします。個々の人物の背景があまり描かれず、言動の裏にあるものが伝わってこないため、"何か徹底的なこだわりがあって常識や世間や規則から外れてしまっている"というよりも、"独りよがりなガキ"のように見えてしまいました。

 

1989年の製作ですから、28年前の作品。それ程、昔の作品ではないです。その頃を知っている人が今の時代に相当数生きている程度の"昔"です。でも、インターネットもなく、携帯電話もなく、最先端の情報伝達手段がポケベルで...。本筋とは関係のないところですが、通信手段の進化の速さを実感させられました。

 

ところどころに、あまり必要性を感じられない無駄とも思えるような描写があり、冗長な印象も受けましたが、独特のザラッとした肌触りは印象的でした。

 

北野武は、映画監督より、俳優としての才能の方が上なのではないかと思ったりしましたが...。寺島進、岸部一徳、白竜、佐野史郎、遠藤憲一...、他の俳優陣もそれぞれに印象的でした。

 

今まで、あまり北野武の監督作品は観ていなかったのですが、少しずつ、観てみたいと思います。

堅焼きあられ 大岩巻

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半年位前に初めてその存在を知り、その後、時々食べています。

 

商品名の通り、岩のようなゴツゴツした仕上がり。"堅焼き"となっていますが、食べるのが大変というレベルではありません。ちょっと濃い目の味ですが、噛んでいくと米の風味と醤油の旨みが口の中に広がります。海苔の香ばしさとのバランスが良く、美味しいです。

 

家に置いてあると、つい夜に食べたくなってしまったりして、ダイエットの敵でもあります。なので、本当は、あまり手の届くところに置いておきたくないのですが、時々、つい買ってしまったりしています。

 

 

製造販売元の遠州屋公式サイト

http://enshuya.jp/

 

通信販売サイト

http://engasane.jp/SHOP/EG-O-030.html

 

聲の形

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大今良時の同名漫画を映画化した作品。原作は未読です。

 

ガキ大将の小学校6年生、石田将也は、転校してきた聴覚に障害がある西宮硝子に興味を惹かれます。しかし、硝子とのある出来事のために将也は孤立し、心を閉ざします。5年後、高校生になった将也は、硝子のもとを訪れ...。

 

硝子と将也。自己評価が低くいつも罪悪感を抱えていたり誰かに謝ったりしています。

 

川井さんのキャラクターも効いています。多分、彼女は嘘つきなのではなく、自分のなりたい"善い人"として皆の中に存在したくて都合よく記憶を塗り替えているだけ。とても自然に自分を美しくイメージできる人で、その場その場では彼女にとっての真実を言っているのでしょう。

 

植野さんは、自分の正しさを貫こうとする正義の人。そもそものイジメのきっかけを作っておきながら、きちんと反省したり謝ったりはしていないけれど、彼女の事実の捉え方には真実を突いている部分があります。それで彼女の行為が正当化できるとも思いませんが、やたらと謝る硝子に苛立つ気持ちも分かります。植野さんは、イジメが始まった元凶でもありますが、最初はかなり積極的に硝子を手助けしていました。傍観者でなく積極的に関わろうとしたからこその硝子に対する苛立ちがあったのでしょう。彼女なりに周囲を"良い方向"に変えていきたいという想いの強さが不器用さに繋がってしまったのかもしれません。

 

そして、植野さんは硝子を「テメーの頭ン中でしか物事を考えられないやつ」だと非難しますが、それは、植野さんも同じ。その結果として周囲にその原因を見出して周囲を非難するか、自責の念に駆られて周囲に誤るか、表面に出てくる行動は逆ですが、似た者同士でもあるのです。植野さんの硝子に対する感情には"同族嫌悪"的な面もあるのでしょう。

 

小学生時代の硝子に対するイジメの場面など、かなりシビアで、観ていて辛くなるレベルだったりします。イジメの部分や硝子に聴覚障害があることのインパクトが強く、その部分が目立ってしまった感じもありますが、それがメインテーマというよりも、コミュニケーションを取りたくても取れない人々の物語なのでしょう。

 

将也の硝子への贖罪、硝子の将也への贖罪というよりも、将也が彼自身を、硝子が彼女自身を許し、受け入れるまでの物語なのだろうと思います。

 

完全なる悪意がなくても、むしろ善意に溢れればこそ酷い状況が生まれることがあり、善意や正義感が人を追い詰めることもあるけれど、悲劇の後にも人は再生し立ち上がることができるということなのかもしれません。

 

コミュニケーションを取ろうとすれば軋轢が生じることもあれば、傷つけあい、時には大きな後遺症がもたらされることもあるけれど、それでも、コミュニケーションを取ろうとすることでしか人は救われないのかもしれません。

 

そして、人はそう簡単に変われるものではないけれど、それでも、関係を良くすることはできるということ。そこに希望があるように思えました。

 

なかなかの傑作だと思います。是非、観ておきたい作品。お勧めです。

 

原作も読んでみたいと思います。

ダーティ・グランパ

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1週間後に挙式予定のカタブツ弁護士ジェイソンは、祖母の逝去の知らせを受けて葬儀に参列します。彼は一人残された祖父ディックに強引に誘われ、祖父母の思い出の場所フロリダへ旅に出ます。ところが、ディックは40年ぶりの独身生活をエンジョイし、朝から酒浸りで葉巻を吹かし、ナンパに明け暮れ...。

 

破天荒なおじいちゃんが、あまりにカタブツで、自分の本心とは異なる生き方を選択しようとしている孫を心配し、本当の自分に戻るための手助けをする...というストーリー。それ自体は、どこかで見聞きしたようなオハナシではあるものの、それなりに"イイ話"だったりはします。

 

大御所なロバート・デ・ニーロにとって、下品で無茶苦茶なディックを演じるのは、結構、刺激的な体験だったりしたのかもしれません。楽しそうです。

 

ジェイソン役のザック・エフロンも惜しむことなく肉体美を披露し、"オシリ"も大活躍です。

 

名優が頑張っていて、笑える部分もあるのですが、それでも、あまりにお下劣で、正直、やり過ぎ感がきつくて、全体としては素直に楽しむことはできませんでした。

 

ジェイソンの婚約者にしても、確かに自分の思い通りにジェイソンを動かそうとする傾向が強く、我儘で切れやすいところも付き合い難そうな感じはしますが、そんなにイジメられなければならないほど悪いヤツかと言うとそうでもないような...。

 

残念ながら、スッキリと気持ちよく観終えることができるラストでもありませんでした。

 

他ではなかなか見られないロバート・デ・ニーロを見られるという点では価値があるかもしれませんが、まぁ、スルーしても惜しくはない作品だと思います。