筑波山で見た花、第三弾。

 

群れになって咲いている小さな白い花が可愛らしかったです。この時期、多くの丘陵地帯や山麓で見られる花で、筑波山でもあちこちで見かけました。

 

 

 

 

 

科名と属名:キンポウゲカ科イチリンソウ属
学名:Anemone flaccida

英名:wind flower

和名:ニリンソウ(二輪草)
分類:多年草
草丈:15~25cm
開花期:3月~5月頃

別名:フクベラなど

 

 

春に丘陵地帯や山麓で見ることが多い、春を代表する山野草のひとつです。主に山地の林床などに群生します。

 

春の若葉は山菜に利用されます。

 

初夏に入るまでに、出芽、葉の展開、開花、結実と進み、地上部は枯れてなくなり、休眠状態に入ります。そして、秋には翌年の芽の形成を始めます。春先の短い間だけ姿を現し、花を咲かせた後に地上部から見えなくなり、スプリング・エフェメラルとも言われます。

 

多くは1本の茎から花が2輪ずつ咲くため、同じ属で一輪の花をつけるイチリンソウに対し、「二輪草」の名が付けられました。ただ、常に2輪の花をつけるとは限らず、1~4輪の花をつけることがあるようです。また、2輪の花をつけるといっても、同時に咲くのではなく、7日ほどの間隔をおいて開花します。1番めに咲いた花が見頃の状態のとき、第2、第3の花はまだ咲き始めだったり、ツボミの状態であることも少なくありません。