『養生訓』 根菜類の調理(巻四12) | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

「胃の虚弱なひとは、大根、人参、芋、山芋、牛蒡などを薄く切って、よく煮て食べるとよい。大きく厚く切ったものや、十分に煮えていないものは、みな脾胃を悪くする。一度薄い味噌か薄い醤油で煮て、その汁にひたして半日か一晩の間置いて、ふたたびその汁で煮れば、大きく切ったものでも害がなく、味もよい。鶏肉や猪の肉なども、このようにして煮るべきである。」


「魚と野菜の調理」 でも同様のことをおっしゃっていた益軒先生、ここでは先生おすすめの調理法も述べられていますね。「肉類はひかえめに」 の解説に書きましたが、日本人は大陸の人たちに比べると脾胃が弱い。そのため、先日の「餅やだんごの食べ方」 もそうですが、『養生訓』には脾胃をまもるための情報がたくさん出てきます。


↓これらはその一部です。

「虚弱な人と栄養」

「湯茶の飲み方」

「夏は生もの・冷たいものに注意」

「脾胃の好む十一品目」

「脾胃の嫌う十三品目」

「脾胃の弱い人の食べ物」

「脾胃の弱い人の魚の食べ方」

「暴飲暴食の戒め」

「塩酢辛を少なく」

「脂肪の多い魚はいけない」

「多く食べてはいけなもの」


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


春月の『ちょこっと健康術』-小菊