●整体をはじめた私 その５
私が整体を始めるまでに、参考になった治療院、整体院を紹介します。
特に印象に残っているところは、今のベースになっています。
やっぱり自分でいいなぁ、と思ったことをやっているものですね。
もし、興味がありましたら読んでください。
シリーズで書いています。
またまた群馬です
有名な知る人ぞ知る先生は何故か群馬に多いですね。私が行った中で一番印象が強い治療院です。
沼田インターを降りて、山道を走ること４０分ぐらいでしょうか？地図がなければたどり着けないようなところにあります。
自宅で開業されていて、表札に「〇〇療術院」とかいてありました。のどかなところでしたので、駐車場はそこらへんです。陽気のいいころで、がらがら～とあける玄関は開けっ放しでした。
入ると畳の部屋に患者さんがまっています。その奥に畳の部屋を真ん中でびょうぶで仕切って、２人の先生が治療しています。先生とその奥様でした。
予約制
初めて行くときは「とりあえず来てみてください」と名前だけ聞かれます。
土地もわからないし、時間が読めないからでしょか？初診は他の患者さんの合間に診てくれます。
次回から何時と予約を取って帰ります。当時は新潟に住んでいましたから、２時間ぐらいかけて通いました。治療の日はお休みを取らないと行けませんでした。
先生が最初に見てくださって、そのあと奥様が治療してくれます。そして、肝心なところは先生が見てくださる。といった感じでした。
カッピングを使った療術
球玉とかカッピングと言ったりしますね。ガラスのビンを真空にして、皮膚に貼り付けるものです。
（こんなかんじです）
ここの治療院のやり方は、貼り付けるだけじゃなく、貼り付けたまま関節を動かすのです。
これがまた、とんでもなく痛い！おもわず声が出てしまうほどでした。
当然背中にはあとが残ります。
２週間ぐらいは消えないですね。消えないうちにまた次の治療が始まるので、体はあざだらけになります。
まずは肩から
治療室は少し歩いて先生のところに行きます。その間に先生は判断するようで、わずか２～３秒のことです。それを奥様に指示して、カッピングが始まります。
まずは肩を緩めないといけないらしく、左肩周辺にカップして、肩の関節をいろいろ動かされました。超痛かったです。
時間にすると３０分ぐらいでしょうか？マッサージ的なことは一切なく、ただカップして関節を動かす。その動かし方は、どうなっているのかわからないぐらい巧みなものでした。
次に股関節
２回目は股関節の調整でした。左股関節です。これもまたすさまじく痛い！内ももに容赦なくカップされ、これまたどうなっているのか？わからない巧みな動かし方で調整され終了。
３回目もまた肩でした。なんでも股関節と肩は関係があって、どっちか動かないと両方動かないことになるらしいのです。
この考えに私は支持します。
肩は股関節が動かないと可動域が縮小します。
四十肩なども股関節の動きを出していけば、治療が可能だと思っています。
最終的に左足
３回目が終わると先生が、「これで力は抜けたと思うが、左足を治さないとまた繰り返すよ」と仰っていました。
それまでは奥様がずっと治療してくださったのですが、いよいよ、先生の出番です。
最後の決めや最初の診断は先生がやるみたいで、途中は奥様にやっていただだきました。
３回目が終わった頃には、肩は軽く、腰がとにかくラクでもうこれでいいのでは？と素人判断していました。
股関節の動きを出すとこれほど体は楽になるものかとその時ハッキリわかったのです。これが後々、私の股関節説につながります。
股関節はとても大きな関節なので、動かすのも大変です。また大きな筋肉が沢山ついていますので、緩めるのも骨が折れます。それでカップを使った方法がでてきたのかな？と推測しています。
最終日
次で最後と言うとき、なんと先生がお亡くなりになってしまいました。かなりご高齢だったとおもますが残念で仕方がありません。
その後奥様が一人で続けていたらしいのですが、やっぱり決めは先生でないとダメだと知り合いは言っていいました。
確かに先生がやるとそれほど痛くないのです。これが不思議なのですが、同じようにやっていると思うのですが、なぜか痛くない。
最後の調整をしていたら私のからだはどうなっていたのでしょう？これは永遠になぞのままです。≫その６に続く
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