おはようございます
子どもたちの低体温、ニュースや雑誌の記事で取り上げられたりしてますが、実際のところはどうなの?気になりながらも、具体的なデータを調べてなかったので、なかば疑問に思ってました。
そんな折に、ある中学校の先生から、生徒たちに体温測定を1週間行なわせたとの話をうかがいました。保健の授業で、「自分のからだについて知る」ためのものだったとかで、登校前に体温を測らせたもの。
その結果、35℃台の生徒が3分の1くらいいたそうです。もっとも、体温は朝が一番低いものなので、それをそのまま低体温だと言いきるには、ちょっと無理はあるのですが、それにしても3分の1は多くない?
「熱があって、しんどいから早退したい」という生徒の体温を測ると、37.2℃程度だった…なんていう話もうかがいました。
38℃ならわかりますが、37℃そこそこで?中学生なら平熱の範囲内だと思うけど、まぁ、ふだんが35℃台なら、無理もないことなのかしら。
小学校の先生に話をうかがうと、やっぱり似たような感じ。プールのときに体温測ると、やっぱり35℃台の児童がいるんだとか。
そういえば、文部科学省が行っている体力測定 でも、昭和の間は伸びてきていた記録が、平成になって落ちてきているとか。つまり、平成の子どもたちは、筋力低下しているってことよね?
筋力低下と体温低下、関係大いにありです。だって、体温をつくるのは筋肉だもの。
目覚めてすぐ、からだを動かさないうちに測る基礎体温は、心拍とか、呼吸とか、消化管活動とか、内臓の筋肉運動がつくってますけど、起き上がってからは、骨格筋の運動が加わるから、体温も上がるのが普通。
だけど、筋力低下していると、十分に体温をつくれない。だから、体温が十分に上昇しないままで、35℃台ってことになっちゃうんじゃないの?
テレビゲームや塾通いで運動不足だとか、食事のバランスが悪くてミネラル不足だとか、低体温の原因としていろいろ言われてます。もちろんそれもあるでしょう。
でも、小さいときに大事にし過ぎっていうのもありかなぁ。今は、冷暖房が整ってて、快適すぎちゃうことが問題。乳幼児のうちに、寒いのと暑いのとをちゃんと体験してないと、体温調節機能が十分に発達しないのよね。
それと、子どもたちが外で駆けまわれる環境が減ってることも、大きな問題。昔は、子どもたちだけで外で遊ぶのは普通だったけど、今はあぶない人とかも多くて、なかなかそれができないものね。
つまり、小さいときからの蓄積が、中学生にも及んでるんじゃないかと思う次第です。体力もなくて、体温も低い、彼らの将来が心配だぁ。私たちがしてあげられること、考えなくちゃね。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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