坂東三十三カ所観音霊場、第32番札所の音羽山清水寺(京都ではなく、千葉県いすみ市)にお参りした際、最寄り駅の長者町駅から徒歩50分の道中で見つけました。

 

 

 

 

科名と属名:キク科ハハコグサ属
学名:Pseudognaphalium affine

英名:Jersey cudweed

和名:ハハコグサ(母子草)
分類:越年草(二年草)
草丈:15~40cm
開花期:4月~6月

 

 

中国からインドシナ、マレーシア、インド、平地から低山に分布します。日本では北海道から九州にかけて全国に見られます。古代中国または、朝鮮半島から帰化したと言われています。

 

日当たりのよい野原、道端や畑、住宅地、田んぼなどでよく見られます。

 

春の七草の御形(ごぎょう)で、茎葉の若いものを食用にします。七草がゆに入れたり、餅に混ぜて草餅にしたりします。現在の草餅はヨモギが使われていますが、草餅にヨモギが使われるようになったのは、平安時代、江戸初期、明治時代など諸説あります。

 

薬草として、咳止めや去痰にも利用されています。花期の地上部の茎葉には、フラボノイドの一種であるルテオリン・モノグルコシド、フィトステロール、硝酸カリ、カリウム塩などが含まれています。